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なんだか変わった守護霊(?)が来た
written by 霜月鷹
  • ファンタジー
  • お姉さん
  • 守護霊
公開日2021年10月25日 06:42 更新日2021年10月25日 06:42
文字数
1167文字(約 3分54秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
守護霊……?
視聴者役柄
守護霊?の守護対象
場所
自宅
あらすじ
【日記の一文】
自称守護霊のお姉さんが現れた事を実家にいる両親に相談してみたら、かなり古い本が送られてきた。
やっとの思いで解読してみたら彼女に関する記録を纏めた物のようで、どうやら本当に超優秀な守護霊らしい。
そして最後の一文には「優秀だけど(色んな意味で)手が早いから気を付けてね」的な事が書かれていた……本当に大丈夫なのだろうか?
というかこの本が書かれた時代的にお姉さんって少なくとも──

(先程とは違う人物の筆跡で書かれている)

もう、私の年齢について言及するのは無しでって言ったのに……でも、そういう好奇心旺盛な子は大好きなのよね~堪らないわ(笑)
本編
あ、起きたっぽいわね……はぁ~い、元気してる?
君ってば暖房もないこんな部屋で居眠りなんて、風邪ひいちゃうわよ?
ほらほら、毛布持ってきてあげたから、もうひと眠りするならこれを使いなさい。
え?私?私は……そうねぇ、私って誰だと思う?
「不法侵入してきた不審者」……あのねぇ君、流石にそれは酷いんじゃないの?
うーん、口調が拙かったかな~当世っぽいのを意識してみたんだけど。
それじゃあ……コホン。

其方そなた、まさかわらわの事を知らぬと申すか?
妾は其方ら一族を代々守護せし守護霊、妾の事を知らぬとは──

ごめんやっぱり無理!こういう改まった話し方ってやっぱり恥ずかしい!
君もこういう話し方の方が落ち着く……よね?うん、そうだよね。
それじゃあ話をつづけるけど、お姉さん最近は仕事が無かったから色んな所をフラフラしてたの。
だから君が私の事を知らないのも無理はない……のかなぁ?
そうよ?お姉さんってば君達の一族を長いこと守ってきた守護霊なんだから♪
ここしばらくは平和ボケしてたけど、今年はそうもいかなくてね……時期が時期だから、流石に戻ってきたのよ。
ちょ、ちょっと……いきなり激しく触ってくるなんて、君ってばけっこう気が早いのね♪
でもお姉さん、そういう子も嫌いじゃないわ!むしろ大好き!
え?「幽霊なのに触れるの」って……あのねぇ、確かに守護霊って自己紹介はしたけど「幽霊」とは一度も言ってないでしょう?
君が知ってるかは分からないけど私は精霊、名前は似てるけど幽霊とは全く違うんだからね?
だから触ろうと思えば好きなだけ触れるし、君がしてほしいっていうなら……そういう事も──
「遠慮しておく」って、あらら……お姉さん振られちゃったわ。
ま、それはいずれバレないように手を出すとして……さっきもちょっとだけ言ったけど、今日は守護霊本職を全うしに来たの。
もうすぐ幽世かくりよと現世が近づく時期になるんだけど、今年はそれに乗じて現世こっちに入り込んでくる悪霊とか魑魅魍魎ちみもうりょうが多そうなのよね。
君は自覚ないかもしれないけど、君の一族って昔からそういう存在を惹き付けちゃう体質なの。
だから、流石に今年は守ってあげないと大変だろうな~って事で、こうして私が来たって訳!
あ、食事とかは大丈夫だけど寝る場所は欲しいな~
せっかく人の姿になったんだから、お姉さん久しぶりに人間っぽい暮らしがしたいの。
寝て起きて、食べて遊んで恋愛をして……それを一緒にする相手は、もう決まってるけどね♪

さてと、自己紹介も済んだし……流石にこういう事は真面目に伝えとかなきゃね。
君の事はお姉さんが守るから、君は安心して日々を過ごしてね。
あと、お姉さん君みたいな子がタイプだから。
それでもって一度見込んだ相手にはとことん付き纏うから、その辺り宜しくね。
あ、ついでに年齢に関して言及するのは無しでお願いするわね?

さ~て、それじゃあこの部屋冷えてるし……お姉さんと一緒にお風呂、入っちゃう?うふふ♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
なんだか変わった守護霊(?)が来た
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
霜月鷹
ライター情報
主に女性演者様向けの台本を書いてるタヌキ的な「何か」です。
もし宜しければ、使用実績の方もお願いします…!
有償販売利用の条件
有償・無償問わず演者側キャラクターの性別変更、罰ゲーム等への使用は御遠慮願います。
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