ん？なに？なんか言いたそうだけど…

あ、あぁ…髪の毛な。

いや、アンタがロング好きだって言うから、伸ばしたんだろ？

ここまで伸ばすの、苦労したんだからな。

手入れも大変だし…

いや、切らねえよ。好きなんだろ？ロング。

だったらいいじゃん。

彼氏のアンタがこっちのが好きってんなら、それに合わせんのが彼女の務めだろ？

まぁ言われたのは、恋人になる前だけどな。

てか、未だに実感わかねぇし…

何がって、アンタと恋人になったことだよ。

今までというか、昨日まで友達だったのに、なんか気づいたらこうなっちゃってて…

いや、まぁ好きだったけどな。アンタのこと。

付き合ってもいいかなー、ぐらいには思ってたし。

いきなりしれっと告白された時は、流石に驚いたけど…

え？あー、そうなのか。

あたしもなんか不思議。

アンタの告白、さらっと受け入れたことが。

まぁでも、恋仲になったからって、特別何か変わるわけじゃねえしな。ははは！

…ってわけでもないかぁ。今の状況的に…

そ、そりゃ緊張するだろ！

昨日まで友達だった奴と、エ、エッチするんだから…

ア、アンタは緊張しないのかよ…？

やっぱ髪伸ばしたって、あたしはあたしだし…

そんな色気感じるわけでもないよな…あはは…

(キスされる)

ンッ…ア、アンタいきなり何を…⁉︎

い、言うほど可愛くねぇだろ！

ガサツだし、女子力もないし、雰囲気男っぽいし…！

いや、もういい！もういいから！勘弁してくれ…！

そんな馬鹿みたいに褒められると、照れるだろ…！

(押し倒される)

ひゃっ！ちょ、今日はやけに強引だな⁉︎

だ、だからあたしはそんな可愛くねぇって…！

そりゃ、女として可愛くなりたいとは思ってるけど…！

うぐっ……そこまで言われるとなんか、自分で自分否定してるの馬鹿らしくなってくるな…

あ、あぁ…あたしもアンタのこと、男としてカッコいいと思ってるよ…

あたしをちゃんと女として扱ってくれるのもアンタだけだし…

うん…いいよ。準備できてるから。

アンタのこと、ちゃんと身体で受け入れるから…

その…優しく扱ってくれよ？



んんっ……あー、もうこんな時間…

うわー…派手にやらかしちゃったなぁ…

まぁいっか…あとで片付ければ…

うおっ！ビックリした！

起きてたのかよ…！ビビらせんなって！

え……ふふっ。なんだよ、それ…

もういい加減、アンタの言葉責めには慣れねえとな…

あたしも…アンタのこと好きだぞ。愛してる。

(キス)

な…今のあたし、女らしいか？

ふふっ、そっか。ありがとな。

お互い、身体の相性もなんか良かったし…

アンタのこと、もっと好きになった。

あたし、アンタのためにもっと可愛い彼女になるからさ…

またなんかあったら、遠慮なく言ってくれ。

はいはい、りょーかい……こうか？ギュー。

(抱きしめる)

なんか今のアンタ、子どもっぽくて可愛いな。

母親に甘える子どもみたいだ。

バーカ、母親じゃなくて彼女だ。間違えんな。

ママ彼女…？なんだそりゃ、そんなに甘えたいのか？

ま、普段から色々頑張ってるし、甘やかすくらいお安い御用だ。

うん……じゃあその時は頼りにさせてもらおうかな、彼氏くんのこと。

(キス)

もう少しだけ、イチャイチャしてよーぜ…な？

・台本（ゆるボイ！）
恋人に昇格した女友達が可愛すぎて尊い
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎