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彼氏の親友の家にお泊まりさせてもらった
written by 松平蒼太郎
  • 友情
  • 寝かしつけ
  • 彼氏の親友
  • お泊まり
公開日2023年08月28日 19:33 更新日2023年08月28日 19:33
文字数
1207文字(約 4分2秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
彼氏の親友
視聴者役柄
親友の彼女
場所
親友宅
あらすじ
超絶寂しがり屋の貴女は、仕事の関係で家に帰ってこられない彼氏に代わって、彼氏の親友である男性と共に一晩を過ごすことになった。彼氏からはもちろん了承済みであり、男性自身も貴女には手を出さないと言っていて…?
本編
(インターホンが鳴ったので、ドアを開ける)


…どうも。こんばんは。


あぁ…アイツから話は聞いてる。あがって。


(親友の彼女を家にあげる)


いや、別に…事前に話は聞いてたから、迷惑じゃない。


シャワー、浴びる?着替えとかは…


そっか…じゃあ好きに使っていいよ。俺は作業してるから、なんかあったら呼んで。


(彼女が風呂場から出てくる)


…どうぞ。ホットミルクだけど…


いや…アイツがいっつも風呂上がりの君に淹れてるっていうから…


…どういたしまして。布団、用意してるから、いつでも寝ていいよ。


…話?いいけど俺、アイツと違ってそんな話せないよ?


わかった。何話す?逆に話したいことある?


あぁ…それは、まぁ、許してやれとしか…


アイツはアイツで仕事忙しいし…今日、君を俺のとこに預けたのだって、そういうことだし…


ただ、アイツの言う彼氏代行ってのが、意味わからんけど…


そ、そっか…信頼されてるのは嬉しいけど…なんか複雑だな…


いや…俺なんかが君を預かっていいのかなって…すごい今さらな話ではあるけどさ…


…君は嫌じゃない?彼氏じゃない男と一晩過ごすなんて…いっそ一人で過ごした方が…


そういうもんか。そっか…


その、さ…一人が寂しいって気持ちが理解できなくて…ごめん。


俺、こんな性格だから…アイツ以外、友達いないし、一人が当たり前だから、さ…


あぁ、そういう…アイツ、俺のことそんなふうに言ってんのか。信頼の寄せ方が謎すぎるけど…


…襲わない。君のことは、絶対。


口下手で取り柄らしい取り柄もないけど…アイツとの約束だけは守らなきゃだし…だから俺は君に手は出さない。


あ、いや…!君に魅力がないとかそういうんじゃなくて…!ただ俺はアイツとの約束を…!


(ため息)


……あんまり驚かせないで。ただでさえ、女性慣れしてないんだから…


…まぁ、ね。君相手には慣れたけど…アイツを通じて何回も会ってるし…


え?あ、あぁ…それくらいならお安い御用、だけど…


(彼女が布団に潜ったのを見計らって、手を握る)


手、握ったけど…嫌じゃ、ない…?


そっか…寝れるんなら、よかった。


こんな時、アイツなら躊躇なく添い寝するんだろうけどな…


…俺はしないよ。君の隣に本当にいるべきはアイツだから。


うん…綺麗事に聞こえるかもしれないけどさ、君とアイツの幸せが俺の幸せなんだ。


その為だったらいくらでも手を貸すし…やれるだけのことはやろうと思ってる。


笑うなよ、恥ずかしい…本気でそう思ってんだから…


いや、俺はいいよ…彼女を隣に置いてる自分なんて想像できないし…


う…強引だな。その質問、絶対ノーって答えられないやつじゃん…


わかったよ…そこまで言うなら、紹介してもらおうかな…


うん…やれるだけのことはやってみる。最初からできないって決めつけるのもアレだし…


ありがとう…やっぱアイツの彼女なだけはある。お節介なところとか、似てるし。


似てるよ。そういう意味でも、君たちはお似合いのカップルだ。


からかってないって。思ったことを言ったまでだよ。


それよりほら、寝なくていいの?明日、朝から友達との約束があるんでしょ?


うん、おやすみ。完全に寝付くまで手、握っててあげるからね…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
彼氏の親友の家にお泊まりさせてもらった
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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