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- 国譲り
公開日2025年03月21日 13:26
更新日2025年03月21日 13:26
文字数
1099文字(約 3分40秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
武甕槌
視聴者役柄
人間の男
場所
高天原
あらすじ
天照大御神を天の岩戸から引きずり出すことに成功した男は、今度は高天原最強と名高い武甕槌に勝負を挑まれる。彼女が提案してきた勝負は腕相撲であり、一応普通の人間でしかない男に勝ち目はない。しかし、彼女の真摯な説得に折れた彼は一度だけ彼女の提案を呑むことにして…?
本編
よぉ、アニキ!聞いたぜ?天照(あまてらす)の姐さんを岩戸ん中から引きずり出したそうじゃねぇか!
え?どこで聞いたも何も、今、天界中で話題になってっけど?
そう!「引きこもりの太陽神を引きずり出した謎の男!」って感じで話題になってる!アニキ、もうすっかり有名人だな!
へへ、んな照れんなよ〜。姐さん、こう言っちゃなんだけど、結構めんどくせぇ性格してっからさ〜。
それを上手く手懐けられるアニキは、やっぱ只者じゃねぇってわけよ。舎弟のオレも鼻が高いぜ。
あ、そんでさ!そんな超有名人なアニキに頼みがあるんだけど!
実は今度、地上の葦原中国(あしはらのなかつくに)まで遠征することになったんだけどさ、その前にアニキと腕試ししとこうと思って。
はぁ?何が「俺は貧弱な一般人だから〜」だよ。ホントはめっちゃ強えくせに。
オレのことだって鍛えてくれたじゃん。忘れたとは言わせねえぞ?
てことで、ほら!さっそく、腕相撲やろうぜ!ここの机に肘置いてさ!
おいおい…情けないこと言うなって〜。アニキが人間なのは分かってだけどさぁ、オレはアニキの強さを誰よりも分かってるつもりだぜ?
強えじゃん…オレに力の使い方教えてくれてさ。
暴れるしか能のなかったオレを正しく諭(さと)してくれたじゃん?
他の連中はオレのこと、腕の立つ武神としてしか見てなかったのに…ちゃんとそれ以外の面も見てくれたよな?
そんなアニキの強さはオレが、オレだけが信じてる。
だから…オレの信じたアニキの強さ、もう一度見せてくれよ。な?
へっ、そうこなくっちゃ…てっきり、女相手に尻尾巻いて逃げ出すかと思ったぜ。
上等…んじゃ、始めん、ぞっ…!
(腕相撲開始)
ぐっ、ふっ…!ンッ、ぬぬぬ…!
ふぅ〜…!やる、じゃねぇか…!流石はアニキ、そう簡単には勝たせてくれねぇかぁ…!
でも…負けるか、よ…!この高天原(たかまがはら)で一番強えのは、このオレだっ!!!
(男の腕を倒す)
うしっ!オレの勝ち……って、おい⁉︎ 大丈夫か⁉︎ 腕、折れたんじゃ…!
へ、平気って、どこがだよ!早く治療して…!
……は?お、おい…腕が、一瞬で…今の、何?
…はぁ?代替品って、何だよそれ…
今の一瞬でどう折れた腕を付け替えるんだよ…アニキってたまによく分からない力使うよな。
え?あ、おぅ…とりあえず、行ってくる。
さっさと遠征終わらせて戻ってくっから。
……え?あ、アニキ⁉︎ 今、なんて…⁉︎ おい!
(男がその場を立ち去る)
い、今の、聞き間違いじゃない、よな?
「誰よりも強くてカッコいい武甕槌(タケミカヅチ)が好きだ」って…
へへ、えへへへへ///
そっかそっかぁ…アニキってば、そんなにオレのことを…///
(自分の両頬を叩く)
っしゃあ!気合い入れて、行くかぁ!
見てろよ、アニキ…!アニキが信じてくれたオレの力、存分に発揮してやるからな!
え?どこで聞いたも何も、今、天界中で話題になってっけど?
そう!「引きこもりの太陽神を引きずり出した謎の男!」って感じで話題になってる!アニキ、もうすっかり有名人だな!
へへ、んな照れんなよ〜。姐さん、こう言っちゃなんだけど、結構めんどくせぇ性格してっからさ〜。
それを上手く手懐けられるアニキは、やっぱ只者じゃねぇってわけよ。舎弟のオレも鼻が高いぜ。
あ、そんでさ!そんな超有名人なアニキに頼みがあるんだけど!
実は今度、地上の葦原中国(あしはらのなかつくに)まで遠征することになったんだけどさ、その前にアニキと腕試ししとこうと思って。
はぁ?何が「俺は貧弱な一般人だから〜」だよ。ホントはめっちゃ強えくせに。
オレのことだって鍛えてくれたじゃん。忘れたとは言わせねえぞ?
てことで、ほら!さっそく、腕相撲やろうぜ!ここの机に肘置いてさ!
おいおい…情けないこと言うなって〜。アニキが人間なのは分かってだけどさぁ、オレはアニキの強さを誰よりも分かってるつもりだぜ?
強えじゃん…オレに力の使い方教えてくれてさ。
暴れるしか能のなかったオレを正しく諭(さと)してくれたじゃん?
他の連中はオレのこと、腕の立つ武神としてしか見てなかったのに…ちゃんとそれ以外の面も見てくれたよな?
そんなアニキの強さはオレが、オレだけが信じてる。
だから…オレの信じたアニキの強さ、もう一度見せてくれよ。な?
へっ、そうこなくっちゃ…てっきり、女相手に尻尾巻いて逃げ出すかと思ったぜ。
上等…んじゃ、始めん、ぞっ…!
(腕相撲開始)
ぐっ、ふっ…!ンッ、ぬぬぬ…!
ふぅ〜…!やる、じゃねぇか…!流石はアニキ、そう簡単には勝たせてくれねぇかぁ…!
でも…負けるか、よ…!この高天原(たかまがはら)で一番強えのは、このオレだっ!!!
(男の腕を倒す)
うしっ!オレの勝ち……って、おい⁉︎ 大丈夫か⁉︎ 腕、折れたんじゃ…!
へ、平気って、どこがだよ!早く治療して…!
……は?お、おい…腕が、一瞬で…今の、何?
…はぁ?代替品って、何だよそれ…
今の一瞬でどう折れた腕を付け替えるんだよ…アニキってたまによく分からない力使うよな。
え?あ、おぅ…とりあえず、行ってくる。
さっさと遠征終わらせて戻ってくっから。
……え?あ、アニキ⁉︎ 今、なんて…⁉︎ おい!
(男がその場を立ち去る)
い、今の、聞き間違いじゃない、よな?
「誰よりも強くてカッコいい武甕槌(タケミカヅチ)が好きだ」って…
へへ、えへへへへ///
そっかそっかぁ…アニキってば、そんなにオレのことを…///
(自分の両頬を叩く)
っしゃあ!気合い入れて、行くかぁ!
見てろよ、アニキ…!アニキが信じてくれたオレの力、存分に発揮してやるからな!
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台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
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