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生意気な野良猫のメスガキになじられる話(仮)
written by さめたろ
  • からかい
  • メスガキ
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
2155文字(約 7分11秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
【【】の中は読みません、注釈などです】

【子猫A:どちらかと言えば活発な感じの子猫。お兄さんを舐め切っている感じ】
【子猫B:どちらかと言えば大人しい感じの子猫。お兄さんを見下してる感じ】

【シチュエーション:公園で遊ぶ子猫を保護しようとするお兄さんをなじる、2匹の子猫(メスガキ)】

【補足①:声の高さはどちらもロリ~少女ぐらいのイメージですが、あまりロリ過ぎない感じの方が良いかなと思っております】
【補足②:どちらのキャラクターも、全体的に語尾を少し伸ばすような、小さい母音が入るような感じで演じていただけますと幸いです(「きっも」なら「きっもぉ」みたいなイメージです)。また、全体的に嘲笑気味で演じていただけますと幸いです】
本編
子猫A「ねぇねぇ、お兄さん。ここで何してるの?」
子猫B「平日の昼間から公園で何してるの? お兄さん」
子猫A「今日はお仕事お休みなの? それとも大学生?」
子猫B「でも昨日もここにいたよね?」
子猫A「あー、そういえば一昨日もいた気がするなぁ。もしかしてお兄さん、無職なの? 何もすることがないから、公園でボーっとしてるの? うわぁ、こういう人ってホントにいるんだ」
子猫B「っていうかお兄さん、今日も昨日も一昨日も、ずっと私たちのこと見てたよね?」
子猫A「えー、もしかして私たちのこと見るために公園に来てるの?」
子猫B「あ、分かった。お兄さんはロリコンなんだよね? ロリコンだから、私たちみたいな小さな子を見るために公園に来てるんだよね?」
子猫A「うっわぁ、焦ってる焦ってる。何か汗ばんでるしきっも。今さら焦ってもしょうがないのに」
子猫B「お兄さんがロリコンの不審者(ふしんしゃ)だってこと、最初に見た時から気づいてたよ」
子猫A「だって普通の人は公園で、私たちみたいな子猫を何時間も見てたりしないし。普通は猫カフェに行ったり、お家の猫を可愛がったりするんだよ? お兄さん。あ、もしかして。猫を飼うどころか猫カフェに行くお金もないの? 無職だから」
子猫B「違うよね、お兄さん。お兄さんは私たちを飼いたくて、ここに来てるんだよね?」
子猫A「えっ、何それ。きっも」
子猫B「いやもう分かってるんだけど。うわぁ……必死過ぎて気持ち悪ぅい。いやだって、お兄さんが持ってるそれ。その袋に入ってるの。私たちのご飯だよね?」
子猫A「えっ、もしかして餌付けしようとしてたの? お兄さん。私たちを餌付けして、誘拐しようとしてたの?」
子猫B「それだけじゃないよね? 私たちがご飯を食べてる間に、私たちの体を好き勝手触るつもりだったんだよね? 特に、尻尾の付け根の部分とか」
子猫A「うっわぁ、きっも。しかもこんな、安そうなキャットフードで。見たことないメーカーなんだけど。どこで買ってきたの? もしかして、ロリコン専用のそういう店があるの?」
子猫B「何か変な匂いもするし、気持ち悪ぅい。こんな餌でお兄さんなんかについて行くわけないじゃん。そんなことも分からないの? あ、分からないから3日もここで私たちを見てたんだね」
子猫A「私たちと仲良くなりたいなら、ずっと見るのは逆効果なんだよ? 普通は視線を外して、姿勢を低くしたままゆっくり近づかなきゃダメだよね。そんなことも知らないとか、きっも」
子猫B「うっわぁ、もしかして泣いてるの? お兄さん。こんな子猫に泣かされるとか、本当に気持ち悪いんだけど。泣けば心配するとでも思った?」
子猫A「私たちが心配するのは飼い主さんが泣いてる時だけなんだけど。ロリコンが泣いてても、ただキモいだけだよね」
子猫B「ほんとそれだよね」


子猫A「ねぇねぇ、お兄さん。私たち、お兄さんに飼われてあげよっか?」
子猫B「お兄さんはどうしようもないロリコンで気持ち悪いけど、私たちのお願いを聞いてくれるなら、考えてあげてもいいよ?」
子猫A「嘘じゃないよ。そもそもこの話をするために、お兄さんに話しかけたんだし」
子猫B「そうじゃなかったら、ロリコンの不審者なんかに話しかけないよね」
子猫A「お兄さんがキモ過ぎて、話が脱線しちゃったけどね」
子猫B「えっとね、あそこのスーパーでちゅーるをいっぱい買ってきてほしいの」
子猫A「うっわ、食い気味で返事するのきっも。あっ、あと焼かつおとかつお節も。とにかくいっぱい買ってきて。あと喉かわくから、お水も」
子猫B「うん、とりあえずそれだけでいいよ」
子猫A「それじゃ、早く行ってきて」

【間】

子猫A「うっわ。戻ってくんの早っ。きっも。汗だくだし。もしかして、全力で走って買ってきたの? きっも」
子猫B「ダメだよ、私たちのために急いで買ってきてくれたんだから。そんなこと言っちゃ」
子猫A「いや、自分のためでしょ」
子猫B「……言われてみれば確かに。そう考えるとキモいね」
子猫A「で、ちゃんと買ってきたの?」

【間】

子猫B「そうそう、これこれ。遊んだ後はやっぱりちゅーるだよね」
子猫A「私は最近こっちの方が好きかなぁ。食感ある方が好き」
子猫B「食感ならカリカリの方が良くない?」
子猫A「カリカリも好きだけど、今はこっちかなぁ」
子猫B「……えっ、なんでまだいるの? お兄さん」
子猫A「もう帰っていいよ、お兄さん。ご飯ありがと」
子猫B「約束……? ああ、その話なんだけど」
子猫A「残念でしたぁー。私たちもう飼い主さんいるから、お兄さんは飼えませーん」
子猫B「そういうことだから。えっ、野良猫なんてひと言も言ってないけど。勝手に勘違いして先走ったお兄さんが悪くない? それに私、考えるとしか言ってないし。うん、考えたらやっぱり今の飼い主さんの方が良かったから」
子猫A「ロリコンに飼われるとかないよね」
子猫B「あ、それと。もうこの公園には来ないでね。次会ったら、警察呼ぶから」

【サイレン】

子猫A「あっ、ごめん。私、さっき警察呼んじゃった」
子猫B「うっわ、かわいそう。こんな子猫にたかられて、警察まで呼ばれるとか」
子猫A「まぁロリコンだし、自業自得だよね」
子猫B「それじゃ、お兄さん。ばいばい」
子猫A「またね、もう会えないと思うけど」
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
生意気な野良猫のメスガキになじられる話(仮)
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
さめたろ
ライター情報
ぶっ飛んだシチュエーションの男性向けボイスを作りたい音声サークル、たまゆらスタジオの代表「さめたろ」です!
ケモノ系の作品を中心に展開したりもしてます。あとたまに動画とかも投稿してます。
稀にラジオ「たゆらじ!」も配信中。YouTubeのチャンネル登録やグッドボタンを押してもらえると鳴いて喜びます。ピェー。
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