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後輩のヤンデレお嬢様に監禁されて結婚という名の永久就職を迫られる
written by 霜月鷹
  • 告白
  • 監禁
  • ヤンデレ
  • 後輩
  • お嬢様
公開日2021年12月20日 15:47 更新日2021年12月20日 15:47
文字数
2625文字(約 8分45秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
青年の後輩
視聴者役柄
病弱な青年
場所
屋外、後輩の自室
本編
こんにちは、お久しぶりですね……先輩、こんな所で何をしてるんですか?
先輩はもう学生じゃないんですし、学校に来る予定なんてないと思うんですけど。
「病院の帰り」……そうですか。
それにしたって先輩、どうして具合が悪いのに歩いて病院まで来てるんですか?
一人暮らしで頼れる人が居ないっていうのは分かりますけど、今日くらいはタクシーとか使っても良かったと思うんですけど。
「節約しないと」……はぁ、節約ですか。
こういう時はあまり無理せず、必要経費だと思って楽をした方が良いと思うんですけど……本当、先輩って大変そうですね。
大変そうで言えば……先輩、就職は上手くいってるんですか?
正直その体で働くのは凄い大変だと思うんですけど……やっぱり、難航してるんですね。
無理もないですよ……早く就職して生活を安定させたいのは分かりますけど、その前にしっかり休んでちゃんと動いてくれる体に戻さないと、そのうち本当にダメになっちゃいますからね?
全く、そういうところは変わってないんですね──はい?
「私が嬉しそう」……?
まぁ、先輩とこんなに話せたのは久しぶりですからね……正直、けっこう嬉しいです。
最後にこれだけいっぱい話したのって、私が先輩に告白した時でしたよね。

あの時はその……とっても、悲しかったです。

まかさ、フラれちゃうなんて思いませんでしたよ……あんなに仲良くしてくれてたのに、傷付いちゃいました。
でも、私はまだ先輩の事を諦めてはいませんよ?
今でも先輩の事が大好きですし、先輩の事を思い続けています。
先輩は私の事をまだ──先輩?先輩、どうしたんですか?
ちょっと、顔色が悪いじゃないですか……少し待っててくださいね、すぐに迎えを呼びます。
どうせ看病をしてくれる人なんて居ないでしょうし、今日は私の家で休んでいってください。
「大丈夫だ」って……大丈夫じゃありません、無理は禁物きんもつです!
すぐに車で来てくれるみたいですから、それまでは……えっと、ひとまずあそこのベンチで休みましょう?
ほら、肩を貸しますから、あと少しだけ頑張ってくださいね。


(ドアをノックする音)


先輩、ようやく気が付いたんですね。
どうですか、久しぶりにぐっすり眠った感想は?
「気分が良い」……そう言ってくれるなら、私のベッドを貸してあげた甲斐がありました。
実は先輩が倒れてから三日も経ってるんですけど、私のベッドをそれだけ占領してた事に対する申し開きとか……なんて、私もそこまで意地が悪い人間じゃないですよ。
先輩の看病は私がしてたので、いつ何があっても良いように私の部屋で休んでもらう事にしたんです。
この部屋は防犯対策もしっかりしてるから、先輩の身の安全も保証できるので。
部屋の内側からも施錠できるようになってて、部屋の外に出る時も専用の鍵が必要なんです。
扉だけじゃなくて、窓にも同じ仕掛けがあるんです……ね、防犯対策はバッチリでしょう?
勿論、窓ガラスは簡単に割れないモノを選んでるのであしからず。
防音も完璧ですから──

この部屋で私が何をしても、気付く人なんて誰も居ないんです。

どうしたんですか……私はただ、自分のベッドに飛び込んだだけですよ?
たまたまそこに先輩が居て、偶然にも私が覆い被さってる感じになっちゃっただけ……それなのに先輩、もしかして照れてるんですか?
気にしなくて良いんですよ……ほら、私の体が先輩に密着して──あは♪
先輩の体、とっても暖かいですね……ぽかぽかしてます。
私の体は……どうですか?私の体温を、体の感触を、もっとよく味わってください。
ほら、遠慮なんかしないで……さぁ!
うふふ、先輩……ちょっとくすぐったいですよ♪
でも、まだ手つきがぎこちないですね……そういう事はこれから、私がしっかり教えてあげますから。
だから心配しなくても良いですよ、安心してください。

ねぇ先輩、三日前に私が言った事……まだ覚えていますか?
あの時に私が言った事、先輩にずっと伝えたかった事……なんだか覚えてますか?
「私はまだ、先輩の事を諦めてない」……うふふ、覚えていてくれてありがとうございます。
私、先輩にフラれちゃってからもずっと、先輩の事を一途に想い続けてたんですよ。
だって、普通に考えて私が先輩の事……諦めると思いますか?
私の家柄を知ってる人達とは違って、先輩は私に対しても普通に接してくれました。
私の事を友人として、あくまでも自分と対等に扱ってくれました……好きになる理由なんて、それだけで充分だったんです。
楽しそうな事があれば私を誘ってくれて、私に色んな楽しい事を教えてくれて……私に安心できる時間をくれた。
そんな事をされたら、今まで独りぼっちだった私が好きにならない訳……ないじゃないですか。
だから……だから、先輩にフラれちゃった時はすっごい悲しくて、大事なモノが壊れて、私が消えちゃいそうになって……ねぇ先輩、どうして私を選んでくれなかったんですか?
どうしてあの時、いつもみたいに私の事を受け止めてくれなかったんですか?
先輩が私を受け入れてくれなかったから……だから、これは先輩が悪いんですよ。

うふふ……初めてのキス、先輩に奪われちゃいました♪

私が大事にとっておいた初めてが、私の事を拒絶した男の人に奪われちゃいました……これは、責任を取ってもらわないといけませんね♪
ねぇ先輩、先輩って今……就職先を探してましたよね。
実は私、とってもいい条件のお仕事を紹介してあげたいんですけど……興味、ありますよね?
お給料はなくて休日もないんですけど……その代わり、とっても素敵な毎日が約束されるお仕事です。

先輩……私と結婚して、私の旦那様になってください。

必要な書類は用意してありますから、あとは先輩がサインをしてくれれば[[rb:結婚 > けいやく]]完了です。
言っておきますけど、先輩がサインしてくれるまで外には出してあげませんからね?
無理やり出ようとしたって無駄ですよ……私が言った事、覚えていますよね?
この部屋は、私が持ってる鍵がないと絶対に出る事なんて出来ません。
それに、こうやって先輩に首輪を付けちゃえば──うふふ、これでもう、先輩は何処にも行けません♪
婚姻届けけいやくしょにサインしてくれる気になったら首輪を外してあげますし、外出だってさせてあげます。
それが嫌なら、先輩はこれからずっと、私にお世話されて生きていくんです。
この部屋に閉じ込められて、首輪でベッドに繋がれて、私が居ないと何もできない毎日が始める……まぁ、私はそれでも良いんですけどね。
私は先輩の事を受け入れる準備が出来てます……だから次は、先輩が私の事を受け入れてください。

私の事をいっぱい愛してください──そう遠くない、未来の旦那様♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
後輩のヤンデレお嬢様に監禁されて結婚という名の永久就職を迫られる
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
霜月鷹
ライター情報
主に女性演者様向けの台本を書いてるタヌキ的な「何か」です。
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