おかえりー。試験どうだった？……え、受かったの？おめでとう！勉強頑張ったかいがあったじゃない！よかったぁ…

ふふっ、そんな弟くんにはご褒美があるよ。じゃーん、これなーんだ？

そう、耳かき棒。これで弟くんを癒してあげる。前からやってほしいって言ってたでしょ？

俺は姉じゃなくて彼女にやってほしいんだって、弟くん、彼女いないでしょ。贅沢言わない。

今はお姉ちゃんの耳かきで我慢しなさい。ま、お姉ちゃんとしては彼女作って欲しくないんだけどね(小声

はい、お姉ちゃんの膝にゴローンして。それじゃあ早速耳かき棒突っ込むよー。じっとしててね。

(耳かき中)

うわ、思ったより汚れたまってるね。耳掃除サボってたでしょ。やっぱ弟くんの耳のお世話はお姉ちゃんがしないと。

よし、大体こんなものかな。じゃ、次は梵天いくよー。細かい汚れはこれで取っていくからね。

(梵天中)

ねー、弟くんさっきさ、彼女に耳かきやってほしいとか言ってたじゃん？今好きな人とかいるの？

へー、気になってる人はいるんだ。で、誰？その女？弟くんにふさわしいかお姉ちゃんが見極めてあげる。

あ、ごめんごめん。気が早かったね。そうだよね、まだほんのちょっと気になってるだけだよね。

弟くんに色目を使うようならタダじゃおかないけど(小声

よし、梵天も終わり！あ、これはオマケね。

(耳ふー)

良い反応だなぁ。さすがわたしの弟くん。それじゃあ次、反対向いて。

(耳かき中)

んー、こっちも耳垢たまってるね。お姉ちゃんが根こそぎ取りのぞいてあげよう。

やっぱ耳かきはお姉ちゃんがやってあげないと。絶対弟くんの耳は他の女にさわらせてやらないんだから…(小声

ん？何も言ってないよ。気のせい気のせい。とりあえずこれにて耳かき終了！梵天で残りの細かいの取っていくからねー。

(梵天中)

お目目とろーんとしてきたね。そろそろ眠くなってきたかな？寝てもいいよ。なんなら、朝まで寝てていいからね。

その間弟くんの寝顔、じっくり堪能させてもらおうかな。あ、写メもとっちゃお。

そんな慌てなくてもいいじゃない。むしろお姉ちゃんに寝顔を見られること、光栄に思いなさい。

梵天はこんなものでいいか。それじゃあ仕上げに

(耳ふー)

ふふ、今度は声に出すのはこらえたみたいだけど、身体震えてるよ。かわいいなぁ、そういう反応がほしかったんだよねー。

改めて試験合格おめでとう。弟くんはやっぱりお姉ちゃんの自慢の弟くんだよ。

うん、今日はゆっくりお休み。また明日ちゃんとお祝いしてあげるから、楽しみにしててね。

・台本（ゆるボイ！）
ブラコンお姉ちゃんの耳かき
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・台本制作者
松平蒼太郎