とある海賊の一味となった貴方はある日、同じ船に乗る女の先輩に呼び出される。彼女の自室に連れ込まれた貴方はいきなり押し倒されてしまって…？

おい、新入り。ちょっとこっち来な。


おぅ、新しい仕事だ。ついてきな。


(船内の自室に連れて行かれる)


あぁ？見りゃ分かんだろ、アタシの部屋だよ。


なんでって…決まってんだろ？新しい仕事ってのが、こういうもんだからだよっ！


(押し倒す)


非力だなぁ、新入り…男のくせに、女のアタシに力負けするなんて…


そんなんでこの先、海賊やっていけんのかぁ？


さぁて…その邪魔な衣服は剥いでっと…？


(衣服を無理やり剥ぐ)


新入り…お前、女だったのか…


くくっ…はははっ…！


男にしちゃ、可愛らしすぎると思ってたんだよなぁ…


なんで男のフリしてた？女だと舐められると思ったからか？


へぇ〜…面白えな、お前。見どころあんじゃん。気に入ったぜ。


海賊が今一番儲かる商売たぁ、分かってんじゃねえか。


そう。この超大航海時代には、アタシら海賊が活躍しなきゃいけねえからな。


あちこちで売るもん売って、奪うもん奪って、がっぽり金を稼ぐ。


そんで、金が手に入ったら、船の上で豪遊三昧。


飲みたいだけ飲んで、食いたいだけ食って、遊びたいだけ遊ぶ。これがアタシら海賊の生き様よ。


お前はそんなアタシら一味のために体張れるかぁ？


いいねぇ…んな可愛い顔して金儲けしたいだぁ、強欲で肝が座ってやがる。


普通に陸で女として生きてく道もあったのに、わざわざ海賊になるたぁな…くくく…！


あぁ？アタシ？アタシも似たようなもんさ。


アタシは商人の出身なんだけどよ、うちの家は生ぬりぃ商売ばっかしやがる。それが退屈で仕方なかったんだ。


海賊なら、もっとすげぇ商売ができる…そう思ってこの一味の仲間になったわけ。


うちの船長が肝っ玉の塊だろ？アイツにならついて行ってやってもいいと思ってな。


あはは！バカ言ってんじゃねえよ！


男として好きかって、そんなわけねえだろ！


海賊としては惚れ込んでるが、男として見たこたぁ一度もねぇ。


船長は船長だからな。男として優れてるこたぁ認めるが、恋愛対象とはまたちげぇんだよ。


むしろお前みてーな、見るからにひ弱で守ってやりたくなる系のがタイプだな、アタシは。


ま、服を剥いでみりゃあ、女だったわけだが。


は？見逃すわけねえだろ。こんな上玉、見逃す方がどうかしてるぜ。


いやいや。男とか女とかそんなもん関係ねえ。


お前がアタシのタイプなんだよ、新入り。それもドンピシャで。


ビビんなよ…女同士、楽しく遊ぼうぜ？


この一味で女って、アタシとお前だけだからさぁ…


つーか、最初にバレたのがアタシでよかったな？


他の野郎に見つかってたら、クッセェ獣臭、無理やり嗅がされてた羽目になってたろーぜ。


これでも女を捨てたつもりはねーからな…お前のこと、気持ち良くしてやれるぜ？


お前が女だってことは黙っといてやるからよ…今は大人しくアタシに抱かれてろ。な？

・台本（ゆるボイ！）
【ファンタジー百合】男勝りな女海賊のお気に入りはお前
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎