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犬系天狗の少年が勝負を挑んできたのは、尻尾をもふもふしたいからだった
written by 松平蒼太郎
  • からかい
  • ファンタジー
  • 少年
  • 人外 / モンスター
  • 天狗
  • 妖怪
  • 犬系
  • おねショタ
  • 戦闘
公開日2022年07月04日 12:27 更新日2022年07月04日 12:27
文字数
1060文字(約 3分32秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
天狗
視聴者役柄
九尾の狐
場所
某所
あらすじ
九尾の狐である貴女は、少年の姿をした天狗に突如呼び出され、勝負を挑まれる。己の力を試すためだという彼の真の目的とは…?
本編
あ、来た来た。おーい、お姉さん。こっちこっち。

ごめんね、お姉さん。わざわざ遠くから来てもらって。

そう?そんなには遠くない?ならよかった。

で、確認なんだけど…お姉さんが九尾の狐ってやつ?

ふーん…ホントだ。尻尾が九つある。

あはは、たしかに。すごい妖気だ。やっぱりその辺の妖怪とは格が違うや。

でも…だからこそ挑み甲斐がある。

そうだよ。僕は僕の力を試すためにここに来たんだ。

うん、僕は天狗。仙人の元で修行してきた天狗だよ。

察しがいいね。そう、修行の成果をお姉さんで試したいと思って。

あはは、そうかな?意外とお姉さんをこけさせるくらいはできるかもしれないよ?

うん、知ってる。東洋の大妖怪、九尾の狐…

きっとすごく強いんだろうね。でも僕は負けない。

だって僕も誇り高き天狗の一族だから。

どっちの力が上か…試してみようよ、お姉さん。





(荒い息)

流石だね、お姉さん…攻撃、なかなか当たんないや…

あはは、まあね…消耗はしてる。でもこれは想定の範囲内。

そろそろいいかな…?妖穴(ようけつ)、封印。

やっと僕の番だ…本格的に反撃できる。

うん、今のでお姉さんお得意の妖術は全て封じた。

仙人からね、教わったんだ。あらゆる妖怪を退治するのに役立つっていう切り札。すごいでしょ?

あはは、無駄だよ。どれだけ力を練っても妖術は使えない。

それじゃあ…さっきまでのお返し、させてもらうね?





僕の勝ちだね、お姉さん。

じゃ、勝者特権ってことで…お姉さんの尻尾、もふもふさせてもらおうかな?

(尻尾に触れまくる)

あ〜…気持ちい〜!すっごくふかふかなんだけど!

これは噂に聞いてた以上だなぁ…ふふふ♪

あー、ダメだって。逃げるの禁止ー!

お姉さんは敗者なんだから、勝者に従う義務があるんだよ?

え?そうだけど?それが何?

うん、お姉さんの尻尾をもふもふしたかったから勝負を挑んだんだけど。

へぇ〜…お姉さん、ナニされると思ったの?教えてよー。

ふふふ♪百戦錬磨の九尾のお姉さんも結構ウブなところあるんだ。

わっぷ!ちょ、お姉さん…!尻尾全部使って包むのは卑怯…!

あ〜…でも悪くないなぁ、この感触…このまま寝ちゃいたい。

あ、それはダメ。絞め殺すなんて物騒なこと言わないで。

ねー、お姉さん…僕と手を組まない?

うん。お姉さん強いし、もふもふだし。

あはは…いいじゃん。お姉さんも存分に僕を利用しなよ。敵、多いんでしょ?

直接戦ってみて分かったでしょ?僕の実力。

火の粉を払う係にはちょうどいいと思うけど?

うん。その代わり尻尾はもふもふさせてね?

あはは、じゃあ決まり。これからよろしくね、お姉さん。

…もしお姉さんが望むならソウイウコト、してあげていいよ?ふふふっ♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
犬系天狗の少年が勝負を挑んできたのは、尻尾をもふもふしたいからだった
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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