- ヤンデレ
- 幼なじみ
公開日2021年12月03日 19:23
更新日2021年12月03日 19:23
文字数
2482文字(約 8分17秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
幼馴染
視聴者役柄
指定なし
場所
幼馴染の部屋
あらすじ
幼馴染の部屋で二人で勉強会をすることになったあなた。いざ二人で勉強……のはずが、彼女が誤って見せてしまった日記は、危険な秘密が書かれていて……
本編
いいよいいよ上がっちゃってー。
今日は私のわがままに付き合ってくれて本当にありがとう。
あ、そうそう。
今夜は両親遅いから……大丈夫だよ?
なんてね。
特別に意味があって言ったわけじゃないんだけど、その顔はどうやら、意識しちゃってるみたいだね。
(嬉しそうに)まったくー、君はマセガキなんだからー。
こんな玄関前で無駄なことしてる場合じゃないね。
ほら、上がって上がって。
覚えてる? 部屋はこっちだよ。
……なんだか、久しぶりだね。
前はよくお互いの家に行ってたのに、もう何年ってぐらい来てなかったもんね。
この歳になって、子供の頃よりかは遊ぶ暇もないから当然と言えば当然だけど、ちょっと寂しさ感じちゃうなー。
どうする? またお泊り会とかやっちゃう?
多分君のことだから親は許してくれると思うけど。
……そっか、もう今の私たちじゃ、いろいろと面倒なこともあるもんね。
ちょっと仲がいいだけで付き合ってるって噂流されることもあるから、気にしちゃうのもわかるけど、君が友達と一緒にいるときに廊下ですれ違うと挨拶も交わしてくれないのは流石に傷付くんだよ?
今日みたいに勉強会に誘ったら来てくれるんだから、ただ恥ずかしいだけだってわかるけど、そういうところ、まだまだ可愛い男の子だよね。
あ、そうそう、君が来るからってマフィン焼いてみたんだー。
本当は勉強してからの方がいいんだろうけど、そういうの私すぐ忘れちゃうから、先に食べよっか。
持ってくるね。
(間)
(ドア音)
おまたせー。
どれだけ食べさせるんだってくらい作っちゃったから、好きなだけ食べてね。
どう? おいしい?
うん、よかった。
君のために作ったから、やっぱり君に喜んでもらわないと。
まだまだあるけど……もういいか。
いっぱい食べるものじゃないしね。
でも、そしたら勉強するしかないんだよなー。
えー、折角の勉強会なのに勉強するの?
君と話せる機会すらほとんどなかったから、もっと楽しいことしたいー。
ダメ?
うう、仕方ないなー。
あ、ノート鞄に入れたままだ。
……よしっ、それじゃあ先生、お願いします。
って、あっ、これ、ノートじゃ……
(誤魔化すように)ううん、私、間違えて違う教科の取り出しちゃったの! ……あはは?
……見ちゃっ……た?
えっ……監禁したい、とか書いてあった?
そんな、見間違いだよ!
私がそんな物騒なことする人になんか見えないでしょ?
だったら、見せて欲しい……?
あ、いや……
(小声で)もう、隠し切れないや……
(開き直る)
あははっ、そうだよ。
君の見た通り、ここには監禁とか、物騒なこと書いてあるんだ。
ねえ、これ、何だと思う?
ほら見て。私(任意の名前に変更可)と君の恋人日記って書いてあるでしょ?
そうだよ、私の君への恋心を毎日綴ってるの。
例えば、先週の書いた内容だと……
『来週、君と勉強会をする約束を取り付けた。
最近は君とイチャイチャできてなくて不満だったから、本当に楽しみ。
お菓子も作って、話せてなかった分沢山おしゃべりして、しっかり君と共にできる時間だから、無駄にはしたくない。
でも、最近の君の様子も聞かないといけないと思うとやっぱり緊張もする。
噂に過ぎないってことは私が一番わかってるけど、クラスの子に告白されたって話も聞くし、私と疎遠なのも心移りしちゃってるのかな……
もしそうなら、おしおきしないといけないね。
私と君は、切っても切れない、強く固い繋がりで結ばれてるってこと、理解してもらわないと。
おしおきするにしても、しないにしても、その日が来ると思うと楽しみで眠れない』
って。私、今日のこと心待ちにしてたんだ。
あとは……昨日の内容だね。
『ついに君との勉強会が明日に迫ってきた!
もう心臓がドキドキしてるのが伝わってくる。
何と言っても、明日でやっと君が私のものになるんだから。
その後のことがちょっと大変だけど、君を監禁できるのならどんなことだって絶対にやり遂げてみせるって力が湧いてくる。
失敗は許されないから何度も何度もイメージを重ねた。
今の私にならきっとできるはず。
ちょっとドジなことするかもしれないけど、私たちは結ばれる運命だから、うまく事は運ばれるって信じるしかない。
大丈夫、私なら必ず君を手に入れられる』
って、書いてあるね。
監禁の文字が見えたってことは、さっき見たページはここだったんだろうね。
ねえ、どうする?
この日記、君への愛がいーーーっぱい書き記されてるんだけど、もっと聞きたい?
えっ? もう帰りたい?
もしかして、私が監禁しようとしてるっていうのを知って、怖くなっちゃった?
そうだよね、怖いよね。
知らなかったもんね。
私が本当はこんなこと考えてるだなんて、君には疑う余地すらなかったよね。
じゃあ、いいよ。
じゃあね。
……帰れるんだったら。
(倒れる音)
ふふっ、残念だったね。
そんな都合よく帰れるはずないでしょ?
こんなこと考えてる私が堂々と君のこと逃がしてくれるとでも思った?
もう君は、すでに私の計画通りなの。
今やっと私の企みに気付いて出て行こうだなんて手遅れだよ。
だって、君はマフィン、食べちゃったでしょ?
私の手作り睡眠薬入りマフィンを。
予定では勉強しているうちに薬の効果が出て、そのまま疲れたように眠ってもらうつもりだったけど、私、肝心なところでミスしちゃったからね。
即効性だってわかってたけど、ちょっとヒヤヒヤしたなー。
んふふっ、今なら、君のこと、好きにし放題だね。
目の開いてるうちに、いっぱい、スキンシップ取っちゃおっかな。
そしたら征服感、満たされるね。
繰り返し何度でも、君は私のものって言ってあげる。
(繰り返し部分は囁き)
君は私のもの。
君は私のもの。
君は私のもの。
君は私のもの。
しつこく言えば、嫌でもわかるよね。
君は、私のもの。
……そろそろ、目が閉じてきちゃったね。
それじゃ、目の覚めないうちに縛らせてもらわないと。
そっか、君が目を覚ませば、その瞬間から私たちの愛おしく新しい日々が始まるんだね……!
ずっと、望んでた日々がやって来るんだね……!
もう、日記なんて書いてる場合じゃないよ。
これからは、君を愛すことだけをひたすら、私の記憶に焼き付けるんだから。
……もちろん、君の脳裏にも、忘れられないくらい、深く、深く。
今日は私のわがままに付き合ってくれて本当にありがとう。
あ、そうそう。
今夜は両親遅いから……大丈夫だよ?
なんてね。
特別に意味があって言ったわけじゃないんだけど、その顔はどうやら、意識しちゃってるみたいだね。
(嬉しそうに)まったくー、君はマセガキなんだからー。
こんな玄関前で無駄なことしてる場合じゃないね。
ほら、上がって上がって。
覚えてる? 部屋はこっちだよ。
……なんだか、久しぶりだね。
前はよくお互いの家に行ってたのに、もう何年ってぐらい来てなかったもんね。
この歳になって、子供の頃よりかは遊ぶ暇もないから当然と言えば当然だけど、ちょっと寂しさ感じちゃうなー。
どうする? またお泊り会とかやっちゃう?
多分君のことだから親は許してくれると思うけど。
……そっか、もう今の私たちじゃ、いろいろと面倒なこともあるもんね。
ちょっと仲がいいだけで付き合ってるって噂流されることもあるから、気にしちゃうのもわかるけど、君が友達と一緒にいるときに廊下ですれ違うと挨拶も交わしてくれないのは流石に傷付くんだよ?
今日みたいに勉強会に誘ったら来てくれるんだから、ただ恥ずかしいだけだってわかるけど、そういうところ、まだまだ可愛い男の子だよね。
あ、そうそう、君が来るからってマフィン焼いてみたんだー。
本当は勉強してからの方がいいんだろうけど、そういうの私すぐ忘れちゃうから、先に食べよっか。
持ってくるね。
(間)
(ドア音)
おまたせー。
どれだけ食べさせるんだってくらい作っちゃったから、好きなだけ食べてね。
どう? おいしい?
うん、よかった。
君のために作ったから、やっぱり君に喜んでもらわないと。
まだまだあるけど……もういいか。
いっぱい食べるものじゃないしね。
でも、そしたら勉強するしかないんだよなー。
えー、折角の勉強会なのに勉強するの?
君と話せる機会すらほとんどなかったから、もっと楽しいことしたいー。
ダメ?
うう、仕方ないなー。
あ、ノート鞄に入れたままだ。
……よしっ、それじゃあ先生、お願いします。
って、あっ、これ、ノートじゃ……
(誤魔化すように)ううん、私、間違えて違う教科の取り出しちゃったの! ……あはは?
……見ちゃっ……た?
えっ……監禁したい、とか書いてあった?
そんな、見間違いだよ!
私がそんな物騒なことする人になんか見えないでしょ?
だったら、見せて欲しい……?
あ、いや……
(小声で)もう、隠し切れないや……
(開き直る)
あははっ、そうだよ。
君の見た通り、ここには監禁とか、物騒なこと書いてあるんだ。
ねえ、これ、何だと思う?
ほら見て。私(任意の名前に変更可)と君の恋人日記って書いてあるでしょ?
そうだよ、私の君への恋心を毎日綴ってるの。
例えば、先週の書いた内容だと……
『来週、君と勉強会をする約束を取り付けた。
最近は君とイチャイチャできてなくて不満だったから、本当に楽しみ。
お菓子も作って、話せてなかった分沢山おしゃべりして、しっかり君と共にできる時間だから、無駄にはしたくない。
でも、最近の君の様子も聞かないといけないと思うとやっぱり緊張もする。
噂に過ぎないってことは私が一番わかってるけど、クラスの子に告白されたって話も聞くし、私と疎遠なのも心移りしちゃってるのかな……
もしそうなら、おしおきしないといけないね。
私と君は、切っても切れない、強く固い繋がりで結ばれてるってこと、理解してもらわないと。
おしおきするにしても、しないにしても、その日が来ると思うと楽しみで眠れない』
って。私、今日のこと心待ちにしてたんだ。
あとは……昨日の内容だね。
『ついに君との勉強会が明日に迫ってきた!
もう心臓がドキドキしてるのが伝わってくる。
何と言っても、明日でやっと君が私のものになるんだから。
その後のことがちょっと大変だけど、君を監禁できるのならどんなことだって絶対にやり遂げてみせるって力が湧いてくる。
失敗は許されないから何度も何度もイメージを重ねた。
今の私にならきっとできるはず。
ちょっとドジなことするかもしれないけど、私たちは結ばれる運命だから、うまく事は運ばれるって信じるしかない。
大丈夫、私なら必ず君を手に入れられる』
って、書いてあるね。
監禁の文字が見えたってことは、さっき見たページはここだったんだろうね。
ねえ、どうする?
この日記、君への愛がいーーーっぱい書き記されてるんだけど、もっと聞きたい?
えっ? もう帰りたい?
もしかして、私が監禁しようとしてるっていうのを知って、怖くなっちゃった?
そうだよね、怖いよね。
知らなかったもんね。
私が本当はこんなこと考えてるだなんて、君には疑う余地すらなかったよね。
じゃあ、いいよ。
じゃあね。
……帰れるんだったら。
(倒れる音)
ふふっ、残念だったね。
そんな都合よく帰れるはずないでしょ?
こんなこと考えてる私が堂々と君のこと逃がしてくれるとでも思った?
もう君は、すでに私の計画通りなの。
今やっと私の企みに気付いて出て行こうだなんて手遅れだよ。
だって、君はマフィン、食べちゃったでしょ?
私の手作り睡眠薬入りマフィンを。
予定では勉強しているうちに薬の効果が出て、そのまま疲れたように眠ってもらうつもりだったけど、私、肝心なところでミスしちゃったからね。
即効性だってわかってたけど、ちょっとヒヤヒヤしたなー。
んふふっ、今なら、君のこと、好きにし放題だね。
目の開いてるうちに、いっぱい、スキンシップ取っちゃおっかな。
そしたら征服感、満たされるね。
繰り返し何度でも、君は私のものって言ってあげる。
(繰り返し部分は囁き)
君は私のもの。
君は私のもの。
君は私のもの。
君は私のもの。
しつこく言えば、嫌でもわかるよね。
君は、私のもの。
……そろそろ、目が閉じてきちゃったね。
それじゃ、目の覚めないうちに縛らせてもらわないと。
そっか、君が目を覚ませば、その瞬間から私たちの愛おしく新しい日々が始まるんだね……!
ずっと、望んでた日々がやって来るんだね……!
もう、日記なんて書いてる場合じゃないよ。
これからは、君を愛すことだけをひたすら、私の記憶に焼き付けるんだから。
……もちろん、君の脳裏にも、忘れられないくらい、深く、深く。
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