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【甘々/クールビューティー】どうしても眠れない夜は、クールビューティーな学者彼女が隣に居てくれるようです
written by 霜月鷹
  • 甘々
  • 恋人同士
  • 癒し
  • 年上
  • お姉さん
  • クーデレ
公開日2025年02月19日 23:42 更新日2025年02月19日 23:42
文字数
1324文字(約 4分25秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
彼女(学者)
視聴者役柄
眠れない人
場所
彼女の私室
本編
ん……おや、君か。
普段であれば既に眠っている時間だが、私に何か用かな?
なるほど、眠れないのか。
ふむ……それならここで、少しゆっくりしていくと良い。
飲み物が飲みたいのであれば、何か用意してくるが──ん?
私か?私の事は気にしなくて良い。
人が居ようと居なかろうと、この本に書かれた内容が変わる訳でもない。

それに、せっかく君が私を頼りに来てくれたんだ。
そんな相手を、無下に追い返すことなんて私には到底できないからね。
ん、どうかしたのか?
言葉の意味?意味と言われても、私が口にした通りだが?
君は私にとって興味深い……有体に言えば、好ましく思っている相手だ。
そこらに転がっている有象無象の凡百共とは違い、君と過ごす時間は私にとっても大変有益なものだ。
だから遠慮などせず、好きに過ごしてくれて構わないよ。
あぁ、そうやって肩の力を抜いて、自分の部屋で寛ぐようにしていてもらって構わない。
ただ──

その前に一つ、私の質問に答えてもらっても良いかな?

君、ただ「眠れない」というには随分と弱った顔をしているように見えるが……
君の眠りを妨げているのは、一体どのような問題なんだ?
まさか、昼間にコーヒーを飲み過ぎたという訳ではないのだろう?
メンタルケアは私の専門外だが、悩みがあるのであれば遠慮なく話してほしい。
もし仮に今日を乗り切れたとして、根本を改善できないのであれば結果は目に見えている。
君だって、そのような結果は望ましくないだろう?

私の私室故に当然の事ではあるが、この部屋には余人が存在していない。
それに私も、自分で言うのはおこがましいかもしれないが口は堅い方だ。
君から聞いた話を誰かに漏らすようなことは決してない。
悩みを打ち明けるのであれば、中々にない機会だと思うが……
分かった、では聞かせてもらおう。

ふむ、ふむ……
なるほど、そのような事が……分かった。

私を信用して、話を聞かせてくれてありがとう……大変だったな。
毎晩のように悪夢を見ていれば、今のように弱ってしまうのも無理はない。
精神的、そして肉体的にも良い状態とは言い難い。

そうだな……
先ほど君に聞かせてもらった話を踏まえて、私が何かアドバイスをするのであれば──

無理して眠る必要はない、こんなところかな。

無論、君も生き物である以上、睡眠を怠れば翌日の活動に影響が出る。
何日も眠らない日が続けば、最悪の事態というのもあり得るかもしれない。
だからといって、無理をして眠ろうとしたところで結果は見えている。
なら、少しくらいは眠らない日があってもいいのではないか?

私のように読書に耽ったり、或いは夜の街を散策してみたり──ん?
私の傍に居たり……か。
研究と読書に没頭しているだけのつまらない女で良いのであれば、喜んで君の隣に居させてもらおう。
自分の机ではなく、こうして君の隣で本のページをめくり、時には君を愛でたり……ふむ。
これは君だけでなく、私にとっても有益な案かもしれないな。

大切な相手が隣にいる……ふふ。
一人で読書をしている時とはくらべものにならないくらい、心が安らぐ。
では、しばらくはこのままでいさせてもらおう。
もしも眠くなったのであれば、好きなように眠ってくれて構わない。
あぁ、私は気にしないよ。

では、共に長い夜を過ごそうか。
お互いの心が満たされるように……ね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【甘々/クールビューティー】どうしても眠れない夜は、クールビューティーな学者彼女が隣に居てくれるようです
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
霜月鷹
ライター情報
主に女性演者様向けの台本を書いてるタヌキ的な「何か」です。
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