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公開日2024年02月18日 08:24
更新日2024年02月18日 08:24
文字数
2215文字(約 7分23秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
乱暴な赤鬼
視聴者役柄
鬼を退治しにきた人間
場所
鬼が住む山の中
あらすじ
山に住む鬼と遭遇したあなたは、鬼と戦うことになります。
人間のことを見下していた鬼ですが、あなたは特別な札の力を使って、鬼の力を封じることに成功します。
散々強気だった鬼は、途端に弱腰になり、あなたに懇願してきて……
人間のことを見下していた鬼ですが、あなたは特別な札の力を使って、鬼の力を封じることに成功します。
散々強気だった鬼は、途端に弱腰になり、あなたに懇願してきて……
本編
ああん? なんだテメェ……俺様に何か用か……?
ってお前、人間じゃねーか。
人族が俺様の住処まで、一体何しにきたんだ?
ああ? たびたび人里に現れて、若い男をさらっていくのをやめて欲しい……だと?
はっ、てめぇ……人間のくせに俺様に命令するのかぁ~?
俺様達とお前たちの間に、圧倒的な違いがあることくらい理解しているだろう。
俺様を見てみろ。
赤く逞しい筋肉と、人族とは比べ物にならないほど屈強な身体つき。
そして、頭の上にあるのは、二本の立派な角だ。
これを見ただけで、誰もが俺様のことを鬼ヶ山の赤鬼だとわかり、震えあがる。
しかも、こうやって実際に面と向かってみると、お前たち人間は種族としての差を『理解』しちまうんだよ……
どんなに屈強な人間でも、鬼族の前には等しく無力。
俺様に何をされようが、抵抗することも逃げだすこともできねぇ。
さらった人間はどうなったかだと?
……さあ、どうなったんだろうな。
……まあ、たとえいなくなっても人間なんてたくさんいるんだから、どうなったって構わないだろ?
鬼族にとって人間なんてなあ、てめぇらにとっての愛玩動物か家畜程度の価値しかねーんだ。
だから、てめぇら人間をどう扱おうが、全部俺様の勝手なんだよ!!
(※嘲笑するような様子で)
まあ、どうしても今後、人里に関わって欲しくないんだったら、生贄を捧げろ。
活きのいい人間を捧げるんだったら、少しぐらい考えてやってもいいぞ。
……ん、なんだ、その目つきは。
まさか、俺様に反抗するつもりなんじゃないだろうな。
ははっ、勘弁してくれ。
お前みたいな人間の若造が、俺様にかなうわけがないだろう。
見たところ、多少の筋肉はあるようだが……鬼族の俺様と比べたらひょろひょろで頼りないなあ。
俺様の片腕でちょっと力をこめるだけで、ぽきんと折れてしまいそうだぜ。
きっと、人里の中でぬくぬく育ったんだろう。
そんな貧弱な人間が鬼と戦えると思ってるのか?
跪け。
今ここでこうべを垂れて謝罪すれば、命だけは助けてやる。
地面に頭をこすりつけて、命乞いをしろ。
さあ、早く。命を失くないんだったら、今すぐに……
(※断末魔)
うぐ、ぐああああああああ!!!
っぐぁ……お、お前、一体何をした?
な、なんだ、その札は……
退魔の札……だと?
あやかしにだけ有効な札……なぜ、そんなものをお前が……
なに、お前は俺様を討伐するために派遣されたァ……?
そんな馬鹿な……お前みたいな人間が鬼族の俺様に勝てるわけがないだろう。
お前など、俺様の筋力でねじ伏せてやる。
(鬼は主人公の身体を抑えつける)
……ふふ、どうだ、お前の細い腕を押さえつけてやったぞ……
身動きが取れないだろう?
このままお前の首を絞めつけて……
ぐっ……ぐあああああ!
また身体じゅうに電流みたいなものが走って、腕が痺れて力が入らねえ……!
……くそっ、ずるいぞ。そんな力を使うなんて……
正々堂々と勝負しやがれ!
なに……じゃあ札の力はもう使わない……?
これは力を弱体化させる効果だから、二回も食らえば鬼なんて赤子同然……?
て、てめえ、ちょっと変な力を使えるからって舐めやがって!
命だけは助けてやろうと思ったが、お前なんて殺してやる!
人間なんてなあ、こうやって力を込めれば簡単に……簡単に……
はあ? なんだよこれ……本当に力が入んねーじゃねえか!
ど、どうなってるんだ。どれだけ力を込めても、すぐにまた力が抜けちまう。
……ぐあっ、や、やめろ! 俺様に覆いかぶさるな!!
鬼が人間に力で負けるなんて……なんという屈辱……
……ぐっ、どけ! 俺様を抑えつけるな! どけ!どけぇえ!!
いなくなった人間がどこに行ったか教えたらどく?
……教えるか! 鬼が人間なんかの言いなりになるわけないだろ!
くそ……力が戻ればお前なんか……お前なんか……!
な、なんだ……それは……
それは……さっきとはまた別の札か?
そういえば、噂程度に聞いたことしかないが、どれだけ強力なあやかしでも退治できる退魔の札があると聞くが……
ま、まさか……俺様を殺す気じゃあないだろうな?
やめろ……それを近づけるな!
くそ、どけ! 今すぐそこからどくんだ!
……どうして人間ごときの力から逃げることもできないんだ……
やだ……死にたくない!
やめろ、その札を近づけるな!
それなら真実を言え……?
わかった……本当のことを言うから!
誓って言うが、俺様は人間なんて知らねえんだ!
さらったりもしてねぇ!
きっと勝手にいなくなったか、さらったにしても別の鬼がやったに決まってる!
……ほ、本当なんだ! 嘘じゃない……!
嫌だ、まだ死にたくない……助けてくれ……どうか命だけは!
……え、殺さない……?
元々殺すつもりもなかった?
じゃ、じゃあなんだよその札は。
真実を自白させるための札……だって?
簡単に生物を殺せる札なんて存在しない?
な、なんだよ紛らわしい!
焦って、みっともなく命乞いしちまったじゃねえか!
し、しかもお前みたいな雑魚そうな人間なんかになぁ……
こんなこと、絶対に他の鬼に知られたくねえ。
鬼どもの間で噂になっちまったら、恥ずかしすぎて、それこそ本当に死んじまいそうだぜ……
それで、結局その札は使うのか?
……本当のことを話してくれたと信じるから、使わない?
そ、そうか。
それならいいんだが。
ふん、それじゃあ、もう用は済んだんだろ?
じゃあ、さっさと帰った帰った。
人間が鬼族のいる山にそんな長居するもんじゃねえぞ……
俺様みたいな恐ろしい鬼と遭遇したら、普通は取って喰われっちまってもおかしくないんだぞ?
本当に恐ろしい鬼なら命乞いなんてしない?
う、うるせえ……とにかく早くどっか行っちまえ!
……あ、でもお前、さっきのことは誰にも言うんじゃねえぞ……
絶対の絶対に、誰にも言わないでくれよ?
俺様とお前だけの「秘密」……だからな。
ってお前、人間じゃねーか。
人族が俺様の住処まで、一体何しにきたんだ?
ああ? たびたび人里に現れて、若い男をさらっていくのをやめて欲しい……だと?
はっ、てめぇ……人間のくせに俺様に命令するのかぁ~?
俺様達とお前たちの間に、圧倒的な違いがあることくらい理解しているだろう。
俺様を見てみろ。
赤く逞しい筋肉と、人族とは比べ物にならないほど屈強な身体つき。
そして、頭の上にあるのは、二本の立派な角だ。
これを見ただけで、誰もが俺様のことを鬼ヶ山の赤鬼だとわかり、震えあがる。
しかも、こうやって実際に面と向かってみると、お前たち人間は種族としての差を『理解』しちまうんだよ……
どんなに屈強な人間でも、鬼族の前には等しく無力。
俺様に何をされようが、抵抗することも逃げだすこともできねぇ。
さらった人間はどうなったかだと?
……さあ、どうなったんだろうな。
……まあ、たとえいなくなっても人間なんてたくさんいるんだから、どうなったって構わないだろ?
鬼族にとって人間なんてなあ、てめぇらにとっての愛玩動物か家畜程度の価値しかねーんだ。
だから、てめぇら人間をどう扱おうが、全部俺様の勝手なんだよ!!
(※嘲笑するような様子で)
まあ、どうしても今後、人里に関わって欲しくないんだったら、生贄を捧げろ。
活きのいい人間を捧げるんだったら、少しぐらい考えてやってもいいぞ。
……ん、なんだ、その目つきは。
まさか、俺様に反抗するつもりなんじゃないだろうな。
ははっ、勘弁してくれ。
お前みたいな人間の若造が、俺様にかなうわけがないだろう。
見たところ、多少の筋肉はあるようだが……鬼族の俺様と比べたらひょろひょろで頼りないなあ。
俺様の片腕でちょっと力をこめるだけで、ぽきんと折れてしまいそうだぜ。
きっと、人里の中でぬくぬく育ったんだろう。
そんな貧弱な人間が鬼と戦えると思ってるのか?
跪け。
今ここでこうべを垂れて謝罪すれば、命だけは助けてやる。
地面に頭をこすりつけて、命乞いをしろ。
さあ、早く。命を失くないんだったら、今すぐに……
(※断末魔)
うぐ、ぐああああああああ!!!
っぐぁ……お、お前、一体何をした?
な、なんだ、その札は……
退魔の札……だと?
あやかしにだけ有効な札……なぜ、そんなものをお前が……
なに、お前は俺様を討伐するために派遣されたァ……?
そんな馬鹿な……お前みたいな人間が鬼族の俺様に勝てるわけがないだろう。
お前など、俺様の筋力でねじ伏せてやる。
(鬼は主人公の身体を抑えつける)
……ふふ、どうだ、お前の細い腕を押さえつけてやったぞ……
身動きが取れないだろう?
このままお前の首を絞めつけて……
ぐっ……ぐあああああ!
また身体じゅうに電流みたいなものが走って、腕が痺れて力が入らねえ……!
……くそっ、ずるいぞ。そんな力を使うなんて……
正々堂々と勝負しやがれ!
なに……じゃあ札の力はもう使わない……?
これは力を弱体化させる効果だから、二回も食らえば鬼なんて赤子同然……?
て、てめえ、ちょっと変な力を使えるからって舐めやがって!
命だけは助けてやろうと思ったが、お前なんて殺してやる!
人間なんてなあ、こうやって力を込めれば簡単に……簡単に……
はあ? なんだよこれ……本当に力が入んねーじゃねえか!
ど、どうなってるんだ。どれだけ力を込めても、すぐにまた力が抜けちまう。
……ぐあっ、や、やめろ! 俺様に覆いかぶさるな!!
鬼が人間に力で負けるなんて……なんという屈辱……
……ぐっ、どけ! 俺様を抑えつけるな! どけ!どけぇえ!!
いなくなった人間がどこに行ったか教えたらどく?
……教えるか! 鬼が人間なんかの言いなりになるわけないだろ!
くそ……力が戻ればお前なんか……お前なんか……!
な、なんだ……それは……
それは……さっきとはまた別の札か?
そういえば、噂程度に聞いたことしかないが、どれだけ強力なあやかしでも退治できる退魔の札があると聞くが……
ま、まさか……俺様を殺す気じゃあないだろうな?
やめろ……それを近づけるな!
くそ、どけ! 今すぐそこからどくんだ!
……どうして人間ごときの力から逃げることもできないんだ……
やだ……死にたくない!
やめろ、その札を近づけるな!
それなら真実を言え……?
わかった……本当のことを言うから!
誓って言うが、俺様は人間なんて知らねえんだ!
さらったりもしてねぇ!
きっと勝手にいなくなったか、さらったにしても別の鬼がやったに決まってる!
……ほ、本当なんだ! 嘘じゃない……!
嫌だ、まだ死にたくない……助けてくれ……どうか命だけは!
……え、殺さない……?
元々殺すつもりもなかった?
じゃ、じゃあなんだよその札は。
真実を自白させるための札……だって?
簡単に生物を殺せる札なんて存在しない?
な、なんだよ紛らわしい!
焦って、みっともなく命乞いしちまったじゃねえか!
し、しかもお前みたいな雑魚そうな人間なんかになぁ……
こんなこと、絶対に他の鬼に知られたくねえ。
鬼どもの間で噂になっちまったら、恥ずかしすぎて、それこそ本当に死んじまいそうだぜ……
それで、結局その札は使うのか?
……本当のことを話してくれたと信じるから、使わない?
そ、そうか。
それならいいんだが。
ふん、それじゃあ、もう用は済んだんだろ?
じゃあ、さっさと帰った帰った。
人間が鬼族のいる山にそんな長居するもんじゃねえぞ……
俺様みたいな恐ろしい鬼と遭遇したら、普通は取って喰われっちまってもおかしくないんだぞ?
本当に恐ろしい鬼なら命乞いなんてしない?
う、うるせえ……とにかく早くどっか行っちまえ!
……あ、でもお前、さっきのことは誰にも言うんじゃねえぞ……
絶対の絶対に、誰にも言わないでくれよ?
俺様とお前だけの「秘密」……だからな。
クレジット
ライター情報
2024年からフリー台本を書き始めた、新米のフリー台本書くマンです。
pixivでもフリー台本を投稿しています。
まずは100本を目標にいろいろなジャンルの台本を書こうと思っています。
読む人が読みやすく、いい台本をたくさん作りだせるように頑張ります!
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まずは100本を目標にいろいろなジャンルの台本を書こうと思っています。
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