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公開日2023年06月01日 17:49
更新日2023年06月01日 17:49
文字数
2272文字(約 7分35秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
彼女
視聴者役柄
彼氏
場所
おうち
あらすじ
SNSに漫画を投稿していてほんの少しだけ名の知られたなあなたと、その作品とあなたという人間に惚れた彼女の、与え、貰うふたりのバランスを気にしすぎてしまう恋人関係のひととき。
本編
なーにやってるんですかっ?
またいつもみたいに漫画描いてるんですか?
なんだか、いつもあなたは頑張ってますね。
貴重な休憩時間も、私の相手してくれて。
肩、凝ってませんかー?
うわー、これはかなりひどいかもしれませんねー、日頃から休憩するということを覚えておかないと、後々身体がズタボロになってしまいますよ?
なーんて、私そういうのよく知りませんけど。
でも、心配になるということには違いありませんよ?
頑張るあなたは大好きですが、それも頑張れる身体があってこそというのを、頑張りすぎる人は蔑ろにしがちですからね。
私は、そのために神様が一緒にしてくれたんだと思ってます。
いつまでも、輝いているあなたが隣にいてくれることが、私の幸せ。
ひとりごとですけど、あなたに聞こえてしまえばいいって、思ってます。
えへへ、あなたとお話してる最中に言っちゃったら、ひとりごとになりませんね。
それで、その漫画はネットに上げるやつなんですか?
へぇ、これが、今度の作品……
すごいですね。
製作途中のページ数でも、この世界観に無意識に魅せられてしまうっていうか、すごい……
今までのあなたから更に進化してるって感じがします。
あっ、いえ、別に、あなたのこれまでの作品のことを貶めるつもりじゃないんですよ?
今までにないカラーで、あなたの作品の幅が広がったって意味ですからね!?
今までの作品たちだって私は大好きですから!
そもそも、私が今までの作品を否定するわけないじゃないですか。
あなたに惹かれたきっかけは、そんな作品たちなんですから。
私はずっと、自信、持ってほしいって思ってます。
そりゃ、ネットの人たちを見渡せば、凄い人は確かにいっぱいいますよ?
数字っていう意味では、あなたより評価されてる人がたくさんタイムラインに流れてくるわけですし。
でも、あなたにはあなたの世界があるじゃないですか。
恋愛だって、年収順だとか、イケメン順だとかで人間は単純に評価されるわけじゃないんです。
人の好みなんて傾向はあっても十人十色。
ここに、あなたのことが一番好きだと思っている人がいるように、あなたの作品もまた、あなたの知らない誰かのナンバーワンになれているのかもしれない。
それを知る方法はないかもしれなくても、そう思うことは自由だから。
しかも、最低でも一人はここにいるじゃないですか。
もしそれがたったひとりなら、こうして近くにいて、出会い、結ばれるなんて、宝くじもビックリの確率です。
だから、いっぱいいるはずですよ。
そんな、ありがとうだなんて言われるほどの大仰なことは言ってませんって。
あなたから貰ったもののお返しと考えれば、足しにもならないくらい。
もっと、あなたの恋人らしくいられたら。
自信持ってほしい、ですか。
なんだか、その言葉を否定するわけにはいかなさそうですね。
一体、誰の受け売りなのかは知りませんが。んふふっ。
そう、ですよね。
あなたの一番で唯一だから、恋人として寄り添っているんですものね。
告白は私からだとしても、あなたが受けなければ、なれない関係。
恋人がそんな関係だということも、あなたからの幸せを享受していると、つい、忘れそうになってしまいます。
いつも、貰ってばっかりだから。
あなたが描いてくれる作品を、こんな特別な場所で見られるということも、私には恐れ多いくらい。
けれど、あなたも悩み多い作者さんですからね。
あなたを支えるくらいは当然の務め。
とはいっても、それすらも幸せというか、やっぱり貰っている気分になってしまうんです。
だって、私は、あなたの恋人であると同時に、あなたのファンの一人でもあるんですから。
自分では、その中の一番ってつもりですよ?
も、もちろん、あなた自身への愛情を含めて、です。
私にしか出来ない、卑怯な技ですけどね。
だから、そんなあなたを支えることができるということにすら、興奮してしまう……
それでも、こんな貰ってばかりの私をあなたは恋人として認めてくれる、ということなんですよね。
こんな私でも。
って、そうでしたね。
自信持たなきゃいけないんでした!
あなたに言いましたけど、難しいですね。
すぐ不安になっちゃう。
私、ずっと悩んでました。
愛してるなんて、言っていいのかなって。
私は何も出来てないのに、愛してるなんて、身勝手で誤魔化してるみたいで、私には綺麗すぎる言葉だなって。
あっ、いえ、そういうつもりじゃなくて!
あなたがそう思わせてたとか、ほんと、すぐにあなたは背負いたがるんですから。
待ってください、今の発言、そのまま返される気がしたのでナシで。
……でも、あなたがそう言うなら、聞かせてください。
あなたは、私の愛、感じてくれてたんですよね。
っていうか、そうじゃなかったら、一緒にいてくれないはずって、思えてきたんです。
そういえば、あなたの最近の作品でそんなものがありましたね。
どんな優しい人だって、奴隷になりたいわけじゃないって。
自分の幸せを求めてるって。
あの作品は、優しさに付け入る人に反論するような作品でしたけど、私には逆に、誰かのためになれているかを感じられない人へのメッセージにも思えて。
歪めるような読みかもしれないですけど、そんな風に刺さりました。
教えてください。
私は、あなたの幸せなんですか?
……よかった。
言われれば、そうかもしれませんね。
受け取ってくれる人がいて、初めて愛が愛になる。
それも幸せ、か……
なら、これからも私、ちゃんとあなたの愛を貰いますね。
いっぱい、いっぱい、貰いますからね。
あの、私、今なら言える気がしてきました。
独りよがりなんかじゃ、ないんですものね。
愛してます。
んふふっ。
またいつもみたいに漫画描いてるんですか?
なんだか、いつもあなたは頑張ってますね。
貴重な休憩時間も、私の相手してくれて。
肩、凝ってませんかー?
うわー、これはかなりひどいかもしれませんねー、日頃から休憩するということを覚えておかないと、後々身体がズタボロになってしまいますよ?
なーんて、私そういうのよく知りませんけど。
でも、心配になるということには違いありませんよ?
頑張るあなたは大好きですが、それも頑張れる身体があってこそというのを、頑張りすぎる人は蔑ろにしがちですからね。
私は、そのために神様が一緒にしてくれたんだと思ってます。
いつまでも、輝いているあなたが隣にいてくれることが、私の幸せ。
ひとりごとですけど、あなたに聞こえてしまえばいいって、思ってます。
えへへ、あなたとお話してる最中に言っちゃったら、ひとりごとになりませんね。
それで、その漫画はネットに上げるやつなんですか?
へぇ、これが、今度の作品……
すごいですね。
製作途中のページ数でも、この世界観に無意識に魅せられてしまうっていうか、すごい……
今までのあなたから更に進化してるって感じがします。
あっ、いえ、別に、あなたのこれまでの作品のことを貶めるつもりじゃないんですよ?
今までにないカラーで、あなたの作品の幅が広がったって意味ですからね!?
今までの作品たちだって私は大好きですから!
そもそも、私が今までの作品を否定するわけないじゃないですか。
あなたに惹かれたきっかけは、そんな作品たちなんですから。
私はずっと、自信、持ってほしいって思ってます。
そりゃ、ネットの人たちを見渡せば、凄い人は確かにいっぱいいますよ?
数字っていう意味では、あなたより評価されてる人がたくさんタイムラインに流れてくるわけですし。
でも、あなたにはあなたの世界があるじゃないですか。
恋愛だって、年収順だとか、イケメン順だとかで人間は単純に評価されるわけじゃないんです。
人の好みなんて傾向はあっても十人十色。
ここに、あなたのことが一番好きだと思っている人がいるように、あなたの作品もまた、あなたの知らない誰かのナンバーワンになれているのかもしれない。
それを知る方法はないかもしれなくても、そう思うことは自由だから。
しかも、最低でも一人はここにいるじゃないですか。
もしそれがたったひとりなら、こうして近くにいて、出会い、結ばれるなんて、宝くじもビックリの確率です。
だから、いっぱいいるはずですよ。
そんな、ありがとうだなんて言われるほどの大仰なことは言ってませんって。
あなたから貰ったもののお返しと考えれば、足しにもならないくらい。
もっと、あなたの恋人らしくいられたら。
自信持ってほしい、ですか。
なんだか、その言葉を否定するわけにはいかなさそうですね。
一体、誰の受け売りなのかは知りませんが。んふふっ。
そう、ですよね。
あなたの一番で唯一だから、恋人として寄り添っているんですものね。
告白は私からだとしても、あなたが受けなければ、なれない関係。
恋人がそんな関係だということも、あなたからの幸せを享受していると、つい、忘れそうになってしまいます。
いつも、貰ってばっかりだから。
あなたが描いてくれる作品を、こんな特別な場所で見られるということも、私には恐れ多いくらい。
けれど、あなたも悩み多い作者さんですからね。
あなたを支えるくらいは当然の務め。
とはいっても、それすらも幸せというか、やっぱり貰っている気分になってしまうんです。
だって、私は、あなたの恋人であると同時に、あなたのファンの一人でもあるんですから。
自分では、その中の一番ってつもりですよ?
も、もちろん、あなた自身への愛情を含めて、です。
私にしか出来ない、卑怯な技ですけどね。
だから、そんなあなたを支えることができるということにすら、興奮してしまう……
それでも、こんな貰ってばかりの私をあなたは恋人として認めてくれる、ということなんですよね。
こんな私でも。
って、そうでしたね。
自信持たなきゃいけないんでした!
あなたに言いましたけど、難しいですね。
すぐ不安になっちゃう。
私、ずっと悩んでました。
愛してるなんて、言っていいのかなって。
私は何も出来てないのに、愛してるなんて、身勝手で誤魔化してるみたいで、私には綺麗すぎる言葉だなって。
あっ、いえ、そういうつもりじゃなくて!
あなたがそう思わせてたとか、ほんと、すぐにあなたは背負いたがるんですから。
待ってください、今の発言、そのまま返される気がしたのでナシで。
……でも、あなたがそう言うなら、聞かせてください。
あなたは、私の愛、感じてくれてたんですよね。
っていうか、そうじゃなかったら、一緒にいてくれないはずって、思えてきたんです。
そういえば、あなたの最近の作品でそんなものがありましたね。
どんな優しい人だって、奴隷になりたいわけじゃないって。
自分の幸せを求めてるって。
あの作品は、優しさに付け入る人に反論するような作品でしたけど、私には逆に、誰かのためになれているかを感じられない人へのメッセージにも思えて。
歪めるような読みかもしれないですけど、そんな風に刺さりました。
教えてください。
私は、あなたの幸せなんですか?
……よかった。
言われれば、そうかもしれませんね。
受け取ってくれる人がいて、初めて愛が愛になる。
それも幸せ、か……
なら、これからも私、ちゃんとあなたの愛を貰いますね。
いっぱい、いっぱい、貰いますからね。
あの、私、今なら言える気がしてきました。
独りよがりなんかじゃ、ないんですものね。
愛してます。
んふふっ。
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ヤンデレとか書きます。
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