ぐーたらな幼馴染を無理やり起こして、急いで学校へ行くお話。朝っぱらから二人でドタバタしながらも、どこか甘酸っぱい雰囲気で…？

あぁ～…眠い。もっと寝てたいよぉ…学校、行きたくないぃ～…


…んぇ？あぁ、いたんだ。ども～…というわけで、おやすみ～…


(布団を引きはがされる)


あぁ～！ちょ、布団返してよ～！それ、あたしのオアシスなんだって～！も～！


(布団を奪い返そうとするが、叶わず)


うぅ…さぶっ。凍え死ぬ…早く、布団をこっちへ…


(抱きしめられる)


んなっ!? ちょ、いきなり何すんのさ⁉︎


変態！セクハラ！今すぐ通報するよ!?


うぅ…ついに開き直った。もう無敵じゃん…彼氏でもないのに彼氏ヅラしちゃってさぁ…


いや、違うでしょ…なに当たり前の顔して、そうだよって言ってんの？普通にキモいよ？


てか、そろそろ離れて…もう流石に暑苦しいから…///


(離れられる)


はぁ…/// あっついあっつい/// ちょっと抱き枕にしては温度高すぎだよー。少しは加減しろー？


ホントかなぁ…？全然反省してるようには見えないけど…


…え？あっ、やば！もうこんな時間！流石にだらけすぎた！着替えるから、出てって！


(彼を部屋から追い出す)


はぁ…ったく、あの変態は/// いきなり抱きついてくるくせに、着替えようとしたら、速攻出て行くとか…あのヘタレ///


(制服に着替えて、家を出る)


お待たせ～。んじゃ、小走りで行こっか。遅れたら、また生活指導の先生がギャーギャーうるさいしね～。


(小走りで学校に向かう)


はぁ、はぁ…ダル～。もぅ、無理…息切れ、する…あたし、ここで死ぬ、かも…


……えぇ？何？今、すっごいしんどいから、喋りたくないんだけど…


はぁ？やっぱり遅刻する？何それ…さっきと言ってること、違くない？


あ～、そう…まぁ、君が良いって言うんならいいけど…


(小走りをやめて歩き出す)


はぁ～～…もぅ。これなら、布団引きはがされた意味ないじゃん…お布団が恋しいよぉ…


あ、自販機…なんか買ってくれるの？じゃあ、これ。オレンジジュース。


(自販機で缶ジュースをおごってもらう)


サンキュー。んじゃ、遠慮なく…


(缶ジュースを飲み干す)


ぷはぁ…うっま。生き返った～…


あ、ねぇ…あそこ、ベンチあるから、ちょっと休憩しよ？どうせもう、遅刻確定だし。


いや、アタシのせい？君だってノロノロ走ってたじゃん。運動部なんだから、もうちょっと頑張れば？


ふ～ん…でも、遅刻したくないなら、なんでわざわざ起こしに来んの？普通に見捨てればよくない？そしたら、君だけは遅刻しないで済むし…


……ッ、なっ、何それ…意味わかんない。腐れ縁だからって、そこまでする理由が…


く…！この、女たらしめ///


それ、アタシ以外に言ってないでしょーね？/// 言ってたら、マジで許せないんだけど…///


…ッ/// あ、アタシ、やっぱ先学校行く///


君と一緒に怒られるなんて、マジごめんだから…それじゃ。


(彼をおいて走り去る)


はぁ…何アイツ/// 人の心無駄に揺さぶってくんの、ガチやめて欲しい///


あんなことばっか言われたら、普通に幼馴染やってられなくなるし…ったくもぅ///

・台本（ゆるボイ！）
【甘々/青春】ダウナー系幼馴染のチョロさ加減
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎