とある海賊の一味である貴方は、船酔いした新人女子の面倒を見ていた。なんやかんや、彼女のハートを射止めていた貴方は、彼女から破壊力高めの誘惑を受けてしまって…？

うぇ…ちょっとせんぱ～い…船酔いしたから、さすってくれません…？


(背中をさすってもらう)


うぅ…やっぱ船の上はキツイです…あたし、海賊向いてないかもしれません…


…うぇ？なんです？海賊やめろってことですかぁ？流石にそれは薄情すぎません…？


ハァ…まぁ、でも、まだなりたてなんで、そのうち慣れますよ…うぷっ…


(船内でしばらく休む)


…はぁ。酔い止め飲んだら、少しは良くなりました。ありがとうございます、先輩…


…えぇ？なんでついてきたかって…


そりゃあ、先輩のお役に立ちたかったから…というより、先輩のそばにいたかったからですよ…


えぇ、まぁ…身寄りのないあたしを拾ってくれたのは、先輩ですし…それにまぁ、事故とはいえ、キスまでしましたし…///


いや、無理ですって。絶対忘れられませんから…あんな、熱いキス///


あ～、まぁ、キスした瞬間はちょっと痛かったりしましたけど？でもほら、その後は先輩があたしの腰に手を回して、がっつり舌を…///


うへへ…/// すみません、ちょっと思い出補正かかってました/// でも、悪くはなかったですよ？///


てゆ～かぁ…ファーストキスの責任取って、あたしをこうして海に連れてってくれたんじゃないんですかぁ？ほら、あたし、ガチの処女航海ですし。


ふふっ…先輩、今、処女って言葉に反応しましたね？あたしがガチで処女か、気になります？


あ、あ～！無視しないでくださいよぉ！からかいすぎたのは、謝りますからぁ！ちょっと、先輩ってば〜！


(彼を船上まで追いかける)


…あれ？船上、誰もいませんね？みんなお昼寝の時間ですか？


あ、ホントだ…船、港に着いてる。いつの間に…


てことはみんな、今頃酒場で宴会ですかね？先輩はあたしの介抱のために船内に残った、と…


…え？あ～、体調はおかげさまで、それなりに良くなりました。ご迷惑、おかけしました…


あ、先輩…ちょっと待って？


(後ろから抱きつく)


あの…これは、「当ててんのよ」ってやつです/// 慎ましやかな胸で申し訳ないですけど…


…いいんですか？このビッグチャンスを逃して…あたしがいいって、言ってんですよ？///


だって…このまま一味にいたら、あたしって誰かに抱かれるの確実じゃないですか。ほら、一味で唯一の女ですし。


どうせ奪われるのなら、先輩がいいです/// 先輩になら、は、初めてを捧げても問題ないし///


ふ、二人きりになれるチャンスもこれくらいしかありませんよ？


一回航海に出たら、またむさくるしい男たちに囲まれる日々が始まるんで…今がちょうど、お買い得ですよ？///


あ、当たり前です…！まさか女のあたしにここまで言わせといて、手を出さない気ですか？あんま恥、かかせないでくださいよ…！


(抱き寄せられる)


…ッ！せん、ぱい…/// やっと、その気になりました…？///


ふふっ…構いませんよ？ここでそのまま宴会に行こうものなら、幻滅してましたが…ギリギリで決断してくれたので、とりあえず合格です♡


はい…/// その、これでも一応処女ですんで、優しめでお願いします…ね？///

・台本（ゆるボイ！）
【甘々/ファンタジー】新人の後輩海賊が処女をくれるとかいう奇跡
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎