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公開日2024年03月16日 09:46
更新日2024年03月16日 09:46
文字数
1927文字(約 6分26秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
会社の後輩(事務員)
視聴者役柄
先輩社員
場所
会議室
あらすじ
ちょっと…いや、だいぶドジっ子な事務員の彼女は、上司(先輩)であるあなたのExcelデータを間違えて壊してしまいます。彼女に理由を聞くため会議室に呼び出しますが、彼女はひどく動揺しており、許してもらうために何でもするとまで言い出し…?
本編
○会議室
(ドアのノック音)
「し…失礼しますっ!」
「あ…あの…先輩…お話っていうのは…」
「あ…はい…そうですよね。何のことかはわかっております…」
「す…すいませんでしたあああああああああ!先輩が仕事で使っているExcelデータ、間違えてぶっ壊してしまい…本当にすいません!!!」
「ただ数字を打っていたつもりが、なんか上のバー?みたいな、fx?とか書いてあるヤツになんかアレして、うまく足し算があわなくなって…うわあああ…ごめんなさい…」
「…はい…コピー…あ、バックアップ?は取ってません…」
「(小声)バックアップってなんだ…?」
「ひっ!い、いえ!何でもないです!」
「あの…ひょっとして、私さすがに…クビでしょうか…?先輩のデータはもちろん、同僚、部下のExcelデータを破壊するだけに飽き足らず、先日はなぜかパソコンの画面までも壊したし…。いえ、本当にアレもただ使っていただけなんです。それなのに急に画面が真っ暗になって…」
「その…今クビになるのはさすがにマズいんです!どうかお願いです!何でもします!靴の裏でも舐める覚悟ですので!どうか後生だから…!」
「…あ!そうだ!先輩、たまにお昼休みにこそこそ事務所で耳かきしてますよね!私、いつも机に突っ伏して、寝たふりしているので知ってますよ!」
「どうですか先輩!ここはひとつ、私が耳かきをしますので、クビだけはどうかナシにしてもらえませんか?」
「ちょうどほら!ここ会議室だし、こうやって椅子を並べれば…」
(椅子を動かす音)
「ささ!先輩!どうぞ横になってください!首の皮がつながるなら、膝枕だってしますので!」
「ーーえ?先輩がこそこそ耳かきしていることは誰にも言ってませんよ?すっごい気持ちよさそうで、お顔をトロ~ンとさせながら耳かきを楽しんでるのは知ってますけど」
「どうしたんですか?急にもじもじして。遠慮せず頭を私の膝にのせてください!仕事を続けるためです!」
(膝に頭を乗せる音)
「ウヒヒwくすぐったいw」
「あ、すいません…笑ってる場合じゃないですよね…では…始めますね…」
(耳かきスタート)
「おおー…先輩、時々耳かきしている割には、結構汚れてますね~…。あれ?なんで先輩顔赤くしてるんですか?別に生理現象だから恥ずかしいことじゃないですよ?」
「よいしょ…こんな感じで大丈夫かな…こればかりは失敗したら、私クビどころじゃすまないですもんね…」
「……ここをカリカリっと………アッ!い…いえ、大丈夫です。何でもないですマジで…はい。あ、先輩にマジとか言ってすいません」
「いや、ほんとに何でもないですってーアハハ」
「(小声)あとで近所の耳鼻科、調べた方がいいかな…」
「え?いや、こっちの話です。ほら、私最近花粉症ひどいじゃないですか?市販の薬飲むより、耳鼻科に行った方がいいかなあ~ってアハハ~…」
「そんなことより先輩!すっごくきれいになりましたよ!もう会社でこそこそ耳かきしなくても大丈夫なくらいキレイです!」
「…なんでちょっと涙目なんですか?もしかしてお耳、痛かったですか?」
「そういうわけではない…。なら、反対も始めて大丈夫ですか?頭の位置変えていただけます?」
「それでは、こちら側も失礼しますね…」
(反対の耳 スタート)
「…あのー…一応、確認なんですけど。これでクビはなしってことでいいんですよね…?」
「え、クビにするって話で呼び出したんじゃないんですか?…なんだぁ~びっくりしたあ。あ、でも安心してください!耳かきはちゃんと最後までやりますので」
「ーーいつもデータを壊してしまう理由ですか…。それが分かれば苦労しないんですけど…」
「私ってドジなので、“早く作業を終わらせてみんなの役にたたないと”って考えるんですけど。いっつもパソコンがエラーになったり、急にデータがうまく保存できなくなったりして…」
「ーーうっ…そうですね。私、パソコンとか結構苦手で…。なんで事務員になったんだよって感じですよね…アハハ…」
「ーーへえ~、先輩も入社したころはよくデータ壊しちゃったんですか?意外です。先輩、機械強いからバリバリパソコン使いこなしているかと思いました…」
「先輩でもそんな経験があるんですね…。なんか少し気持ちが楽になりました」
「…あ、この話をするために呼び出したんですか。先輩、優しいですね。私も先輩みたいになれるよう、もっと頑張ります!」
「耳垢もなくなったので、そろそろ終わりにしますね」
(耳かき終わり)
「さっきはてっきりクビになると思って、取り乱してすいませんでした。私、先輩の部下になれて、本当に良かったです!次からは落ち着いてお仕事を進めていきます!問題改善は社会人の基本ですもんね!」
「先輩も、耳垢溜まったり、耳かき気持ちよくてトロ~ンってなるのは恥ずかしいことじゃないですから、気にせず昼休みに耳かきしてくださいね♪」
(終)
(ドアのノック音)
「し…失礼しますっ!」
「あ…あの…先輩…お話っていうのは…」
「あ…はい…そうですよね。何のことかはわかっております…」
「す…すいませんでしたあああああああああ!先輩が仕事で使っているExcelデータ、間違えてぶっ壊してしまい…本当にすいません!!!」
「ただ数字を打っていたつもりが、なんか上のバー?みたいな、fx?とか書いてあるヤツになんかアレして、うまく足し算があわなくなって…うわあああ…ごめんなさい…」
「…はい…コピー…あ、バックアップ?は取ってません…」
「(小声)バックアップってなんだ…?」
「ひっ!い、いえ!何でもないです!」
「あの…ひょっとして、私さすがに…クビでしょうか…?先輩のデータはもちろん、同僚、部下のExcelデータを破壊するだけに飽き足らず、先日はなぜかパソコンの画面までも壊したし…。いえ、本当にアレもただ使っていただけなんです。それなのに急に画面が真っ暗になって…」
「その…今クビになるのはさすがにマズいんです!どうかお願いです!何でもします!靴の裏でも舐める覚悟ですので!どうか後生だから…!」
「…あ!そうだ!先輩、たまにお昼休みにこそこそ事務所で耳かきしてますよね!私、いつも机に突っ伏して、寝たふりしているので知ってますよ!」
「どうですか先輩!ここはひとつ、私が耳かきをしますので、クビだけはどうかナシにしてもらえませんか?」
「ちょうどほら!ここ会議室だし、こうやって椅子を並べれば…」
(椅子を動かす音)
「ささ!先輩!どうぞ横になってください!首の皮がつながるなら、膝枕だってしますので!」
「ーーえ?先輩がこそこそ耳かきしていることは誰にも言ってませんよ?すっごい気持ちよさそうで、お顔をトロ~ンとさせながら耳かきを楽しんでるのは知ってますけど」
「どうしたんですか?急にもじもじして。遠慮せず頭を私の膝にのせてください!仕事を続けるためです!」
(膝に頭を乗せる音)
「ウヒヒwくすぐったいw」
「あ、すいません…笑ってる場合じゃないですよね…では…始めますね…」
(耳かきスタート)
「おおー…先輩、時々耳かきしている割には、結構汚れてますね~…。あれ?なんで先輩顔赤くしてるんですか?別に生理現象だから恥ずかしいことじゃないですよ?」
「よいしょ…こんな感じで大丈夫かな…こればかりは失敗したら、私クビどころじゃすまないですもんね…」
「……ここをカリカリっと………アッ!い…いえ、大丈夫です。何でもないですマジで…はい。あ、先輩にマジとか言ってすいません」
「いや、ほんとに何でもないですってーアハハ」
「(小声)あとで近所の耳鼻科、調べた方がいいかな…」
「え?いや、こっちの話です。ほら、私最近花粉症ひどいじゃないですか?市販の薬飲むより、耳鼻科に行った方がいいかなあ~ってアハハ~…」
「そんなことより先輩!すっごくきれいになりましたよ!もう会社でこそこそ耳かきしなくても大丈夫なくらいキレイです!」
「…なんでちょっと涙目なんですか?もしかしてお耳、痛かったですか?」
「そういうわけではない…。なら、反対も始めて大丈夫ですか?頭の位置変えていただけます?」
「それでは、こちら側も失礼しますね…」
(反対の耳 スタート)
「…あのー…一応、確認なんですけど。これでクビはなしってことでいいんですよね…?」
「え、クビにするって話で呼び出したんじゃないんですか?…なんだぁ~びっくりしたあ。あ、でも安心してください!耳かきはちゃんと最後までやりますので」
「ーーいつもデータを壊してしまう理由ですか…。それが分かれば苦労しないんですけど…」
「私ってドジなので、“早く作業を終わらせてみんなの役にたたないと”って考えるんですけど。いっつもパソコンがエラーになったり、急にデータがうまく保存できなくなったりして…」
「ーーうっ…そうですね。私、パソコンとか結構苦手で…。なんで事務員になったんだよって感じですよね…アハハ…」
「ーーへえ~、先輩も入社したころはよくデータ壊しちゃったんですか?意外です。先輩、機械強いからバリバリパソコン使いこなしているかと思いました…」
「先輩でもそんな経験があるんですね…。なんか少し気持ちが楽になりました」
「…あ、この話をするために呼び出したんですか。先輩、優しいですね。私も先輩みたいになれるよう、もっと頑張ります!」
「耳垢もなくなったので、そろそろ終わりにしますね」
(耳かき終わり)
「さっきはてっきりクビになると思って、取り乱してすいませんでした。私、先輩の部下になれて、本当に良かったです!次からは落ち着いてお仕事を進めていきます!問題改善は社会人の基本ですもんね!」
「先輩も、耳垢溜まったり、耳かき気持ちよくてトロ~ンってなるのは恥ずかしいことじゃないですから、気にせず昼休みに耳かきしてくださいね♪」
(終)
クレジット
ライター情報
ASMR(耳かきメイン)のシナリオを作っています。リアル・日常よりな内容が好き。別名義で映画などのライター活動も。フリー台本を使っていただく際、ご一報いただければこちらでも拡散します!
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