なんやかんや貴女にゾッコンな彼氏と、イチャイチャするだけのお話。

あ〜…ガチャ、爆死した。もう流石にやめるかぁ…


…あー、うん。お目当てのキャラ、当てられなかった。めっちゃ残念。お前は？


へー…羨まし。いいよなぁ、お前は…爆死した俺と違って、大好きなキャラが引けて…


ん？甘やかしてくれんの？サンキュー。じゃあ遠慮なく、甘えさせてもらおっかな…


(彼女の胸に飛び込む)


あったけ〜…彼女の胸に埋もれるとか、最高じゃん。いや、でも、埋もれるほどは……ごめん、何でもない。


ハァ…じゃあ今度は俺からギューってするな。慰めてくれたお礼…


(ハグ)


頭、すっぽり収まるな…お前、改めて近くで見ると、ちっちぇ〜…


悪くない。むしろ庇護欲そそられて好き。


でも、男受け良さそうなのがな〜…知らんうちに、俺以外の男に抱き込まれてたら、普通に死ぬ……って、言ってる場合でもねぇな。その男、即刻処刑だわ、うん。


やめろやめろ。寝取り報告とか、脳破壊不可避じゃん。マジで死ぬぞ、俺。


わーってるよ…お前のことはちゃんと守る。連絡もこまめに取る。ヤるべきことだってちゃんとヤる。だから、捨てないでもらえると助かるな〜、なんて…いや、俺が捨てられない努力しろって話なんだけどさ…


あ〜、さんきゅ…やっぱ好きだわぁ、そーいうとこ。もう一生彼女でいてくれ…


(少し強めに抱きしめ直す)


あ〜、そ、そうだな…彼女、より、奥さんのがいい、かも…


るせ〜…肝っ玉小さくて悪かったな…どうせ俺は陰キャオタクだし…童貞ではないけど。


笑うなって…学生時代の黒歴史思い出すだろうが…拗らせてたのは、今思い出しても、痛々しくて仕方ねぇ…


あ、黒歴史といえば…お前も俺と初めての時に、下着がクマさんの柄でびっくりした記憶が…


ごめんごめんw もう言わないw 俺の脳内に留めとくからw


…そう？今は大丈夫な方の下着？それじゃあ、少し付き合ってもらおうかな…よっ、と…


(彼女を優しく押し倒す)


…え？今のってそういう流れだろ？お前の黒歴史を上書きしてやろうって流れ…


だろ？ずっと擦られ続けられるのも嫌じゃん？だから、あの時以上の思い出で上書きすればいい…そうすりゃ、恥ずかしい思い出も素敵な思い出に早変わりだ。


そ、そーいうもんなの。思い出ってのは、えてして、美化されるもんだから…いつか「あの時はあんなことがあったよねー」的な笑い話に変えられるって。多分きっと、そう。


りょーかい…言い出しっぺの法則、だろ？ちゃんとリードするから…このまま俺に身体預けて。な？

・台本（ゆるボイ！）
【イチャラブ】可愛がりな彼氏との甘い日常
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎