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【甘々】内気な彼女との甘い時間
written by 松平蒼太郎
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  • 内向的
公開日2024年04月24日 23:14 更新日2024年04月24日 23:14
文字数
1270文字(約 4分14秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
彼女
視聴者役柄
彼氏
場所
彼女宅
あらすじ
お菓子作りコンテストに出場することになった彼女のお菓子を味見するだけのお話。その後、彼女と交わしたキスはお菓子のような甘い味がしたそうな。
本編
お待たせ…お菓子、できたけど…


…うん。何の変哲もないクッキーだけど。よかったら、どうぞ…


(クッキーを味見してもらう)


ど、どう…?不味く、ない…?


…!ホント?ホントに美味しい?


えへへ…よかった。君からのお墨付きがもらえたんなら、明日は大丈夫そう…お菓子作りコンテスト。


まぁ、ね…友達に誘われて、少し参加してみようかなって…参加賞で箱ティッシュがもらえるみたいだし…


い、いいでしょ、別に…箱ティッシュ、花粉症の時期に便利じゃん…


え?あぁ、いいよ…せっかくだし、全部食べて…?


あ、うん…二人で食べるのね。それじゃあ、コーヒー淹れるのは、任せていい?


ありがとう…じゃあ残りのクッキーも皿に並べるね。


(クッキーとコーヒーをテーブルに並べ、二人でまったり休憩)


…コーヒーの味、ちょうどいい。もしかしてわたし好みの砂糖とミルクの量、覚えた…?


そ、そっか…やっぱり君は凄いね。わたし、君ほど器用じゃないから、クッキーもここまで作れるのに苦労して…


…そ、そう。ありがとう…君はそうやっていつもわたしのこと褒めてくれるね。その優しさにどれだけ救われてきたか…


…大げさじゃないよ。不器用でダメダメなわたしを、君は否定しなかった。君がいなかったらわたし、きっともっと駄目な方向に向かってたと思う。


と、友達もそうだね…でもあの子は、君とはまたベクトルが違うっていうか…とにかく君はわたしの恩人だから。その、これからもよろしくしていい…?


ありがとう…明日は緊張するけど、頑張る…うん…


…え?わたしが、君に?な、何かしたっけ…?


あ、えぇ…⁉︎ あれはその、なんていうか、たしかに結果的に、わたしと君が付き合うきっかけにはなったけど…!やっぱり今考えると、恩着せがましかったというか、お節介だったような気がして…!陰キャのくせに、いきなりしゃしゃり出てきた感じだし…!


うぅ…それは過去を美化しすぎだよ…そこまで大したことは言ってないっていうか…君みたいな爽やかイケメンが、オタク趣味を持ってても全然おかしくないって思っただけで…そ、そもそも人の趣味を馬鹿にするあの人たちが個人的に許せなかっただけだから…


う、うん…そう、なんだね…だったら、よかった。君の心の助けになれて…


ふふふ……あ、ごめん…!別に馬鹿にしてるとかじゃなくって、君とこうして助け合える関係になれて嬉しいなーって思ってたら、勝手に笑いがこみ上げてきて…!


…え?えぇっ⁉︎ その、いきなりじゃないかなぁ⁉︎ わたし、まだ心の準備が…!


うっ…ぜ、全然イヤじゃないです、はい…無理やりされるのも乙なものっていうか…


(隣に移動してきた彼が、彼女に顔を近づける)


はっ、はぅ…ち、近いよ…その、もう少しだけ、距離を離して…ね?


あ……え?ちょ、待って…!んっ…!


(キスされる)


待ってって言ったのに…強引すぎるよ…ドキドキしすぎて、死にそう…


慣れてないんだってば…今までの人生で男の子とそういうことシたことなかったし…そもそも話すこともまともにしなかったし、ましてや彼氏ができるなんて、それ自体奇跡みたいなものだし…


…え?キスの味?それは~…コーヒーとクッキーの、味…?


だよね…当たり前か。さっき食べたばっかだもんね…ふふ…


うん…わたしも好きだよ、君のこと。その、卒業しても仲良くしてね…?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【甘々】内気な彼女との甘い時間
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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