1
クーデレ彼女とお泊まり
written by 松平蒼太郎
  • 添い寝
  • カップル
  • 恋人同士
  • クーデレ
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
896文字(約 3分0秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
本編
…待って。ここで別れるのは嫌だ。今日は君の家に泊まらせて欲しい。ダメ…かな…?

…!ありがとう。ごめん、わがまま言って。けど今日はどうしても帰りたくない。

(家にて)

これ、わたしの着替え?うん、たぶん大丈夫。ちょっとブカブカだろうけど問題ないと思う。

それじゃあ先にお風呂いただくね。もし君さえよければ一緒に入ってもいいよ。

ううん、冗談。彼氏の君でもお風呂に一緒に入るのはさすがに恥ずかしい。の、覗いちゃダメだからね…

お風呂ありがと。気持ちよかった。いい湯加減だったよ。

あ、服は平気。やっぱりサイズはちょっと大きかったけど、動くぶんには問題ない。

うん、お風呂いってらっしゃい。お布団で待ってる。

おかえり。ちょっと寝そうになったけどちゃんと待ってたよ。

そう、となり、君のために空けてる。どうぞ……

え、今日帰りたくなかった理由?…寂しかったから。

今日は家にお母さんもお父さんもいないから。お父さんは出張、お母さんは夜勤。

って、なんで頭なでるの…子ども扱いしないでよ…

君はわたしには優しいね。他の人にはそうでもないのに。

え?好きな相手に優しくするのは当たり前だろって、それはそうかもしれないけど…

ふだんとの温度差がすごいっていうか、二人きりのときは特に優しいと思う。

ねえ、一つ聞いてもいい?君はわたしのどこが好きなの?

わたし、表情が乏しくてロボットみたいだってよく言われるのに…

素直で真面目でちょっと抜けてて、たまに見せる笑顔が可愛いところが好きって、言い過ぎだよ…わたし、可愛くなんてないから…

けど、わたしのこと好きになってくれてありがとう。君に認めてもらえたから、わたしは今こうして生きてるんだと思う。

そっちの方が言い過ぎだって、ううん、そんなことない。

君に出会うまでは自分に価値なんてないと思ってたから。

だから…これはそのお礼。 (キス) ふふっ、君の驚いた顔は珍しい。写メ撮っておけばよかった。

わたしの笑った顔の方が珍しいって、今わたし笑ったんだ…自覚はなかったけど、わたしも笑えるんだ。

嬉しい。けど笑った顔は君だけのためにとっておきたい。

うん、君の前でならちゃんと笑えると思う。こんなわたしだけど、これからもよろしくね。おやすみなさい…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
クーデレ彼女とお泊まり
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
 pixivにてフリー台本を投稿しています。
 台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
有償販売利用の条件
当サイトの利用規約に準ずる
利用実績(最大10件)
松平蒼太郎 の投稿台本(最大10件)