かつては気心知れた男友達、今は恋人であるあなたの元へ、
さびしくて甘やかしてほしい気持ちを抱えた人が訪ねてきます。
ぬくもりを求めるその人を、あなたは不器用ながら優しく甘やかします。

……ん？
どうしたそんな目をして。

……寂しいのか？

何があったかは知らねぇけど、大丈夫だ。
俺はここにいる。
お前が俺を必要とするなら、
いつだってお前の側に駆けつける。

俺は何があってもお前の味方だ。
お前は1人じゃない。
……な？

俺が自分からお前の元を去ることはない。
もしもそんな日が来るとすれば、それは……
お前がそう願った時だけだ。

俺としては考えたくもないけど、な。

……お前の手、あったかいな。
こうして触れているだけでなんだか、安心する。

お前が俺を求めているのが伝わるたび、
ここが俺の居場所だと思える。
……幸せだと、感じる。

お前も俺といる時、
同じ気持ちでいてくれるといいんだけどな……。

……好きだぞ。

きっとお前が考えている以上に俺はお前のことが好きだ。
ひょっとすると、お前が俺を想う気持ちよりもずっと……。

って、さっきから何言ってんだ、俺は……。
お前がそんな寂しそうな顔してっから、
つい、口が滑っちまうんだよ。

……まぁ、嘘は言ってねぇけど。

何があってもお前の味方でいるってのは本気だし。
……俺がお前を嫌うこともねぇし。
お前の存在が俺に色んなもの与えてるってのも事実だし。

……大切に思ってる。
お前のこと。

だから、そんな寂しそうな顔すんな。
こっちが寂しくなんじゃねぇか。
俺はお前に安心を与えてやれてないのか、って……。

この世に味方が1人もいないなんて感じた時は、
俺のことを思い出せ。

俺の元へまっすぐ走って来い。
全部受け止めるから。
……分かったな？

・台本（ゆるボイ！）
ケア男子・気心知れた男友達風彼氏編　あまあまボイス『さびしくて甘えたい時』
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
香久乃このみ