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【吸血鬼/女性優位】何やら企んでいる吸血鬼に(食料的な意味で)目を付けられてしまった
written by 霜月鷹
  • ファンタジー
  • 吸血鬼
  • 女性優位
公開日2024年03月04日 01:51 更新日2024年03月04日 01:51
文字数
1305文字(約 4分21秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
吸血鬼
視聴者役柄
狙われちゃった一般人
場所
指定なし
本編
あら、こんなところで何をしてるのかしら?
ふぅん、夜の散歩ねぇ……
こんなご時世でそんなことが出来るとか、随分と肝の据わった人間なのね。
まぁ良いわ、そのおかげで晩御飯にありつけたし。

とりあえず──アナタの血、飲ませてもらうわね♪

こ~ら、暴れちゃダメ!
もしこれで力加減を間違えてアナタの首を噛み切っても、私は責任取らないからね?
分かったら大人しくして、十秒もあれば終わるんだから!

(吸血)

ふぅ……ごちそうさま.
ありがとね、これでしばらくの間は飢えを凌げるわ。
ん、どうかした?
あぁ、私は吸血鬼よ。吸血鬼、聞いたことない?
その顔、さては私達の事を「空想の産物」だとか思ってのね?
(溜息)
こうしてお近づきになったついでに教えてあげるけど、私みたいな吸血鬼はれっきとした「実在する種族」なのよ。
フィクションだの何だの言われてるのは……まぁ、色々と面倒な事情があるからなんだけどね。
って、そんな事より!
アナタの血、とっても美味しかったわ。
もしまたお腹が減ったら、その時も私のお弁当としてよろしくね♪
言っておくけど、私から逃げようなんて考えても無駄だから。
さっき噛みついた時にしっかりマーキングも済ませてあるし、それに私──

一度狙った相手にはとことん執着するタイプだから、無駄な足掻きはやめることね♪

さてと、それじゃあ今日はそろそろお開きにしましょうか。
機会があればまた会いましょう、とっても美味しい人間さん♪





あらあら、誰かと思えばこの間の……ふふ、昨日の夜ぶりね。
こんなところで会うなんて奇遇じゃない──って、私から逃げようとしない!
別に今はアナタを襲うつもりもないし、そもそも私、この時間帯は普通の人間として生きてるから安心して。
だからそうやって、いつ噛みつかれるんだろうってビクビクする心配は無用よ。
それにしても、まさかあんなに絶品な血の持ち主がこんな近くに居たなんて……私の嗅覚も鈍ってきたかなぁ。
このまま必要最低限の食事だけしてても色々鈍ってくだけだし、今夜あたり、久しぶりに思いっきり暴れてみようかしら。
なによその顔……別に、人間相手に喧嘩を吹っ掛ける訳じゃないわよ?

ほら、最近この街で行方不明になってる人間が大勢いるでしょ?
あれ、私とは別の吸血鬼がやってる事なの。
私の縄張りに勝手に入り込んで、好き勝手人間を襲ってる無礼な余所者が居るのよねぇ……
すぐに出てくと思って放置してたんだけど、こうも派手にやられたら……ねぇ?
流石に看過できないから、そろそろ何かしら手を打とうって思ってたところなの。
それでね、こうして運命の再会を果たしたアナタにお願いがあるんだけど──

私が力を付ける為に、アナタの血をい~っぱい飲ませてほしいの。

アナタの血ってね、なんだか私の体と相性がいいみたいなの。
そのおかげで昨日から元気いっぱいだし、この血を毎日飲めたら確実にいい感じになれると思うの。
だから……ね?
朝昼晩の三食、アナタの血を私に飲ませてほしいな~って……ダメ?
アナタが私に血を恵んでくれるだけで、人間を襲いまくってる悪い吸血鬼を退治出来るんだよ?
これってすっごいメリットだと思うんだけど……やったぁ♪

それじゃあ今日から、私の朝ごはん兼お昼ごはん兼晩ごはんって事で、よろしくね♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【吸血鬼/女性優位】何やら企んでいる吸血鬼に(食料的な意味で)目を付けられてしまった
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
霜月鷹
ライター情報
主に女性演者様向けの台本を書いてるタヌキ的な「何か」です。
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