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【プロローグ】ダウナーな吸血探偵の華麗なる日常~浮気調査編~
written by 松平蒼太郎
  • からかい
  • ファンタジー
  • 吸血鬼
  • 探偵
  • 浮気調査
  • ダウナー
  • 現代
公開日2025年03月31日 07:59 更新日2025年03月31日 07:59
文字数
852文字(約 2分51秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
探偵
視聴者役柄
女性客
場所
探偵事務所
あらすじ
吸血鬼の探偵の元に、常連の女性が浮気調査を依頼しに訪れた。彼はそれを快諾するが、その対価として、彼女への吸血行為を当然のように要求して…?
本編
あ、お客さん。いらっしゃいませー。本日はどのようなご用件で?


えー?浮気調査ァ?またですかぁ…どんだけ男に捨てられてんですか、アンタ。


うおっと…ちょっと、うちの大事な机をバンバンしないでくださいよー。壊れちゃうじゃないですかぁ。


いやぁ、それはまぁ…お引き受けしてもよろしいですけど、いいんです?お姉さん、貧血になりますよ?


あー、そーですか…ま、そーいうことならお引き受けしますよ。対価さえ払ってくれんなら、大抵のことはなんでもやるんで。


対価は、そうっすねぇ…とりあえず、前払いとか言ったら怒ります?


お、珍しい…今回は前払いでいいんだ?どういう心境の変化……かは、あえて聞かないでおきますねー。


てなわけで、早速いただきますかぁ…襟元、開けて?そっから噛むから。


ありがと〜…そんじゃ、いただきます…


(吸血)


うんめ…ふふ、なんかやる気出てきた。お客さんの血は何度飲んでもクセになりますねぇ。


つか、お客さんもずいぶん噛まれ慣れてきましたね?最初の頃はあんなにアンアン喘いでたのに…


ふふ、さーせん。減らず口を叩いてるとそのうち刺されそうだ……あ、刺されるのは浮気男の方か。それなら安心だな。


ん?あー、そっすね…たしかに最近は公安とか民間の吸血狩りとかいるから、ちょっち怖いですねぇ。


いやー、俺もそのうち狩られるかも…なーんて。ははは…


…んー?なんすか?俺のこと、心配してくれるんすか?


へへ、そっすか…今居なくなられたら困る、か。


そう言ってもらえるだけで、俺も自分の存在価値を感じれるってもんっすよ…ありがとな。


(頭なでなで)


おっと…可愛い頭がそこにあったから、つい。


んじゃ、いつもご贔屓にしてくれてるお客さんのために、いっちょ働いてきますよ…いい報告を期待しててくださ~い。


(事務所を出る)


あー…なんか最近、浮気調査しかしてない気がする…男女の昼ドラ展開、いつ見てもめんどくせぇんだけど。


ま、いいか…今どき、女の血にありつけること自体、素晴らしい贅沢だしなぁ。


へへ…そう考えると、なんかテンション上がってきた。


まずは、浮気相手に関する聞き込みから始めていくかぁ…探偵らしく、地道にな。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【プロローグ】ダウナーな吸血探偵の華麗なる日常~浮気調査編~
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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