この国初の女性首相である貴女を、秘書である青年が耳かきで癒してくれます。彼の口から発せられる、甘い囁きを存分にお楽しみください。

総理。これにて、本日の予定は全て終了です。お疲れさまでした。


はい。お疲れでしょうから、ゆっくり休める場所へ移動しましょう。どうぞこちらへ。


(彼女を連れてプライベートルームへ移動)


総理、上着はこちらに。そこのハンガーにかけておきますので。メイクも落とされるなら、そこの洗面台で。


…総理？いかがされました？綿棒をじっと見て…もしかして耳かきを？


いえいえ、遠慮なさらず。もしよろしければ、僕が耳かきをしてあげますよ？


いいじゃないですか。最近は忙しくて、耳の手入れも碌にしていなかったでしょう？ですから、この機会にぜひ。


はい。それでは、そこのベッドで横になりながら、耳掃除をしましょう。まずは僕が座りますね。ん、しょっと…


はい、これで準備は整いました。さ、僕の膝に頭をのせてください。


ふふ…総理、もしかして恥ずかしいのですか？僕に膝枕されるの…総理ともあろうものが、ねぇ？


(彼女が膝に頭をのせてくる)


ふふ…僕に対しても負けず嫌いですね、総理は…誰に対しても、負けず嫌いなところはありますけど。


はいはい…余計なことを言いすぎましたね、すみません。


さ、それでは、耳かきを始めていきましょう。さっそく綿棒、突っ込んでいきますね…


(綿棒耳かき)


力加減、どうですか？痛かったら遠慮なく言ってくださいね？


はい…ではこのままの力加減で、進めていきますね。


かり、かり…かり、かり…かり、かり…
(オノマトペの回数は、演者様にお任せします)


お目目、トロンとしてきましたね…綿棒の感触を楽しんでいただけているようで、何よりです。


そうですか？他の方と比較したことがないのでわかりませんが…お褒めの言葉、ありがとうございます。総理に褒められて、とても光栄です。


えぇ。総理は他人に対してもご自分に対しても、厳しい方ですから…そんな貴女に褒められるのは、素直に嬉しいですよ。


はい…総理はこの国初の、女性首相ですからね…負けん気が強くて、尖ったナイフのような冷徹な女性を演じなければいけないのはわかります。


ですが…今だけは、僕に甘えてもらって構いません。貴女にとって唯一無二の秘書である、この僕に…ね？


ふふっ、ありがとうございます。そろそろ反対の耳をやりましょう。身体の向き、変えてください。


はい、ありがとうございます。では、こちらも綿棒を入れていきますので、そのままで…


(綿棒耳かき)


こちらもじっくりゆっくり、耳掃除していきますね～…引き続き、綿棒の感触を楽しんでいってください…


…え？僕が秘書を続けていられる理由、ですか？


そうですね…やはり、総理のことを心から尊敬しているからでしょう。


はい。世界で一番、尊敬していますよ。女性の身でありながら、この国のトップに上り詰めて…一国のリーダーとして、常に毅然とした態度でいて、とてもかっこいいと思います。


官僚やマスコミ、別派閥の政治家たち…彼らからのプレッシャーをものともせず、堂々と切り返している貴女の姿が、僕は好きです。常に強くあろうとする貴女を心から尊敬します。


でも…だからこそ、総理は身の丈を超えた無茶をせざるを得ない。その重圧に耐えている総理を、最も近い場所で支えたいと思ったんです。たとえ、総理ご自身から拒絶されたとしても…


はい…それだけ総理に心酔しているんですよ、僕は。これからも秘書として、貴女のお節介を焼かせてください。


あはは…僕のやっていることなんて、お節介そのものですから。今やってる耳掃除だって、そうですし。僕に対する気遣いは不要ですよ。


はい…ではお言葉に甘えて、これからもお節介焼かせてもらいますね。


(しばらく無言で耳かき)


さ、こちらの耳掃除もこれで終了です。仕上げに、両耳をマッサージしますので、仰向けに寝転がってください。


はい…眠たいならこのまま眠っていただいて構いません。それでは最後、始めていきます…


(両耳マッサージ)


このままマッサージで寝落ちしちゃってください…総理だって一人の女性、完全にリラックスしたいときはしていいんです。僕と二人きりの時は、いくらでも甘えてくれて構いませんので…


えぇ。貴女がどれだけ敵に囲まれようと、僕は最後まで味方でいますから…貴女が許す限り、貴女の秘書でい続けますから。


僕の声と指に感覚を委ねて…？ゆっくりと意識を手放すように、していっていいですから…


はい…総理が寝付くまで、ずっとこうしていますから…安心して眠ってください。


(寝息を立て始めた彼女に一言)


おやすみなさい、総理…貴女が少しでも、良い夢を見れますように…

・台本（ゆるボイ！）
【ASMR】一途な青年秘書のトロトロ甘やかし耳かき
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎