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気持ちに応えるまで出られない空中観覧車を強行するヤンデレお嬢様。
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  • 監禁
  • 純愛
  • 告白
  • お嬢様
  • ヤンデレ
  • 同級生
  • 片思い
公開日2022年05月25日 06:10 更新日2022年05月30日 12:06
文字数
1586文字(約 5分18秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
お嬢様
視聴者役柄
同級生
場所
貸し切りの遊園地
あらすじ
≪あらすじ≫
私が貴方に最高のデートを体験させてあげますわ。
……ついでに、あの時保留した告白の答えも聞かせてもらえるかしら?

→ 最後のアトラクションとして『観覧車』に乗ったら、閉じ込められる話。
本編
もう夕暮れですわね。

私考案のおもてなしデート、楽しんでいただけたかしら。

ええ。貴方とデートするために貸し切りにしたんですもの。

喜んでいただけなければ、損というもの。

その様子を見ると楽しんでくれたみたいですわね。

貴方のお顔を見ればわかります。本当に貴方は分かりやすい。

…喜んでくれてよかった。

ああ、そうですわ。私最後に乗りたいアトラクションがありますの。

ふふ、そう観覧車です。

ここの観覧車は景色が綺麗なことで有名なんですよ。家族にも、そして恋人たちにも。

冗談です。先日の答えは、中でまたゆっくりと。


≪ドアが開く≫


では、エスコートしてくださる?

嬉しい。まるで中世の馬車に乗るかのよう……。

それも好いている殿方と一緒にだなんて。

お父様に見られたら、かんかんですわね。≪くすり、と上品に笑う≫


≪ドアが閉まる≫


観覧車には乗ったことあるかしら。

そう、なら大丈夫ですわね。乗ってから聞くのもどうなんだって話ですけれど。

隣いいかしら。

ふふ、ありがとうございます。では、失礼して。

どうですかこの景色。私、貴方とこの湾に沈む夕日を見るのを待ち望んでおりました。

ここは私にとっても大切な場所なんです。

いまは亡くなられたお母さまも、ここでお父さまと結ばれましたわ。


≪ぎゅっと、腕に手を回す≫


…鈍感な貴方でも、決心がつくでしょう?

前みたいに『好き』を聞き漏らした、なんてこと言わせませんわ。

さて、貴方の答えを聞かせていただけますでしょうか。


≪丁寧に断られる≫


っ…なぜ、なぜです?

私がここまでしているのに、な、なんでっ…。

どこに断る必要があるというのです?


別に好きな人がいる…?


チッ、あの女。

あのとき二度と近づくなと忠告しておいたのに。さては、私の知らないところで繋がってましたわね…。≪小声で≫

え、ええ。確かに貴方には好きな方がいらっしゃいます。

しかし、あの方は……。

正直言って、あの方は貴方に好意を抱いてはおりません。

この貸し切りデートだって、本来はあの方も参加出来たはず。

貴方のことが本当に好きであれば、ね。

しかし、見てください。

いまはどうですか? だーれもいない遊園地に貴方と私二人きり、です。

後は言わなくても、分かりますわよね……?

なのに、なんでっ!! なんであの女を選ぶんですか!!


≪ドン 地団駄≫
≪揺れたことで、主人公に縋るような位置≫


…。
…ですからっ。

貴方は貴方のことを愛している私と付き合うのが一番幸せなんです。

幸せなはずなんです。

なんで?

なんで、こんなに私が好いているのに。

貴方のことを全然好きじゃないあんな人に貴方は好意を持っているなんて言えるのですか…。

お願いです。私と付き合ってください。

私と付き合えば、こんな貸し切りデート何回だってできます。

貴方が望めば、学園生活で簡単に出来ないことだって、容易く(たやすく)できますっ!!

だから、だからぁっ、私と付き合って、

付き合ってくれなきゃやです…!!


≪主人公 首を振る≫


…"もう、一周するから降りよう?"

嫌です。やですやですやです!!

降りたらもう貴方は私の傍から離れていってしまう!!

それだけは絶対に嫌なんです…≪泣き声混じりの声≫


≪主人公 再び首を振る≫


…そうですか。

そんなに私との婚姻関係を結ぶのは嫌ですか…。


≪扉が開かず、もう一度最初から回り始める≫


そこまで、阿呆でないと思っておりましたが…。

仕方ないですね。

"何をしたんだ"って、見れば分かるでしょう?

…ふふ。貴方がYESと答えるまで、この観覧車は回り続けます。

私と入った時点で、貴方と私の運命は決まっていたんです。

貴方が認めるかどうかじゃない。

貴方にはひとつしか選ぶ道はないんですよ。

貴方と見る夜景は…朝焼けは…きっと…とても綺麗でしょうね?

あ♪

なんなら係の者に空中で止めてもらいましょうか。

こんなに綺麗な景色、見逃したくありませんもの。ねぇ?

≪膝についていた土ぼこりを払う≫

さて、もう一度お聞かせ願えませんか?

貴方の答えを。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
気持ちに応えるまで出られない空中観覧車を強行するヤンデレお嬢様。
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者

ライター情報
pixivにて、台本を投稿し始めました。
ヤンデレや甘々、わからせなどを学び中。
シチュエーションボイス採用を目指しております。

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