- 耳かき
- 年上
- 方言
- 教授
- 怪異
- 大学の研究室
- 専門家
- 睡眠導入
- 似非関西弁
公開日2025年07月06日 21:57
更新日2025年07月06日 21:57
文字数
2328文字(約 7分46秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
教授
視聴者役柄
女子学生
場所
研究室
あらすじ
とあるオカルト系の研究室に所属している貴女は真っ青な顔をして、教授室に赴く。彼は貴女が怪異に魅入られていることを即座に見抜き、そのための対症療法として耳かきを提案して…?
【キャラ紹介】
①教授
→怪異の専門家(ガチ)。大学一の変人。彼の部屋には様々な怪異が封印されており、彼以外には扱えないよう、厳重な封印処理が施されている。作中でも述べている通り、彼自身に怪異を祓う力はない。彼はあくまで封印という形で怪異を無効化するだけであり、怪異そのものと戦う力を持っているわけではない。見た目は、口調も相まって、めちゃくちゃ胡散臭いオッサンそのものである。
②女子学生
→肝試しに行って、友達から怪異を押し付けられた哀れな被害者。教授のことは、なんやかんや信頼してる。神社にお祓いに行くより、この人に頼んだ方がいいと思えるくらいには。
【キャラ紹介】
①教授
→怪異の専門家(ガチ)。大学一の変人。彼の部屋には様々な怪異が封印されており、彼以外には扱えないよう、厳重な封印処理が施されている。作中でも述べている通り、彼自身に怪異を祓う力はない。彼はあくまで封印という形で怪異を無効化するだけであり、怪異そのものと戦う力を持っているわけではない。見た目は、口調も相まって、めちゃくちゃ胡散臭いオッサンそのものである。
②女子学生
→肝試しに行って、友達から怪異を押し付けられた哀れな被害者。教授のことは、なんやかんや信頼してる。神社にお祓いに行くより、この人に頼んだ方がいいと思えるくらいには。
本編
よっしゃ、封印完了…これでこの怪異も僕のモンやで。
(女子生徒が入ってくる)
お、なんやー?入るときはいつもノックせぇ言うてるやろー?
……ん?なんや、また妙なモン拾ってきたんか。どれどれ…
……あー。またそないな面倒なモン持ってきおってからに…どこでこれを?
いや、何しとんねん。廃神社に肝試し行って拾ってきたって、完全にアウトやろ。自業自得やて。
あ~、そう…君の友達にも困ったもんやで。今度、ここに来るよう言うとき。僕が直々にお説教しといたるわ。
それはそれとして…これ、多分ミイラの手やな。君、最近痩せたんと違うか?
ふーん…ま、そうなるのも無理あらへん。ミイラの手は生きてる人間から生気を奪い取る習性があるからな。君、このままいくと、衰弱死すんで?
お祓い?そんな上等なこと、できるわけあらへんやろ。僕なんて一介の大学教授に過ぎひんし。
ま、でも…僕の研究室に好き好んで入り浸る変人の君に免じて、とりあえずどないかしたる。これはここで預かるな。
(ミイラの手を引き出しに放り込む)
さて…肝心の君やけど、どないしよか?
別に憑りつかれてるわけやあらへんけど、このままやとちとまずいな……ん?これは…
……ほーん?耳の中に『種子』を埋め込まれてんな。とりま、これを取り除かなあかんな。えーっと、例の道具はどこにしまったかな…
(引き出しの中を漁る)
…ん?あぁ、『種子』っちゅうんは、怪異が人間の身体に仕掛ける自分の一部みたいなもんや。
それを仕掛けられた人間は、徐々に自我を失い、やがて死に至る…そしてその肉体は怪異が復活するための依り代に成り下がるっちゅーわけや。どや?えらい恐ろしいやろ?
(引き出しから耳かき棒を取り出す)
っちゅーわけで、今から耳掃除していくで。この耳かき棒で、耳垢にその姿を変えた種子を取り除いていくで。そのままジッとしとき…
……あぁ?寝転びたい?じゃあ、そこの僕専用の畳スペース使いーや。君にだけ、特別やで?
ほら、この枕の上に頭乗せえ。横向きになって、僕が耳かきしやすい体勢整えてな。
…そんなもんでええ?じゃ、時間もあらへんし、始めてくで…
(耳かき)
…幸い、耳垢自体の量は多くあらへんな。今日中にどうにかなりそうやで。
まぁな…これでも一応、怪異の専門家やし。お祓いはできひんけど、ある程度の解決策なら、それなりに提示できるで。
ははっ…何言うてんねん。僕んとこにこうして頼りにくること自体、異常事態なんやから…もうちょい危機感持った方がええで?
別に反省してんなら、かまへんよ…まぁ、肝試しなんて大概ろくな結果引き寄せへんし、これからは誘われても行かんことを推奨するで。
僕と一緒のときはええんや…それなりの対処法も知ってるし、ホンマに危険なことはせえへん。あくまで研究のために、怪異の一端に触れるだけや。素人が真似しづらい方法でな。
君は一応、この研究室唯一の学生やからな…こんなとこで死んでもらったら困る。きちんと論文書いて、卒業してもらわんと。
ま、そーいうことや。僕もボランティアで人助けはせえへんからな…君はこの研究室の学生特権で、無料にしてあげてるだけや。
っと、言ってる間に、だいぶ汚れ取れてきたで…この調子なら、特に問題あらへんな。
うん…種子自体、そこまで育ってる様子もあらへんし。日が浅くて助かったな?もう少し遅かったら、完全に体内に入り込んどったかもしれん。命拾いしたな?
(しばらく無言で耳かき)
ま、こっちの耳はこんなもんやろ…お疲れさん。
じゃ、反対の耳やるから、身体の向き変えてな。ほら、ゴロンしてもろて。
ん…ほな、始めていくな。じっとしときや…
(耳かき)
あ~…奥にでっかいの、見つけてもた。こりゃ、ちょい手間取るで…
大丈夫や…僕を誰や思うてんねん。君の教授で、怪異の専門家やで?必ず助けたるから、安心せぇ。君のことは見捨てたりせーへんよ。
あぁ、そうそう…そういや、前から気になっててんけど、なんで君はこの研究室選んだん?君以外の学生は、みーんなスルーしてったちゅーに…
…ん?あぁ、君のお姉さんが?そーいや、そうやったな…彼女、僕んとこの研究室所属やったわ。今は元気にしてるん?
ふーん…あの女、僕のことそんな風に言うてたんか。失礼なやっちゃで。
ま、最後の「なんだかんだ頼れる大人」ってとこで許したるわ。それまでの評価が散々やけどな。
それで君は、お姉さんからの口コミでこの研究室入ったちゅーわけか。物好きなやっちゃで。
実際の感想はどないや?変な研究室入って、後悔してるか?
ははっ、さよか…ホンマ、お姉さんに似た物言いしよる。その減らず口は、母親譲りか?
ま、何でもええけどな…僕は、個人的には君みたいな学生、嫌いやあらへんよ。
さて…そんなことより、今回の目玉いくで。この大物をさくっと取り除いたるわ。
んっ…なかなか、奥の方に詰まってやりにくいな…まるで耳垢そのものが意志を持ってるみたいな…
あぁ、平気や…いくら種子言うても、所詮は耳垢。耳垢は耳かき棒を適切に使えば取れる。せやから、しくじるなんてことはありえへん。安心せいや。
(しばらく無言で耳かき)
ま、ざっとこんなもんか。取れたで、耳垢。
あぁ、ホンマや。自分の目で確かめてみるか?
…せやろ?なんか禍々しい感じするやろ?ただの耳垢のはずやのにな。
ん、どーいたしまして。とりあえず、耳かきはこれでしまいや。お疲れさん。
…え?寝付くまで、耳かきを?
いや、あのなぁ…これ以上、耳かきやっても特段、ええことはあらへんで?
…ふーん?そんなに僕の耳かきが気に入った?
なら、しゃーないな…君が寝付くまで、テキトーに耳かき棒動かしといたるわ。
ほら、そのままゆっくり目ェ閉じて…意識も手放してええからな…おやすみ。
(しばらく無言で耳かき)
…はぁ。やっと眠ったか。全く、手のかかる学生ちゃんやで…
(立ち上がる)
さーて…僕は例の『ミイラの手』を厳重封印せなあかんな。今日は徹夜も覚悟せなな…
(女子生徒が入ってくる)
お、なんやー?入るときはいつもノックせぇ言うてるやろー?
……ん?なんや、また妙なモン拾ってきたんか。どれどれ…
……あー。またそないな面倒なモン持ってきおってからに…どこでこれを?
いや、何しとんねん。廃神社に肝試し行って拾ってきたって、完全にアウトやろ。自業自得やて。
あ~、そう…君の友達にも困ったもんやで。今度、ここに来るよう言うとき。僕が直々にお説教しといたるわ。
それはそれとして…これ、多分ミイラの手やな。君、最近痩せたんと違うか?
ふーん…ま、そうなるのも無理あらへん。ミイラの手は生きてる人間から生気を奪い取る習性があるからな。君、このままいくと、衰弱死すんで?
お祓い?そんな上等なこと、できるわけあらへんやろ。僕なんて一介の大学教授に過ぎひんし。
ま、でも…僕の研究室に好き好んで入り浸る変人の君に免じて、とりあえずどないかしたる。これはここで預かるな。
(ミイラの手を引き出しに放り込む)
さて…肝心の君やけど、どないしよか?
別に憑りつかれてるわけやあらへんけど、このままやとちとまずいな……ん?これは…
……ほーん?耳の中に『種子』を埋め込まれてんな。とりま、これを取り除かなあかんな。えーっと、例の道具はどこにしまったかな…
(引き出しの中を漁る)
…ん?あぁ、『種子』っちゅうんは、怪異が人間の身体に仕掛ける自分の一部みたいなもんや。
それを仕掛けられた人間は、徐々に自我を失い、やがて死に至る…そしてその肉体は怪異が復活するための依り代に成り下がるっちゅーわけや。どや?えらい恐ろしいやろ?
(引き出しから耳かき棒を取り出す)
っちゅーわけで、今から耳掃除していくで。この耳かき棒で、耳垢にその姿を変えた種子を取り除いていくで。そのままジッとしとき…
……あぁ?寝転びたい?じゃあ、そこの僕専用の畳スペース使いーや。君にだけ、特別やで?
ほら、この枕の上に頭乗せえ。横向きになって、僕が耳かきしやすい体勢整えてな。
…そんなもんでええ?じゃ、時間もあらへんし、始めてくで…
(耳かき)
…幸い、耳垢自体の量は多くあらへんな。今日中にどうにかなりそうやで。
まぁな…これでも一応、怪異の専門家やし。お祓いはできひんけど、ある程度の解決策なら、それなりに提示できるで。
ははっ…何言うてんねん。僕んとこにこうして頼りにくること自体、異常事態なんやから…もうちょい危機感持った方がええで?
別に反省してんなら、かまへんよ…まぁ、肝試しなんて大概ろくな結果引き寄せへんし、これからは誘われても行かんことを推奨するで。
僕と一緒のときはええんや…それなりの対処法も知ってるし、ホンマに危険なことはせえへん。あくまで研究のために、怪異の一端に触れるだけや。素人が真似しづらい方法でな。
君は一応、この研究室唯一の学生やからな…こんなとこで死んでもらったら困る。きちんと論文書いて、卒業してもらわんと。
ま、そーいうことや。僕もボランティアで人助けはせえへんからな…君はこの研究室の学生特権で、無料にしてあげてるだけや。
っと、言ってる間に、だいぶ汚れ取れてきたで…この調子なら、特に問題あらへんな。
うん…種子自体、そこまで育ってる様子もあらへんし。日が浅くて助かったな?もう少し遅かったら、完全に体内に入り込んどったかもしれん。命拾いしたな?
(しばらく無言で耳かき)
ま、こっちの耳はこんなもんやろ…お疲れさん。
じゃ、反対の耳やるから、身体の向き変えてな。ほら、ゴロンしてもろて。
ん…ほな、始めていくな。じっとしときや…
(耳かき)
あ~…奥にでっかいの、見つけてもた。こりゃ、ちょい手間取るで…
大丈夫や…僕を誰や思うてんねん。君の教授で、怪異の専門家やで?必ず助けたるから、安心せぇ。君のことは見捨てたりせーへんよ。
あぁ、そうそう…そういや、前から気になっててんけど、なんで君はこの研究室選んだん?君以外の学生は、みーんなスルーしてったちゅーに…
…ん?あぁ、君のお姉さんが?そーいや、そうやったな…彼女、僕んとこの研究室所属やったわ。今は元気にしてるん?
ふーん…あの女、僕のことそんな風に言うてたんか。失礼なやっちゃで。
ま、最後の「なんだかんだ頼れる大人」ってとこで許したるわ。それまでの評価が散々やけどな。
それで君は、お姉さんからの口コミでこの研究室入ったちゅーわけか。物好きなやっちゃで。
実際の感想はどないや?変な研究室入って、後悔してるか?
ははっ、さよか…ホンマ、お姉さんに似た物言いしよる。その減らず口は、母親譲りか?
ま、何でもええけどな…僕は、個人的には君みたいな学生、嫌いやあらへんよ。
さて…そんなことより、今回の目玉いくで。この大物をさくっと取り除いたるわ。
んっ…なかなか、奥の方に詰まってやりにくいな…まるで耳垢そのものが意志を持ってるみたいな…
あぁ、平気や…いくら種子言うても、所詮は耳垢。耳垢は耳かき棒を適切に使えば取れる。せやから、しくじるなんてことはありえへん。安心せいや。
(しばらく無言で耳かき)
ま、ざっとこんなもんか。取れたで、耳垢。
あぁ、ホンマや。自分の目で確かめてみるか?
…せやろ?なんか禍々しい感じするやろ?ただの耳垢のはずやのにな。
ん、どーいたしまして。とりあえず、耳かきはこれでしまいや。お疲れさん。
…え?寝付くまで、耳かきを?
いや、あのなぁ…これ以上、耳かきやっても特段、ええことはあらへんで?
…ふーん?そんなに僕の耳かきが気に入った?
なら、しゃーないな…君が寝付くまで、テキトーに耳かき棒動かしといたるわ。
ほら、そのままゆっくり目ェ閉じて…意識も手放してええからな…おやすみ。
(しばらく無言で耳かき)
…はぁ。やっと眠ったか。全く、手のかかる学生ちゃんやで…
(立ち上がる)
さーて…僕は例の『ミイラの手』を厳重封印せなあかんな。今日は徹夜も覚悟せなな…
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