0
【曇らせ/ヤンデレ】同じ研究所の後輩が片腕を失くしたのは俺のせい
written by 松平蒼太郎
  • シリアス
  • お見舞い
  • 敬語
  • 後輩
  • ヤンデレ
  • 闇堕ち
  • 曇らせ
  • 鬱展開
公開日2025年04月04日 21:35 更新日2025年04月04日 21:35
文字数
1260文字(約 4分12秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
後輩女子
視聴者役柄
先輩男子
場所
病室
あらすじ
あの研究所の爆発事故から数か月…男は後輩女子のお見舞いに訪れていた。病院のベッドで横たわる彼女には片腕がない。すべての原因は、彼女の気持ちを理解しきれなかった男にあって…?
本編
あ、こんにちは、先輩…今日はいい天気ですね。


ふふ…どうしたんですか?そんな暗い顔して…らしくないですよ?


あぁ、これですか…いえ、全然心配しないでください。痛みはほぼ取れましたから。


はい…本当に大丈夫です。むしろ、今はすごく満たされてるっていうか…先輩とおそろいですし///


おそろいじゃないですか…この欠損した腕。


先輩とは逆の腕ですけど、同じ欠損という事実に変わりありませんので。


……どうしてそこまで自分を責めるんですか?先輩は何も悪いことはしてませんよね?


あの研究所の爆発事故…先輩はわたしを庇って、大切な右腕を失いました。


鈍くてとろいわたしのせいで、先輩は長い期間、ずっと痛い思いをして過ごすことになりました…


だからわたし、考えたんです…どうすれば先輩に償えるのか、どうすればこの先輩への罪悪感を取り除けるのか…


今だから言いますけど…本当はわたし、先輩に許されたくありませんでした。


先輩のお見舞いには何度も行きましたよね?そのたびに謝るわたしを先輩は、「君のせいじゃない。あれは運の悪い事故だった」って繰り返してくれました…


先輩がとても優しい人であることは重々承知しています…わたしもその優しさに惹かれていましたから。


けど…あの時はどうしようもなく辛かったし、苦しかった。


先輩に許されるたびに、心の傷がどんどん広がっていって…わたしは、先輩に罰して欲しかったのに…口汚く罵られた方が、よっぽど心休まったのに…


それなのに…結局、貴方はわたしを許してしまった。


ご自身の大切な腕を奪った女に、最後まで優しくしてしまった。


貴方がいけないんですよ?先輩…貴方がわたしを許すから、わたしは自分で自分を罰さなきゃいけなくなったじゃないですか…


あはは…謝らなくていいですよ?先輩…今はとっても気分がいいですから。


えぇ…わたしの中で響いていた声が、ようやく消えましたんで。


「なんでお前はのうのうと生きてるの?あの人の腕を奪っておきながら…」


「死んで償うべきでしょ…自分だけ軽傷で済んでるなんてありえない」


「消えろ、消えろ、消えろ…お前に生きてる資格はない」


そんな声がずっと頭で鳴り響いていて…ホント、気が狂いそうでしたよ。あんなの聞いて、正気を保っていられるわけがありません。


本来なら、先輩の人生の重荷にならないように、さっさと消えるべきでした…


けど、それじゃダメなんです…わたしは楽になれるけど、先輩が一人で生きる苦しみを味わう羽目になってしまう。


…はい。だから、こうしました。


二度目の爆発事故を起こし、わたしだけが傷つくようにする…他人は巻き込んでいませんし、施設への被害も軽微でしたから、何の問題もありませんよね?


まだ納得していなさそうですけど…それならあの時の言葉、きちんとお返ししますね?


「これは貴方のせいじゃない…運の悪い事故だったんです」。


…もぅ!いつまでも辛気臭い顔しないでください!


ほらほら!わたしのお見舞いに来てくれたんでしょう?だったら、その美味しそうなお見舞い品を寄こしてください!


ふふ…せ~んぱい♪


(グイっと腕を引っ張り、耳元で囁く)


これからも仲良くしましょうね?片腕を失くした者同士、仲良く…ね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【曇らせ/ヤンデレ】同じ研究所の後輩が片腕を失くしたのは俺のせい
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
 pixivにてフリー台本を投稿しています。
 台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
有償販売利用の条件
当サイトの利用規約に準ずる
利用実績(最大10件)
松平蒼太郎 の投稿台本(最大10件)