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【和風ファンタジー】炎使いの高飛車妖狐に魅入られる
written by 松平蒼太郎
  • 妖狐
  • 和風
  • 妖術
  • 戦闘
  • のじゃ系
  • ファンタジー
公開日2024年05月10日 17:26 更新日2024年05月10日 17:26
文字数
1038文字(約 3分28秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
妖狐
視聴者役柄
人間
場所
某所
あらすじ
あなたはとうとう、人々の生活を脅かす恐るべき妖狐の元に辿り着くが、彼(又は彼女)の妖術の前にはなす術もなくて…?
本編
む……まさか本当に余の場所に辿り着くとは。お主、存外やるのだな。して、どのように余の居場所が分かった?


ふむ…そこは秘密主義、というわけか。まぁ、それはそうじゃろうな。


お主のその謎の感知能力は、数多の妖魔を震え上がらせてきた。「どこに隠れてもあの人間には必ず見つかる」とな…


その能力の正体がバレては、お主の化けの皮も剥がれてしまうでな。そうなれば、お主は既に敵に回した妖魔たちの餌食になってしまうであろう。


ふふ…なんじゃ?何が言いたいとでも言いたげな顔をしておるな。


お主は考えんかったのか?既に余がお主の隠し持つ力の正体に気づいていることに…


(素早い身のこなしで急接近)


例えば…この眼なんかどうじゃ?前々から綺麗な瞳をしていると思っておったのじゃが…この眼の中に妖魔たちを脅かす神秘が眠っておると、余は睨んでおるのじゃが。


くはは…!図星か!そうかそうか!案外、揺さぶりに弱いんじゃなぁ、お主は!


無駄じゃ……『幻術・火炎縛り』。


(幻術をかけるが、即解除される)


ククッ…!どうやらお主のその眼は本物のようじゃな…!余の幻術をこうも軽々と見破るとは…!


ならば、これならどうじゃ?『火遁・大熱波』。


ふふふ…どうじゃ?先ほどの幻術とは違う、本物の熱さは?人間ごとき、柔肌では耐えられなかろう?


くく…増援が来るまで持ちこたえるつもりか?だが、これで締めじゃ…『火遁・焼印縛り』。


残念じゃったな。これで余の勝ちじゃ。焼印を入れられた以上、お主に勝ち目はありゃせん。大人しく余に従った方が賢明じゃぞ?


うむ。先ほどの熱波による火傷をそのまま焼印として転用したんじゃ。悪くない発想じゃろう?


(再度、彼または彼女に近づいて、その眼を覗き込む)


ふむ…やはり見れば見るほど、美しい瞳をしておる。まるで見ているこちらが引き込まれそうじゃ…どうやら、余はこの綺麗な眼に魅入られてしまったようじゃな。


うむ、決めた。お主のことは、我が宝として、厳重に保管しておくこととする。ついでに、その眼の秘密も探ることとしよう。無論、異論は認めんがな。


はぁ?何を言っておる?お主を下したのは、余であるぞ?敗者が勝者に従うのは自然の摂理であろうに。


さて…改めて自己紹介をしておこうか?余の高貴なる名は焔(ほむら)。我が眷属となるからには、その名を心にしかと刻んでおくのだな。


(尻尾で彼を包み込む)


ふふ♡ 余の尻尾で包み込まれた感触はどうじゃ?悪くはないであろう?


ククッ…♡ あたたかいであろう?この温もりに包まれながら、余の懐で眠るがいい♡ 目を覚ましたら思う存分、イチャイチャしようぞ♡
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【和風ファンタジー】炎使いの高飛車妖狐に魅入られる
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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