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公開日2024年03月18日 09:38
更新日2024年03月18日 09:38
文字数
2073文字(約 6分55秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
ギャル系女子
視聴者役柄
男子
場所
学校
あらすじ
休み時間、貴方はクラスのとある女子に呼び出される。普段から特に接点もなかった彼女から切り出された話は、佐伯と呼ばれるクラスメイトの偽装彼氏になってくれというもので…?
本編
【前編】〜交渉〜
ねぇ…ちょっといい?アンタに頼み、あるんだけど。
ん…ここじゃアレだし、ちょっとこっち来て。
(彼を人目のつかないところに連れて行く)
…この辺でいっか。で、アンタに改めて頼みたいことがあって…
(ため息)
…あのさ、人の話遮らないでくれる?しかもそれ、全然違うし。なんでアタシがアンタみたいな貧乏人から金むしり取らなきゃいけないわけ?カツアゲしても、どーせ大した金額出てこないでしょ。
そんなことはいいから…アンタ、友達…佐伯さんの偽装彼氏やれる?彼女無しならやれるよね?ほら、やれるって言え。早く。
……アンタが適任だと思ったから。あの子とそこそこ交流があって、ちょっと厳つい感じの男子って、アンタしか思いつかなかったから。
いいの。ちょこっと話したことある程度でも。とりあえず、引き受けてはくれるよね?
ん、ちょっとね…あの子、今変なのに付き纏われてるみたいだから。
一応、味方の女子全員で袋叩きにすることも考えたけど、本人があんまり大ごとにしたくないらしいし…相手も普通に男だしで、女子を集めたとしても返り討ちに遭う可能性も充分ある。そこで、アンタの出番ってわけ。
そ。彼氏役としてしばらくあの子を守ってあげて。できるでしょ?
……何か褒美が欲しいってんなら、アタシの身体、前払いで払うから…
(制服に手をかけようとしたところを、慌てた彼に止められる)
…何?アタシの身体じゃ不満ってこと?これでもそれなりに、つくもんついてっけど?
じゃあ、アンタがアタシに望むのは何?金?それとも別の女?口聞きくらいなら、してあげなくもないけど。
……は?タダで引き受ける?何それ…そんなの信じられるわけないでしょ。本音は?まさか、アンタもワンチャンあの子のこと、本命で狙ってたりする?
うん、信じらんない。アタシ、下心のない男とかこの世にいないと思ってるから。だからさっさと何が欲しいか言って。アンタのことは、あの変質者よりはマシくらいには思ってるから。
うん、何?アタシにできるだけのことはするから。さっさと言って。
……スイーツバイキング?アンタ、そのナリで甘いモン好きなの?なんか意外。
オッケ、分かった。じゃあこの件が片付いたら、アタシがバイキング付き合ってあげる。それでいい?
ん、交渉成立。あの子のこと、くれぐれも頼んだからね。
【後編】〜お礼〜
おはよ。朝礼まで時間あるでしょ?ちょっと顔貸して。
ん、例の件で。とりあえず、前話したのと同じとこまで来て。
(彼を人目のつかないところに連れて行く)
とりあえず、もう大丈夫そう。こっちでも調べてみたけど、あの変態は撃退…というか、諦めたっぽい。他の女子に標的を変えたって話も聞かないし…アンタ、何かした?
…ホント?アタシの勘が、「アンタは隠し事をしてる」って言ってんだけど。ホントに何したの?まさか人には言えないようなこと?
いいじゃん、言ってよ…元々、この話はアタシから持ち出したモンだし。依頼主にはきちんと報告する義務があるんじゃないの?それともアタシのこと、そんなに信用できない?
………『お話』、ねぇ。それで?どんなお話したの?
(ため息)
あっそ…まぁ、男同士で聞かせられない話って時点で大体想像はついたけど。ちなみに、その『お話』とアンタの頬の絆創膏って何か関係ある?
ふーん…まぁ、そういうことにしといてあげる。とりあえず、解決してくれたのは事実なわけだし。今度の休み、空いてる?約束通り、スイーツバイキングに付き合ってあげる。
……何?答えられる範囲でなら、答えてあげるけど。
…佐伯さんのこと?アタシがどうしてあの子に肩入れするのかって?
(少し言葉を詰まらせながら、話し出す)
大切、だから…今はちょっと疎遠になってるけど、あの子とアタシ、実は幼馴染ってやつで…家も近いしで、昔はよく近所の公園やお互いの家に行って遊んでた。
けど…あの子はどんどん綺麗になってくし、アタシは逆に悪い意味で派手になってったから…必然的に今の距離感になったっつーか…
ほら、アタシってなんか不良っぽいじゃん?逆にあの子はお淑やかなお嬢様みたいなとこあるし…幼馴染っつっても、釣り合わなくなったんだよ、アタシらは。
そう。だから同じクラスだけど、距離を取ってんの。あの子まで不良の仲間だって思われたら嫌だし。
……え?相談されたって、あの子に?なんて…?
あ……アタシと?なんで、そんなこと…
…ッ!そ、そっか…もう一度あの頃のように、か…あの子がそんなこと…
…泣いてねーし。目にゴミが入っただけ。人を勝手に泣き虫呼ばわりすんな。
……は?あ、あの子もスイーツバイキングに…?いや、でもっ…!
くっ…!ここぞとばかりに、偽装彼氏特権、濫用しやがって…!いい性格してんね、アンタ…!
(ため息)
いいよ、もぅ…勝手にすれば?アタシ、先に教室戻るから…
(歩き出そうとするが、止まって彼の方を振り返る)
あの、さ……その、少しだけお礼言っとく。あの子を助けてくれたことと、いろいろ気ィ回してくれたこと…ありがとね。
じゃ、じゃあアタシもう行くから…!詳しいことはまた後で…!
(一人になったところで呟く)
アイツ、余計なことしすぎ…あんな気を回せるタイプだなんて思わなかった。人選、普通にミスったかも…
バカ…変なこと、期待させないでよ…ホント、バカ…
ねぇ…ちょっといい?アンタに頼み、あるんだけど。
ん…ここじゃアレだし、ちょっとこっち来て。
(彼を人目のつかないところに連れて行く)
…この辺でいっか。で、アンタに改めて頼みたいことがあって…
(ため息)
…あのさ、人の話遮らないでくれる?しかもそれ、全然違うし。なんでアタシがアンタみたいな貧乏人から金むしり取らなきゃいけないわけ?カツアゲしても、どーせ大した金額出てこないでしょ。
そんなことはいいから…アンタ、友達…佐伯さんの偽装彼氏やれる?彼女無しならやれるよね?ほら、やれるって言え。早く。
……アンタが適任だと思ったから。あの子とそこそこ交流があって、ちょっと厳つい感じの男子って、アンタしか思いつかなかったから。
いいの。ちょこっと話したことある程度でも。とりあえず、引き受けてはくれるよね?
ん、ちょっとね…あの子、今変なのに付き纏われてるみたいだから。
一応、味方の女子全員で袋叩きにすることも考えたけど、本人があんまり大ごとにしたくないらしいし…相手も普通に男だしで、女子を集めたとしても返り討ちに遭う可能性も充分ある。そこで、アンタの出番ってわけ。
そ。彼氏役としてしばらくあの子を守ってあげて。できるでしょ?
……何か褒美が欲しいってんなら、アタシの身体、前払いで払うから…
(制服に手をかけようとしたところを、慌てた彼に止められる)
…何?アタシの身体じゃ不満ってこと?これでもそれなりに、つくもんついてっけど?
じゃあ、アンタがアタシに望むのは何?金?それとも別の女?口聞きくらいなら、してあげなくもないけど。
……は?タダで引き受ける?何それ…そんなの信じられるわけないでしょ。本音は?まさか、アンタもワンチャンあの子のこと、本命で狙ってたりする?
うん、信じらんない。アタシ、下心のない男とかこの世にいないと思ってるから。だからさっさと何が欲しいか言って。アンタのことは、あの変質者よりはマシくらいには思ってるから。
うん、何?アタシにできるだけのことはするから。さっさと言って。
……スイーツバイキング?アンタ、そのナリで甘いモン好きなの?なんか意外。
オッケ、分かった。じゃあこの件が片付いたら、アタシがバイキング付き合ってあげる。それでいい?
ん、交渉成立。あの子のこと、くれぐれも頼んだからね。
【後編】〜お礼〜
おはよ。朝礼まで時間あるでしょ?ちょっと顔貸して。
ん、例の件で。とりあえず、前話したのと同じとこまで来て。
(彼を人目のつかないところに連れて行く)
とりあえず、もう大丈夫そう。こっちでも調べてみたけど、あの変態は撃退…というか、諦めたっぽい。他の女子に標的を変えたって話も聞かないし…アンタ、何かした?
…ホント?アタシの勘が、「アンタは隠し事をしてる」って言ってんだけど。ホントに何したの?まさか人には言えないようなこと?
いいじゃん、言ってよ…元々、この話はアタシから持ち出したモンだし。依頼主にはきちんと報告する義務があるんじゃないの?それともアタシのこと、そんなに信用できない?
………『お話』、ねぇ。それで?どんなお話したの?
(ため息)
あっそ…まぁ、男同士で聞かせられない話って時点で大体想像はついたけど。ちなみに、その『お話』とアンタの頬の絆創膏って何か関係ある?
ふーん…まぁ、そういうことにしといてあげる。とりあえず、解決してくれたのは事実なわけだし。今度の休み、空いてる?約束通り、スイーツバイキングに付き合ってあげる。
……何?答えられる範囲でなら、答えてあげるけど。
…佐伯さんのこと?アタシがどうしてあの子に肩入れするのかって?
(少し言葉を詰まらせながら、話し出す)
大切、だから…今はちょっと疎遠になってるけど、あの子とアタシ、実は幼馴染ってやつで…家も近いしで、昔はよく近所の公園やお互いの家に行って遊んでた。
けど…あの子はどんどん綺麗になってくし、アタシは逆に悪い意味で派手になってったから…必然的に今の距離感になったっつーか…
ほら、アタシってなんか不良っぽいじゃん?逆にあの子はお淑やかなお嬢様みたいなとこあるし…幼馴染っつっても、釣り合わなくなったんだよ、アタシらは。
そう。だから同じクラスだけど、距離を取ってんの。あの子まで不良の仲間だって思われたら嫌だし。
……え?相談されたって、あの子に?なんて…?
あ……アタシと?なんで、そんなこと…
…ッ!そ、そっか…もう一度あの頃のように、か…あの子がそんなこと…
…泣いてねーし。目にゴミが入っただけ。人を勝手に泣き虫呼ばわりすんな。
……は?あ、あの子もスイーツバイキングに…?いや、でもっ…!
くっ…!ここぞとばかりに、偽装彼氏特権、濫用しやがって…!いい性格してんね、アンタ…!
(ため息)
いいよ、もぅ…勝手にすれば?アタシ、先に教室戻るから…
(歩き出そうとするが、止まって彼の方を振り返る)
あの、さ……その、少しだけお礼言っとく。あの子を助けてくれたことと、いろいろ気ィ回してくれたこと…ありがとね。
じゃ、じゃあアタシもう行くから…!詳しいことはまた後で…!
(一人になったところで呟く)
アイツ、余計なことしすぎ…あんな気を回せるタイプだなんて思わなかった。人選、普通にミスったかも…
バカ…変なこと、期待させないでよ…ホント、バカ…
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台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
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