図書委員会の顧問である貴方は、図書委員会所属のメデューサの女の子の仕事を手伝っていた。彼女のかけている眼鏡は、生活に支障がないようにと、貴方がプレゼントした物で…？

えーっと…今日返却された本は全部棚に戻して…


…あ、あと、今日貸し出した本のチェックリストの仕分けもしなきゃ…


あっ、先生…その、どうされました？もしかしてもう下校時刻…？


ええっ！？せ、先生も手伝ってくれるんですか！？


いえ、しかし…！それは悪いですよ…！先生だって暇じゃないのに…！


あぅぅ…たしかに先生は図書委員会の顧問ですけど…でも…！


わ、分かりました……それじゃあ、こちらの返却された本を元の場所に戻してもらっていいですか…？


あ、ありがとうございます！助かります！


(仕事を終わらせる)


ふぅ…貸出リストの仕分けはこれで終わり。あとは…


…あ、先生。もう本棚への返却は終わりました？


そう、ですか…先生は仕事が早いですね。あんなに量があったのに…


あ、えっと…こっちは、大丈夫です。


その、あとは全部わたしがやりますので…先生はお仕事に戻ってくださっても…


…へ？あ……もうこんな時間。下校時刻が…


…はい。今日は一旦ここまでにします。帰り支度、しなくちゃですね…


(帰り支度を済ませ、図書室を出る)


図書室の戸締りはこれでよし、と…鍵はこのまま先生に預けてもよろしいですか？


ありがとうございます…それで、えっと…


…ほ、ホントですか？眼鏡、似合ってます…？///


あ、ありがとうございます/// その、いい眼鏡ですね…えへへ///


…はい。先生の知り合いが作ってくださった力を抑えるための眼鏡…


これで人と堂々と目を合わせられるようになりました。


先生もご存知の通り、わたしはメデューサなので…誰かとそのまま目を合わせると、その人を石化させてしまうので…


…はい。だからすごく重宝しています。


うっかり誰かを石化させることもなくなって、学校生活も充実するようになりましたから…


…ふぇっ！？/// き、綺麗な目って、わたしのですか！？


あうう/// せ、先生…///


あまりからかわないでください/// わたし、褒められることに慣れてなくて…///


……あ。先生、この子たちに触れられるんですか？わたしの髪のヘビ…


い、いつの間に…わたしの知らないところで仲良くなってたなんて…


…ふふっ。先生って、不思議な人ですね。


メデューサなんて異種族の中でも特に扱いが難しいのに…先生はそれすらも軽々と超えてしまうんですね。


生徒のことを知るのは当たり前、ですか…


世の中、先生みたいな教師ばかりだったら、もっと平和だったんでしょうね。


まぁ、こんなこと言ってもしょうがないのは分かってますけど…


…はい。これからもよろしくお願いします…色々迷惑はかけちゃうかもしれないですけど。


あ、はい…それじゃあ、わたしもここで失礼します。お疲れ様でした。


(先生と別れて下校)


いつでも相談に乗るから、か…


自分だって、ホントはすごく忙しいくせに…


わたしだけが特別じゃないのは分かってるけど…あんなふうに言われたら、わたし///


…バカ/// 先生のすけこまし///


ああいう言い方が一番良くないんだから…もぅ///

・台本（ゆるボイ！）
【青春/甘々】図書委員のメデューサさんの眼は綺麗
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎