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ケア男子・気心知れた男友達風彼氏編 よりそいボイス『漠然と不安な時』
written by 香久乃このみ
  • 癒し
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  • 純愛
  • 同級生
  • 同僚
  • 熱血
公開日2023年05月21日 12:49 更新日2023年05月21日 12:49
文字数
578文字(約 1分56秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
気心の知れた男友達から彼氏に昇格した人
視聴者役柄
彼の恋人
場所
一人暮らしの部屋
あらすじ
かつては気心知れた男友達、今は恋人であるあなたの元へ、
説明のつかないモヤモヤを抱えた恋人が訪ねてきます。
言葉にしづらい不安に、あなたは不器用ながら優しく寄り添います。
本編
具体的に理由はないけどなんとなく不安……か。

あー、あるよな、そんな時って。

なんかこう、自分の足元が急にぐずぐずと崩れ去ってくような……。
はっきりした未来が見えなくて
どう進んでいいか分からなくなっちまったり……。
あぁ、自分は何のために生まれてきたんだろうなぁ……、
みたいな。

んだよ、その顔。
俺にそんな日があっちゃおかしいかよ。

俺にだってあるんだよ。
フッと自分の存在意義が分からなくなる瞬間がよ。

俺なんか、この世にいてもいなくても
何の影響もねぇよな~、とか。
霞とか埃みてぇに、自分を酷く軽く儚いもののように
感じちまったり……。

けどよ、それって逆に考えりゃ
好きに生きていいってことじゃね?
いてもいなくても歴史や世間になんの影響もない
ちっぽけな存在ってんならさ。

俺らだって、
蟻が普段何してるかなんてあんま考えねぇだろ?
開き直って、自分のためだけに生きようぜ。

ははっ、吹っ切れ過ぎか?
だよな、俺もそう思う。

まぁ、そう簡単な話でもないよなぁ。

でもよ、これだけは言えるぜ。
こうしてお前と過ごす時、
俺はそんな憂鬱をいつの間にか忘れてる。

未来がどうなるか分からない、
自分の存在にどんな意味があるか分からない。

けど、お前と過ごす時間は俺にとって
間違いなく大切なひと時だ。
無意味なんかじゃない。

お前と触れ合えること、
それだけで生まれた意味があったって思えるぜ、俺は。

ここにいてくれて、ありがとうな。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ケア男子・気心知れた男友達風彼氏編 よりそいボイス『漠然と不安な時』
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
香久乃このみ
ライター情報
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