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公開日2025年03月22日 08:10
更新日2025年03月22日 08:10
文字数
1189文字(約 3分58秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
カグツチ
視聴者役柄
人間の男
場所
高天原
あらすじ
母・イザナミを死なせてしまったことに大きな罪悪感を覚えている火の神・カグツチ。その過程で、彼女は父・イザナギに殺されかけていた。自分などが生きている資格はないと悲嘆に暮れる彼女に、男は一つの提案を試みて…?
本編
あ、あの…少し、よろしいでしょうか…?
あ、はい…貴方です…その、前からずっと聞きたかったことがありまして…
えと…ど、どうして、わたしを助けてくれたんですか…?
だ、だから、あの時…わたしが父に斬られそうになった時…どうして、助けてくれたのかなって…
…ふ、深い理由は、ない?でも、そんなことないはず…
だって…わたしは母を死なせてしまって…だから父に殺されても仕方ないって、自分でもそう思います…
生まれた瞬間に母を殺すなんて前代未聞じゃないですか…愛する伴侶を奪われた父が怒るのも無理はありません。
そうですよ…わたしなんて生まれちゃいけなかった…この世に存在してはいけなかったんです。
そんなこと、あります…!火を司る神だなんて、結局は災厄を撒き散らすだけしかできなかった…!
母も黄泉の国に行ってしまって…!二度とこの高天原(たかまがはら)に戻って来れなくなって…!
おまけに姉は引きこもるし、弟は好き勝手暴れるし…!前者に関しては貴方が解決してくれましたけど…!
でも…結局、全部わたしのせいなんです…!
わたしさえ生まれなければこんなことには…!
…ッ!どう、したいのかって、いきなりそんなこと言われても…
ち、違う…わたし、わたしは…
…ッ!だっ、だったら!貴方が解決してくれるとでも⁉︎
わたしが泣きついたら、父と母の仲を取りもってくれるんですか⁉︎ できないでしょう、そんなこと!
貴方は所詮、ただの人間でしかない…!
そんな平凡な貴方が、わたしに偉そうな口利かないでください!焼き殺しますよ⁉︎
…ッ、そ、そうやって、適当言って誤魔化すつもりでしょう⁉︎ わたしは騙されませんからね!
…!なん、で…どうして…?
貴方がわたしに肩入れする理由がわかりません…わたしなんて、ただの厄病神で…
…本当に?わたしの生み出す炎は、人々の役に立ってるんですか…?
……わかりました。天照の姉さんがそばに置くほどの人の言葉です…一応、信じてみることにします。
父と母…イザナギとイザナミを、どうかよろしくお願いします。
(深々と頭を下げる)
……は、はい?いきなり、何ですか…?
…ッ、た、たしかにそうですね…まだ完全に貴方を信用したわけではありません。
貴方がトンズラする可能性だって残されてるわけですから…あらかじめ首輪を着けておくのは、合理的な判断と言えます。
ほ、ホントは貴方ごときにこんなことしたくありませんが…今、頼れるのは貴方しかいなさそうですから。今回だけ、特別です///
ちょっと首、貸してください…ンッ///
(首の後ろあたりにキス)
…プハ/// わたしの焼き印を刻み込みましたので…これでもう逃げられませんよ?
これはわたしという厄病神を救った貴方自身の責任…あの時見捨てておけばよかったって、きっとそう貴方は言うんでしょうね。
けど…後悔しても、遅いですから。
もし、わたしを裏切るような真似をしたら…その焼き印が、貴方という存在を滅ぼします。
(もう一度深く口づけ)
だから…どうかわたしの期待を裏切らないでくださいね?カグツチはいつでも貴方のことを見ていますよ?
あ、はい…貴方です…その、前からずっと聞きたかったことがありまして…
えと…ど、どうして、わたしを助けてくれたんですか…?
だ、だから、あの時…わたしが父に斬られそうになった時…どうして、助けてくれたのかなって…
…ふ、深い理由は、ない?でも、そんなことないはず…
だって…わたしは母を死なせてしまって…だから父に殺されても仕方ないって、自分でもそう思います…
生まれた瞬間に母を殺すなんて前代未聞じゃないですか…愛する伴侶を奪われた父が怒るのも無理はありません。
そうですよ…わたしなんて生まれちゃいけなかった…この世に存在してはいけなかったんです。
そんなこと、あります…!火を司る神だなんて、結局は災厄を撒き散らすだけしかできなかった…!
母も黄泉の国に行ってしまって…!二度とこの高天原(たかまがはら)に戻って来れなくなって…!
おまけに姉は引きこもるし、弟は好き勝手暴れるし…!前者に関しては貴方が解決してくれましたけど…!
でも…結局、全部わたしのせいなんです…!
わたしさえ生まれなければこんなことには…!
…ッ!どう、したいのかって、いきなりそんなこと言われても…
ち、違う…わたし、わたしは…
…ッ!だっ、だったら!貴方が解決してくれるとでも⁉︎
わたしが泣きついたら、父と母の仲を取りもってくれるんですか⁉︎ できないでしょう、そんなこと!
貴方は所詮、ただの人間でしかない…!
そんな平凡な貴方が、わたしに偉そうな口利かないでください!焼き殺しますよ⁉︎
…ッ、そ、そうやって、適当言って誤魔化すつもりでしょう⁉︎ わたしは騙されませんからね!
…!なん、で…どうして…?
貴方がわたしに肩入れする理由がわかりません…わたしなんて、ただの厄病神で…
…本当に?わたしの生み出す炎は、人々の役に立ってるんですか…?
……わかりました。天照の姉さんがそばに置くほどの人の言葉です…一応、信じてみることにします。
父と母…イザナギとイザナミを、どうかよろしくお願いします。
(深々と頭を下げる)
……は、はい?いきなり、何ですか…?
…ッ、た、たしかにそうですね…まだ完全に貴方を信用したわけではありません。
貴方がトンズラする可能性だって残されてるわけですから…あらかじめ首輪を着けておくのは、合理的な判断と言えます。
ほ、ホントは貴方ごときにこんなことしたくありませんが…今、頼れるのは貴方しかいなさそうですから。今回だけ、特別です///
ちょっと首、貸してください…ンッ///
(首の後ろあたりにキス)
…プハ/// わたしの焼き印を刻み込みましたので…これでもう逃げられませんよ?
これはわたしという厄病神を救った貴方自身の責任…あの時見捨てておけばよかったって、きっとそう貴方は言うんでしょうね。
けど…後悔しても、遅いですから。
もし、わたしを裏切るような真似をしたら…その焼き印が、貴方という存在を滅ぼします。
(もう一度深く口づけ)
だから…どうかわたしの期待を裏切らないでくださいね?カグツチはいつでも貴方のことを見ていますよ?
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