夜、隣で寝ていた彼女に起こされ、開口一番リスカしたいと言われてしまう貴方。ぶっきらぼうで、あまり表情に変化がない彼女だが、彼氏の貴方にはガッツリ依存しているようで…？

ねぇ…起きてる？手首、切りたいんだけど。


……ごめん、いきなり起こして。でも、ちょっと夢見悪かったから…


切らないよ…今は、まだ。


うん…アンタが目の前にいるし。いくらなんでも、人前でリスカする趣味はないよ。


まぁ、そうだね…一人になったら、切るかも。


そんな深刻そうな顔しないでよ…今は大丈夫だから。


はは…心配性。いちいち大袈裟だよ、アンタは…


それは……うん、あの時はごめん。気分良くないもの見せた。逆の立場なら、あたしもイヤ。


でも…見捨てないんだね？あたしのこと…おせっかいな奴。


…そうだよ？アンタがあたしから目を離した隙に切るよ？よく分かってんじゃん。


だって、さ…生きてるのなんて、苦しいだけだし。


別にあたし一人が死んでも、誰も何も思わないでしょ？迷惑をかける人もいないし。


……ずいぶんハッキリ言うんだ。そんな言い方されたらあたし、何しでかすか分かんないよ？


……そっか。じゃあ気分が乗ったら、あたしのサンドバッグになってもらおうかな…


(抱きしめる)


……嘘だよ。アンタのことは傷つけない。一応、彼氏だしね…


ふふ、ごめん。一応は余計だったね。アンタはちゃんとあたしの彼氏だよ。


ただ…アンタのことは好きっていうより、たぶん依存してるだけだと思う。


アンタはいいの？ただ重いだけの女を彼女にして…そのうち、破滅するよ？


(ため息)


物好きな奴…あたしみたいな女、好きになっても碌なことないのに。


でも、まぁ…アンタがそう言うなら、もう少しだけ甘えさせてもらう///


…バカ、 綺麗とか言うな/// こんな傷だらけの女を///


もういいから…アンタの甘ったるいセリフはいちいちクサいんだって/// ちょっと口閉じてろ///


(キス)


ったく、もう/// 彼女にこういうことさせんな/// 恥ずかしい///


…え？あ、ホントだ……いつの間にか、気ィ紛れたかも。さっきまであんなに切りたかったのに…


その、ありがと/// やっぱあたし、当分はアンタ無しじゃ生きていけない///


いや、この言い方は違うな…アンタがいない世界で生きてる意味はない。うん、こっちの方がしっくりくる。


……それはお断り。アンタ以外の、他の誰かと幸せになるなんて、あたしには無理。


次、同じようなこと言ったら、その爪剥ぐから…いい？


ん…分かったなら、いい。話、付き合ってくれて、ありがと。


(抱き直して、囁く)


もし、また切りたくなったら、真っ先にアンタを頼るから…その時はあたしを助けてね？

・台本（ゆるボイ！）
【湿度マシマシ】自傷癖のある超依存系ダウナー彼女から目が離せない
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎