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ヤンデレ妹に帰宅出迎えられたら香水の匂いを嗅ぎつけられた
written by ねむりはり
  • ヤンデレ
公開日2026年05月13日 00:51 更新日2026年05月13日 00:51
文字数
3963文字(約 13分13秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
視聴者役柄
場所
あらすじ
「おかえり、おかえりっ……!」
仕事帰りのあなたを待ち続けていた妹。手料理を作って、甘えてぎゅっと抱きついて――幸せな空気は、一瞬で変わる。
本編
■ パート1:帰宅・出迎え(導入)(約4分 / 約1,100字)

(玄関の扉が開く音。靴を脱ぐ音)

……おかえり。

(少しだけ間。それから、小走りで近づいてくる気配)

おかえり、おかえり、おかえりっ……!

(ぎゅっとしがみつく。声が一気に幼くなる)

んー……っ、もうっ、遅いじゃん。何時だと思ってんの。あたしずっと待ってたんだよ?ずっとずーっと。

(頬をすりすりしてくる)

今日ね、お兄ちゃんのこと考えながら晩ご飯作ったの。ちゃんとお腹すいてる?ハンバーグ。お兄ちゃんの好きな、ちゃんと目玉焼きのせてデミグラスのやつ。ソース作るのに一時間かかったんだからね。

……もっとぎゅってして。

(甘えた声で)

ほら、腕。あたしの頭、ちゃんと抱えてよ。そう。そこ。……うん。お兄ちゃんのここ、好き。落ち着く。

(すん、と鼻を鳴らす)

んー……。お兄ちゃんの匂いだ。

(また鼻を鳴らす)

すきー。外の匂いがまだちょっと残ってるけど、でもちゃんとお兄ちゃんの匂いがする。

(くっついたまま甘えた声で)

ね、今日どうだった?仕事しんどくなかった?あたしずっと心配してたんだよ。昨日ちょっと疲れてる顔してたから。ちゃんとご飯食べた?昼。あのね、もしお昼抜いてたりしたらおやつ先にあげようかと思って、チーズケーキも焼いたの。

……ほんとに好きだよ、お兄ちゃんのこと。

(満足そうに息をついて。それから、もう一度。すん)

……。

(声のトーンが微妙に変わる)

……ん?

(もう一度、ゆっくりと鼻を鳴らす)

……。

(ぴたっと動きが止まる)

……お兄ちゃん。

(静かに、低く)

ちょっと、待って。

---

■ パート2:尋問開始(約5分 / 約1,400字)

(ゆっくり離れる。声が少しクールになる)

……これ、誰の匂い?

(平静を装いながら、でも目が笑っていない声で)

香水。女のひとの。……お兄ちゃんのじゃない。

(じっと見てくる)

黙ってても無駄だよ。あたし、鼻いいから。それ、かなり近くにいないとつかない匂いだもん。ちょっとすれ違っただけとか、電車で隣に座っただけじゃ、こんなにはっきりつかない。

……誰?

(少しだけ声が震える。それを隠すように)

別に怒ってないよ。ただ聞いてるだけ。お兄ちゃんが誰と一緒にいたのか、ちゃんと教えてくれたらそれでいいから。

……職場の人?

(間)

へえ。

(静かに)

名前は?

(間)

……ふーん。何歳?

(また間)

……そっか。

(少し間を置いて、ため息)

お兄ちゃんさ、ちゃんとあたしの言った通りにした?最初の印象、大事にしてって言ったじゃん。第一声で笑顔、目線は相手の目からずらさない、褒めるなら外見より行動を、って。ちゃんとやった?

(間)

……やってない顔だね。

(はあ、とため息)

もうっ、だからあたしがいないとダメなんだよお兄ちゃんは。ねえ、一回その人の話、全部してよ。どこで知り合って、どういう人で、今日何をしてたか。全部。

(座る音)

あたしが分析してあげる。お兄ちゃんじゃ絶対一人じゃ無理だから。

(少し間)

……いや、違う。分析じゃなくて。

(声のトーンが落ちる)

確認したいの。

その人が、お兄ちゃんに合う人かどうか。

……あたしが、ちゃんと見極めてあげる。

(静かで真剣な声)

だってあたし、お兄ちゃんのことが一番わかってるから。あの人たちには、わからないことが。

---

■ パート3:妹の"教育"と独占欲の表面化(約7分 / 約1,900字)

(気持ちを切り替えるように、少し明るい声で。でも目の奥は笑っていない)

ねえ、お兄ちゃん。昔からそうじゃん。あたしが横にいると、女の人ってみんな引くよね。

(ふふ、と笑う)

そりゃそうだよ。あたしがいるんだもん。

……でも、それはお兄ちゃんのこと守ってあげてるってことじゃん。ちゃんと合う人じゃないと意味ないから。変な人に捕まったら困るじゃん、お兄ちゃんが。

(少し間)

ねえ、覚えてる?高校のとき、お兄ちゃんがクラスの子と仲良くなってたとき。あたし、ちゃんと先に調べてたじゃん。その子の交友関係とか、SNSとか。

(さらっと言う)

そしたらやっぱり、ちょっと問題があって。だからあたし、ちゃんとその子に話しに行ったじゃん。笑顔で。穏やかに。「うちの兄と関わるなら、覚悟しておいてくださいね」って。

(間)

……何その顔。あたし、暴力とかしてないよ?ただ、正直に伝えただけ。

でも、まあ、あの子がその後お兄ちゃんと話さなくなったのは……仕方ないよね。お兄ちゃんに相応しくなかったってことだから。

(しれっとして)

大学のときの子も同じ。あのひと、二股してたじゃん。あたしが気づかなかったら、お兄ちゃん傷ついてたよ。だからあたしが全部教えてあげたの。

……え、だから別れたって知ってるけど。それは正しい判断じゃん。

(少し間。柔らかく、でも確信を持った声で)

お兄ちゃん、あたしがいないと本当にダメなんだよ。

……ねえ、わかってる?

あたしがお兄ちゃんを一番大事に思ってるって。世界で一番。誰よりも。

(すっと近寄ってくる気配)

その職場の人さ。

……お兄ちゃんの好きな食べ物、言える?

(間)

お兄ちゃんがどんなときに疲れた顔するか、わかる?

(間)

眠れない夜に何を考えてるか、知ってる?

(間)

……知らないよね。

あたしは全部知ってる。全部。

(少し声が低くなる)

だから、安易に近づいてほしくないの。

お兄ちゃんのことを、ちゃんとわかってもいない人に。

(静かに、でも強く)

お兄ちゃんはね……そんな簡単に渡せるほど、安くない。

---

■ パート4:感情の決壊・泣き崩れる妹(約6分 / 約1,600字)

(少し間が続く。何かをこらえるような沈黙)

……ごめん。

(小さな声で)

ちょっと……言い過ぎた。

(ふっと力が抜けるような息)

あたし、なんか……。

(声がわずかに揺れる)

怖いんだよ。

……お兄ちゃんが、いなくなるの。

(ぽつりと)

誰かと付き合って、その人のところに行って、あたしのこと、後回しになって……。そういうの、想像するだけで、胸がぎゅってなって、息ができなくなる。

(少し泣きそうな声)

わかってる。おかしいって。妹がこんなこと思うのって、普通じゃないって。ちゃんとわかってる。

でも……どうしようもないんだよ。

お兄ちゃんのこと、考えない日がない。ずっと頭の中にいる。毎日。

(くしゃっとした声)

帰ってきたとき、玄関に鍵の音がしたとき、あたしね、毎回ちょっと駆け足になってるの。気づいてた?お兄ちゃん帰ってくるだけで、嬉しくて嬉しくて、ちゃんと声のトーン抑えようとしてるのに、勝手に笑顔になっちゃって。

(涙がにじんだ声で)

ねえ、お兄ちゃん。

あたしのこと……嫌いにならないでよ。

こんなふうに、変でも。おかしくても。

……ちゃんとわかってるの、良くないって。でもやめられない。

お兄ちゃんのことが、好きすぎて。

(静かに泣く声)

……そこにいて。逃げないで。

あたしが落ち着くまで、ちょっとだけそこにいてくれたら……それでいいから。

(間。近寄ってくる気配。そっとよりかかる)

……ありがとう。

(すん、と鼻をすする)

やっぱりお兄ちゃんの匂い、好きだ。

落ち着く……。なんか、すみません状態だけど。

(小さく、照れたように笑う)

---

■ パート5:仲直りと甘え再開(約4分 / 約1,100字)

(少し落ち着いてきた声。ちょっとだけ照れてる)

……やっぱあたし、引くよね。

(小さく笑う)

いやでも仕方ないじゃん。本音だし。

……え、引かない?

(間)

……うそ。

(疑うように)

ほんとに?お兄ちゃん、嘘つくの下手だから。目が泳ぐもん。

(じっと見てくる。でもだんだん表情が和らいでいく)

……ほんとに、引いてないの?

(間)

……そっか。

(ぽすっと再びよりかかる)

じゃあ、もうちょっとこうしててもいい?

(甘えた声で)

お腹すいたでしょ、ご飯食べよ。でもその前にもうちょっとだけ。

ね、頭なでて。

(なでられる。うれしそうな声)

んー……。好き。

(満足そうにため息)

……あのさ、その職場の人のことだけど。

(また少し声のトーンが戻る。でもさっきほど剣呑ではない)

一回、あたしに会わせて。

……やばいことしないよ?ただ、ちゃんと話してみたいだけ。あたし、ちゃんと笑顔でいられるから。

(間)

……信用されてない顔だね。

(むすっとして、でも少し笑って)

まあいいや。そのうちね。

……でもちゃんと、あたしのこと一番に考えてよ。お兄ちゃんの一番はあたしだからね。

(強く言い切る)

そこは絶対、譲らないから。

---

■ パート6:クロージング・添い寝囁き(約5分 / 約1,400字)

(夜。部屋。静かな環境音)

(囁き声で、ゆっくりと)

……ねえ、もう眠い?

(間)

そっか。

……じゃあ、あたしここにいてもいい?

ちょっとだけ。お兄ちゃんが眠るまで。

(そっと隣に来る気配)

今日ね、たくさん喋りすぎて……なんか、疲れちゃった。あたしも。

(くすっと小さく笑う)

普段はあんな感じじゃないんだけどね。外では。

……お兄ちゃんといるときだけなの。こんなふうになるの。

それって、特別ってことだよ。わかってるよね。

(柔らかな囁きで)

ね、目、閉じて。

……うん、そう。

(少しの間)

さっきは、驚かせてごめんね。

怖いくらい好きって、重いよね。うん。でも……後悔はしてないよ。

全部、ほんとのことだから。

(ゆっくりと、眠気を誘うような声で)

お兄ちゃん。

あたし、ずっとそばにいるから。

……どこにも行かないし、行かせない。

そういうつもりで、ここにいるよ。

(間)

それが重くても。

迷惑でも。

……おかしくても。

(そっと、吐息のような声で)

好きだよ、お兄ちゃん。

誰よりも。何よりも。

ずっと……ずっと、ね。

(間)

(いたずらっぽく、囁きで)

その職場の人のこと、ちゃんとあたしに教えてよね。

……今度、こっそり会いに行くから。

(くすくす笑い。でもすぐに穏やかになる)

冗談、冗談。

……半分。

(間)

(また静かに)

ほら、目、閉じて。

あたしがいるから大丈夫。

……今日も一日、お疲れ様。

ちゃんとご飯食べて、ちゃんと寝て。

明日もあたし、待ってるから。

(囁きが少しずつ遠くなっていくような調子で)

……おやすみ、お兄ちゃん。

愛してる。

ほんとに、ほんとに。

…………おやすみ。

(静寂。かすかな呼吸音だけが続く)

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クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレ妹に帰宅出迎えられたら香水の匂いを嗅ぎつけられた
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
ねむりはり
ライター情報
はじめまして
趣味でただ私が聞きたいフリー台本を書き投稿しているオタクです。
「こういう台本が欲しかった」
「よかった」
と思ってもらえる作品を書けるように頑張っています。
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

◇フリー台本に関して
詳細な言葉遣いや言い回し、台本内のセリフの順番など、読みやすいように改変していただいて構いません。
性別変更及び、大元の流れが変わらない範囲でのアドリブ等も可能です。

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