社会人の貴女は歳の離れた弟と二人で暮らしていた。いつも仕事で疲れた貴女を労ってくれる弟は、貴女にとっての癒しになっていた。その日の朝も目を覚ますと、抱き枕にしていた彼が、優しくおはようと言ってくれて…？

(あくび)


んっ…おはよ、お姉ちゃん。よく眠れた？


そっか…ちゃんと寝れたんなら、よかった。僕、ちゃんとお姉ちゃんの抱き枕になれた？


えへへ…よかった♪ お姉ちゃん、最近すごく疲れてたみたいだし…これでもすっごく心配したんだよ？


(頭を撫でられる)


へへ〜…どういたしまして。お姉ちゃんの為なら僕、いくらでも抱き枕になるよ？


ううん、全然大丈夫。お姉ちゃんにギューってされて、僕も幸せだった。凄く気持ちよかったからさ…これからもギューってして、いいんだよ？


(抱きしめられる)


ふふっ…お姉ちゃんってば、甘えん坊なんだから…僕以外に甘やかしてくれる人がいないんだよね？


うん…知ってる。お姉ちゃんが外でお仕事頑張ってるの…他に弱音を吐ける人がいないことも…


だから僕が応援してあげるんだ…少しでもお姉ちゃんが頑張れるようにって。


あ、でももし、頑張りたくなくなったら、頑張らなくていいよって、いっぱい抱きしめてあげる。僕はお姉ちゃんの弟だから。


(軽くおでこにキスする)


ん…お姉ちゃんが元気になるおまじない。おでこにチューってそういう意味だよね？


ホント？元気出た？おまじないの効き目、さっそく表れたね♪


(お腹の鳴る音)


あぅ…その、お腹空いちゃった…ごめんね？お姉ちゃん、ホントはもっとゆっくり寝てたいのに…


…大丈夫？無理はしちゃダメだよ？辛くなったら、いつでも休んでいいからね？


うん…休日だし、ご飯はゆっくり食べて、眠たくなったら、またゴロゴロして…お出かけしたくなったら、お出かけして…とにかく、自分のペースでゆっくり過ごせばいいんだよ。勿論、僕もお姉ちゃんのしたいことに付き合うし。


大丈夫…焦る必要はないからさ、今日は二人でのんびり起きよ？ねっ？

・台本（ゆるボイ！）
【寝起き】歳の離れた弟はわたしの癒し
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎