バイトの男の子から口説かれるお話。貴女が彼氏と別れたことを聞いた彼は、やや唐突に下心を覗かせてきて…？

店長〜…店の片付け、終わりましたけど〜…


あ、はい。全部完璧っすわ。見てくださいよ、俺の仕事ぶり。


…でしょう？まぁ、これでも一応、ベテランバイトなんで。これからも頼りにしてください。つっても、一年程度ですけどね。


…え？勉学の方？それは、まぁ、ボチボチってとこで…はい…


はは…大丈夫ですって。赤点は取ってないですから、とりあえず…


それより店長…今日も髪、触らしてもらっていいっすか？


あ、ズルいっすよ、その言い方。俺、店長が眠りこけてる間、一人で全部片付けしてたのに…


はーい、ありがとうございまーす…んじゃ、少しだけ失礼して…


(彼女の髪を撫でる)


やっぱ綺麗っすね、店長の髪…サラサラのストレート、俺のバチくそ好みっす。


そう、元カノの髪みたいで…って、何言わすんすか。俺のうっかりなとこ、攻めないでもらえます？


あ〜…元カノの髪と店長の髪…ん〜、どっちがいいかな、やっぱ元カノ？


あぁ、嘘嘘。全然、店長の髪のが好みっすよ〜？へへ…


いやいや、ホントですって。ちゃんと手入れも行き届いてますし。自慢じゃないけど俺、女性の髪の手入れがされてるかどうかは、遠目から見ても分かるんす。


あはは…酷い言われよう。下手しなくても泣きますよ？



あ、話変わりますけど、最近はどうっすか？彼氏さんとのお付き合いのほどは…


え、別れた？なんで？最近まであんなにリア充っぷりを自慢してたじゃないっすか。


へ〜…まー、たしかに、それは冷めるかもしれません。楽しく話してて、いきなり別の女の話題出されちゃあ、ね？


でも、そこでヤキモチ妬くんじゃなくて、冷めるのは店長らしいっつーか…意外とドライなタイプ？


ふんふん、そうなんすね〜…てことは、今の店長は完全にフリーってことっすね。他に気になる人もいないわけだし。


じゃあ、俺にしときます？彼氏が見つかるまでの繋ぎとして…


別に構いませんよ？店長なら…それにほら、今ならワンチャンあるかもしれないじゃないっすか。髪も触らせてもらえるまでに仲良くなったわけですし。


ふふっ…ガキ相手には興味ない？そーでしょーかね？店長、案外年下の方が相性良いかもしれませんよ？元カレさんも年上だったわけですし…ね？


(軽く首元に息を吹きかける)


ははっ♪ なんだ、しっかり反応してるじゃないっすか♪ 店長の可愛いとこ、もっと俺に見せて？


(何度か息を吹きかける)


へぇ…抵抗、しないんすね？意外と従順なんだ…それとも、俺がセクハラしてるって事実を弱みとして握ろうって魂胆っすか？


ね、店長…黙ってちゃ、分かりませんよ。その辺の意思表示、しっかりしてもらっていいっすか？


うんうん…俺のことは嫌いじゃないんすね。けど、彼氏にするまでには至らないと。


じゃあいいっすよ？彼氏じゃなくて、彼氏カッコ仮で。次の彼氏ができるまでの繋ぎでいいっすから。


はい。都合の良いように使ってもらっていいっすよ？その代わり、俺も店長をそれなりに良い感じに使いますけどね。


ん…なら、こっち向いて？ちょいと唇、いただくんで…


(キス寸止め)


…なーんて♪ 本気でキスされると思いました？


ふふふっ…だって俺、彼氏カッコ仮っすよ？本気でキスしたら、それはもう本命彼氏じゃないっすか。仮初彼氏の分際でそこまでしたら、余裕でライン超えなんで。


だから…その唇は本当に好きな人ができるまで、取っといてください。繋ぎ彼氏との約束っすよ〜？にひひ♪

・台本（ゆるボイ！）
【色仕掛け】ダウナーな小悪魔系男子による年上攻め
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎