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飲んだくれのオッサン剣聖は私のお父さん(国王)の親友
written by 松平蒼太郎
  • ファンタジー
  • おやじ
  • オッサン
  • 剣聖
  • のんだくれ
  • 救出劇
  • 酔っ払い
  • 異世界
  • 年上
公開日2023年06月11日 06:53 更新日2023年06月11日 06:53
文字数
1138文字(約 3分48秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
剣聖
視聴者役柄
場所
某所
あらすじ
知性のあるモンスターに攫われた一国の姫は、モンスターの隠れ家に無理やり閉じ込められていた。そんな時、隠れ家の扉が開き、そこに現れたのは、彼女の父の親友である剣聖で…?
本編
お姫さーん?いるー?よっ、こいしょ…


(重い扉を開ける)


おー、いたいた。大丈夫かー?


悪い悪い。けど、いつもの憎まれ口叩けんなら大丈夫だな。


とりあえず帰るか。立てる?


無理かー。じゃあおぶってくしか……ッ!


(化け物に襲われる)


ヤベっ、バレた。嗅覚鋭いね、君…


お姫さんよぉ…とりあえずその辺隠れとき?危ないから。


(抜剣)


俺、このナンジャモンと遊ばなきゃだから。


へーきへーき。オッサン、これでもそこそこ戦えるんだぞー?


死なん死なん。帰って酒、たらふく飲みたいからさぁ…お姫さんはそこで大人しく待っとけー?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ふぅ…疲れた。


やっぱ剣振るうと腰にくるなぁ…あいてて…


お待たせ〜。さ、今度こそ帰るか。


(差し出した手を取られる)


お、立てるようになったか。よかったよかった。


(手を繋ぎながら二人して歩き出す)


しっかしまぁ、お姫さんも厄介なのに連れ去られたモンだな。アレ何?


へぇ〜…そりゃ怖え。


子づくりさせられるとこだったって、普通にヤバいこって…それもあんなバケモンにさぁ…


俺?俺はまぁ、お姫さんの父ちゃんから頼まれて来ただけ。今日帰って一緒に飲む予定してんだ。


ガハハ!わーってるよ!父ちゃん、酒弱えもんな!飲ませすぎないようにするって!


てか聞いてくれよ。父ちゃん、いっつも俺に「娘には手を出すんじゃないぞ?」って釘刺してくんの。信用なくね?


ガハハ!そうかそうか!俺、手を出しそうな変態オヤジに見えるかぁ!そりゃ失敬!


あ〜、なんか飲みたくなってきた…ちょいボトル開けてっと…


(酒をあおる)


くっ、ハァ〜…!うんめぇ…!


これだから、酒はやめらんねえんだわ。


この一杯があるから生きてけるまであるし…


へ?なんか言った?酒臭いのが嫌い?


あ、いや、それは知らん。剣聖なんて周りが勝手に言ってるだけだろ〜?


俺は見ての通り、ただの飲んだくれのオッサンだからよぉ〜、剣聖とかいう肩書き、オーバー過ぎんだよなぁ…


(酒をあおり続ける)


へぇ〜?バケモン退治した時の俺、凄かった?


へへっ、そりゃどーも。助けた甲斐があるってもんだ。


ま、お姫さんは俺の親友の大事な娘だからよぉ、助けないなんて選択肢存在しねえんだよなぁ〜。


あいあい、何でしょうか?お姫さん?


…俺自身が?お姫さんのこと?


んー…じゃあノーコメントで。


いや〜、何言っても、セクハラ認定されそうだしなぁ。父ちゃんに殺されちまう。


父ちゃん国王様だし、国家権力で即粛清されそうだ。こわいこわい…


…おいおい。そんな真剣に頼み込まれてもなぁ…


あ、じゃあ耳貸して?あと、今から言うことは数秒後には忘れてくれよ?


(以下の一文のみ、囁き)


オッサンがもっと若かったら求婚してたレベルで可愛いぞ、お姫さんは…


……あ〜、手持ちの酒無くなっちった。あとで街に買い足しに行かねえとなぁ…


お姫さーん?ぼーっとしてっと、置いてっちまうからなー?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
飲んだくれのオッサン剣聖は私のお父さん(国王)の親友
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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