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イケメン彼女の看病とプロポーズ
written by 蚊ネコ
  • カップル
  • 恋人同士
  • 看病
  • クーデレ
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
1061文字(約 3分33秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
本編
うぃーっす。
珍しく遅刻じゃん……って、えぇ……何そのマスクととんでもなく厚着な格好は……
もしかして、風邪?

そんな鼻水ズルズルでゴホゴホ言いながら大したことないとか言われても……
はぁ……ばっかだな。
無理して今日、来なくったってよかったのに……

え? 会いたかったからって……はぁ……ほんっとしょーもな……
ほら、いっぺんピシッとしてみせろ。
ハイ。
気をつけ!
回れー右!
そのままさっさとー……帰れ!!

何……そんな泣きそうな顔で振り向いてくんなって……
だから、ちゃんと私も着いてくっての。キミのウチに。
ま、特別にお粥くらいなら作ってやんよ。
ふっ……単純か(笑)ばーか。





……ど?
意外といけるだろ?
私の手料理。
は?
……"あーん"なんかするかよばか。
ほら、ブツブツ言ってないで冷める前に食べる口だけをさっさと動かせっつの。


ん。
完食したな。エライエライ。
……ん? どういたしまして。
え?
今日の約束のこと?
別に映画なんかいつだって観れんじゃん。
人間身体が資本なんだから、気にしなくていい。

いやまぁ……そりゃ楽しみは楽しみだったけどさ……
私はまぁ、久々にこうして会えただけで充分だから。

……つーか、よくよく考えたらキミってちょっと風邪ひきすぎじゃない?
ちゃんと手洗いとかうがい毎日してんのかよおい。

おい、今言葉に詰まったな。
ったく、本当学習しないヤツだなぁキミという人間は……
呆れた? って、呆れた。
ふふっ……すぐそーやって泣きそうな顔してさ(笑)
それでも彼氏かよ、なっさけな。

あ、いいよ、お皿も私が洗っとくから。
身体あったまったならほら、布団に戻りなって。
いいのいいの。
だーかーら謝んなってめんどくさ。

……あのさ、キミは確かにどーしよーもないけど、それでも私はそんなキミのことが好きになっちゃったんだからさ。
もうこればっかりはしょうがねんだよ。
しょうがなく腹括ってんだよコッチは。
好きになっちゃった以上、その好きになった人を全力で大切にすんのは、普通のことだろが。


さて。ちょっと額貸してみ。
……うーん、微熱、かな……。
はぁ……

もうなんか、私達、一緒に住んだほうが手っ取り早くないか?

え、同棲?
んー、まぁ、そうとも言うのか。
なんかキミってほっといたらひからびて死んでそーだし、ほっとけないんだよなー……

ね、ほら、どーするよ。
なんなら結婚でも、する?

どーしてもって言うなら、もらってやんよ。
しょうがないから、私が一生キミのことを守ってやるっつってんの。

あーまだ答えなくていいや。
ゆっくり寝て、元気になった頭でしっかりと返事聞かせてもらうことにする。

……なんか顔、真っ赤になってないか?
熱、上がってんの?
やれやれもう勘弁してくれな……?
ほら、おやすみなさい。








おわり
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
イケメン彼女の看病とプロポーズ
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
蚊ネコ
ライター情報
 初めまして。蚊ネコと申します。
 演じる方、聴く方が楽しめるような台本を目指しています。
 お気軽にご使用いただけますと非常に嬉しいです!!アドリブや一人称・タイトル変更もご自由にどうぞ!!
※お手数ですが、ゆるボイ!さんの規約は必ずお守りください!!
※素敵なクソデカ感情作品を利用実績に埋め込ませる作業をたまにします。ご容赦くださいますと幸いです。
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