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ヤンデレストーカーに押し掛けられる話
written by 霜月鷹
  • 監禁
  • ヤンデレ
  • ストーカー
公開日2021年08月31日 16:17 更新日2021年08月31日 16:17
文字数
1827文字(約 6分6秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
過激なストーカー
視聴者役柄
ストーカー被害に遭っている青年
場所
自宅
あらすじ
朝起きてすぐに誰かが家を訪ねて来た、とりあえず玄関に向かって……そのすぐ後、首元に電流が走ったような気がして、目の前が真っ暗になった。
次に目を覚ました時、手には手錠が掛けられていて──そして、何処かで見た事のある女性が此方を嬉しそうに見つめていた。
本編
(玄関のチャイムの音)

お、開けてくれた……おっはよ~う♪
今日も良い天気だね~という訳で──

早速で悪いんだけど……ちょっとだけ、おやすみなさい♪


お、やっと起きた~おはよう、よく眠れたかな?
ごめんね……スタンガン、ちょっとだけ調整ミスしちゃったみたいで跡が残っちゃった。
大丈夫?痛くない?それなら良かった♪
あぁそうだ、君が寝てる間に手錠をさせてもらったから、変に暴れたりはしちゃ駄目だよ?
そんな事したら、君の綺麗な肌が傷付いちゃうから。
ん?どうしたの、私の顔……ひょっとして何か変なモノでも着いてる?
「誰?」って──酷いなぁ、私だよ?
最後に会ったのも昨日なのに……もしかして、意識だけじゃなくて記憶もスタンガンで飛んじゃった?
ほらほら、私の顔をよく見てよ!
毎日同じ時間にコンビニで顔を合わせる素敵な女の子が居たでしょ?
お互いの目が合って、二人の心がぴったり繋がるような感じになる……うふふ、ようやく気付いてくれたんだぁ。
私ね、初めて君の事を見た時に「この人が私の運命の人だ」って確信したの♪
だって、初めて顔を合わせたのにバッチリ目が合うなんて……そんなの運命に決まってるでしょ?
それから君の事をもっと知りたくなって、私すっごい頑張ったんだから。
君の住んでる場所を調べたり毎日家をコッソリ覗いたり、干してあった洗濯物の匂いを嗅いだこともあったかなぁ……すっごい刺激的で興奮しっぱなしだったなぁ。
それに、君に私の気持ちが届くようにいっぱいアピールもしたんだよ?
家の玄関に君の大好きなサンドイッチを差し入れしたり、君が色々と困らないように私の写真……ちょっと刺激的なのをプレゼントしてあげたり。
顔を見せるのは恥ずかしかったから隠してたけど……とにかく、私がこんなにアピールしてるのに、君は全然気付いてくれなかったよね。
もしかして私、わざと無視されてるんじゃないかなって思って……だから今日は、こうやって君の家まで遊びに来たんだ♪
そうそう、此処は君の寝室だよ……とはいえ、私の私物もけっこう運び込ませてもらったから、ちょっと散らかってるけどね。
なんだか不思議そうな顔をしてるけど、別になにもおかしい事は無いでしょ?
奥手な君の為に、私がこうやって君のところまで来てあげたんだから♪
そうだ!これ見て……私の足にあるタトゥー、このアルファベットと数字の意味……なんだか分かる?
これはね、君のイニシャルと生年月日!
この体は君だけのモノだよっていう証明で、こうやってタトゥーで記録してあるんだ♪
だってこうすれば、一目で私が君だけのモノだってわかるでしょ?

え、なにその表情……何で君、そんなに怖がってるの?
私は何も怖い事なんてしてないよ、私はただ君の事が好きなだけなんだけど──
「お前は異常だ、普通じゃない」……なにそれ、もしかして君、私の事を否定してるの?
嘘だよね?君、そうやって人を馬鹿にするのは良くないよ?
嘘じゃないよ、それは君の嘘。それは君の本心なんかじゃない。
だって……だって君は私の事を拒んだりなんか絶対にしないもん!
私と君は心が通じ合ってて、お互いがお互いの事を心の底から愛してるそういう関係なの!
だから君が私の事を拒むなんて絶対にあり得ない、そんな事あるわけないもん!
そっか……あれくらいのアピールじゃ、君にはまだ足りなかったんだね。
それなら、今から私がどれだけ君の事を愛してるか教えてあげる。

まずは──うふふ♪

君のファーストキス、私が貰っちゃった。
私とのキス……口の中が溶けちゃいそうで、とっても気持ち良かったでしょう?
えへへ、君がまだ一度もキスした事がないっていうの、私は知ってるんだからね。
それじゃあキスの次は──よいしょっと。
ん?これが何か気になる?
これはね、タトゥーを彫るのに必要な道具だよ~今から君に、私と同じようなのを彫ってあげる♪
足のこれ、実は私が自分でやったんだ~どう?凄いでしょ?
君は何処に彫ってあげようかな……私と同じ場所に彫るのも素敵だけど、やっぱり一番目立つ首筋が良いよね。
そうと決まれば……一応忠告しておくけど、コレけっこう痛いけど暴れたりするのは絶対にダメだからね?
下手すれば大変な事になっちゃうから、冗談とかじゃなくて本当に暴れないでね?


ふぅ……これでおしまい、我ながら上手に出来た!
もう大丈夫だよ~よく我慢できましたね、えらいえらい。
これで君は私のモノ……私の気持ち、痛いくらい分かってくれたでしょ?
うん、分かってくれたなら私も嬉しいよ~
これからは毎日一緒、もう絶対に離れないからね……

だ~い好きだよ、私の運命のお相手さん♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレストーカーに押し掛けられる話
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
霜月鷹
ライター情報
主に女性演者様向けの台本を書いてるタヌキ的な「何か」です。
もし宜しければ、使用実績の方もお願いします…!
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