貴方はタバコ休憩をしに、学校裏手にある喫煙所に向かう。そこにいたのは、貴方の同僚の女性教師であった。しばらくは二人で仲良くタバコを吸っていたが、彼女は貴方が知られたくなかった秘密を知っていることを告白してきて…？

(一服)


おや、先生。先生もタバコ休憩ですか？


えぇ、わたしは見ての通りです。学校の喫煙所はわたしの住処なので。


ありがとうございます。けどご心配なさらず。


わたしからタバコをとった方が早死にしますので。


そりゃそうですよ。肺ガンが怖くて、タバコなんか吸ってられません。


ほら、先生もいつまでもそこに突っ立ってないで、こちらで吸いましょう？


…あぁ、ライターを忘れました？


では、わたしがつけますので、そのままで…


(ライターでタバコの火をつけてあげる)


いえいえ。どういたしまして。


タバコを吸う者同士、これからも仲良くしましょう。


どうせこの学校で吸うのは、わたしと先生だけですから。さて、わたしももう一本…


(しばらくお互い無言で一服)


……あぁ、そういえば先生。先生の受け持つクラスに、とても優秀な女子生徒がいませんでした？


えぇ。最難関の国公立を狙えるかもしれないと、教員の間でもっぱらの噂です。


もしそうなれば、我が校の株も上がりますし、彼女の担任だった先生の評判も上々でしょうね。


…ずいぶん決まりの悪い顔をされるんですね。


彼女に何かありました？それとも先生自身が彼女に後ろめたいことでも？


そうですか…まぁ、バカ正直に言うわけありませんよね。女子生徒に手を出してしまったなんてこと…


ふふふっ…バレてないと思ってました？甘いですねぇ、先生は…


たまたま忘れ物を取りに職員室に戻った時に見ちゃったんですよ…先生が彼女に覆い被さって、淫らな行為をしているの…


証拠の動画も残してありますが…見ます？


あはは…まぁ落ち着いてくださいよ、先生。


わたし、周りにバラすなんて一言も言ってませんよ？


えぇ。もっとも、時と場合によっては、その限りではありませんが。


賢明な問いかけですね。満点です。


では、逆に聞きますが、わたしは先生に何を望んでいると思います？


いいえ、金ではありません。他には？


それも違います。わたし、先生に面倒ごとを押し付けようと思ったことはありませんし。


もうギブアップですか？では、正解を発表しますね…


(まぁまぁ深めのベロキス)


あぁ、これが先生の口内のヤニ味ですか。意外と悪くないですね。


もうお分かりでしょう？わたしと付き合いましょう、先生。


そうですね。たしかに先生は生徒に手を出すようなクズです。


けど、その辺の事情も薄々は見えてますよ？


これでもできる女で通ってますから、わたし。


先生、彼女に脅されているんでしょう？


大方、淫らな行為を写メで撮られて、それをネタに強請られているとかでしょう？容易に想像がつきます。


だからこそ、わたしと付き合うことにメリットがあるんです。


えぇ。今なら先生が女子生徒に手を出したという事実を帳消しにできます。


簡単な話です。わたしを隠れ蓑にしてしまえばいい。


わたしという交際相手がいるから、女子生徒に手を出すことはあり得ないって、周りに認知させればいいんです。


ん？あぁ、そういえばそうでしたね。


彼女の方も証拠画像は持っているんでしたっけ。


それも安心してください。そんなもの、さっさと消してもらえばいい。


えぇ、そんなことは可能です。いくら頭が良いといっても所詮は子ども。大人の力でどうとにでもなります。


ま、その辺の細かいことはわたしに任せてください。先生にも多少協力してもらうことにはなりますが。


さて…そろそろタバコ休憩も終わりにして、仕事に戻りましょうか。


え？あぁ、言ってませんでしたっけ？


ぶっちゃけ先生、可愛いじゃないですか。


先生ってけっこう周りに流されやすいタイプですよね？


だから見てて可愛いって思ったんです。


生徒のおもちゃになったり、他の先生からの飲みの誘いにホイホイ応じたり…


素直といえばその通りですが、自我があまり強くない…要するに御し易いタイプなんです、先生は。


わたし、元カレがいたんですけど、先生とは真逆で、自分が一番みたいな感じの男で…


えぇ。嫌気が差して別れましたよ。良い人だったのは最初だけでしたね。


今はタバコで誤魔化してますけど…こう見えてわたし、かなり男に飢えてるんです。


はい、元々性欲は強い方でしたので。


タバコ始めたのも、その性欲を抑えるって意味もありますからね。


勿論タバコを吸い始めたのは、元カレと別れてからですよ。


話を戻しますけど…どうせまた彼氏を作るなら、元カレとは真逆のタイプがいいです。


わたしの言うことを素直に聞いてくれる可愛い彼氏くん…先生ならきっと、そんなわたしの理想の相手になってくれると思います。


ふふっ…そんな難しい顔しなくて大丈夫ですよ。


先生は今この場で頷くだけでいいんですから。


言っておきますが、先生に断る選択肢はありませんよ？


今、窮地に陥っている先生を救えるのはわたしだけ…そうでしょう？


あぁ、おっぱいなら後で揉ませてあげますので、ご心配なく。


せっかくタバコで繋がった縁なんですから、大事にしましょう？


さ、次は先生の方からキスして？


(身体を密着させる)


いえいえ。こんな寂れた喫煙所、誰も来ませんよ。


さっきも言った通り、この学校でタバコを吸うのは、わたしと先生だけですし。周りを気にするだけ時間の無駄です。


さ、早く…それとも先生はわたしのこと、嫌い？


(キスされる)


答え、出してくれましたね…嬉しい。


未成熟な小娘よりわたしの方が手堅くリードしてあげられる…その方が先生にとっても幸せでしょう？


休憩時間、やっぱり少しだけ延長しましょうか。


えぇ、ちょっとした戯れです…大人の恋人同士の、ね？

・台本（ゆるボイ！）
ヤンデレ教師のヤニ臭い告白
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎