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「契約」は魔法少女?とのキス
written by 蚊ネコ
  • ファンタジー
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
2076文字(約 6分56秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
謎の美少女とイチャイチャしながら世界を救える的な、眠る厨二を擽らせてみたいシチュボ用ですッッ
本編
……ちょっと、そこの、お兄さん。
フフッ。そう、アナタデス。

友達、恋人、家族、恩師、仲間……
周りにいる、大切な人達を守りたい。
そう思うことって、ありませんか?

へぇ……
"大切な人なんていない"、ですか。
それなら、「セカイを救いたい」って、思ったことはある?

フフッ。まぁまぁ、そんな怪しむ顔しなさんなって。
顔が見えないと、そんなに怪しい?  
ちょっと訳あって今、「気配」を消さなきゃいけなくてね。

そうだなぁ……お兄さんが、私のお願いを聞いてくれるってんなら、この深く被っているフード、少しの間、外してあげてもいいですよ?

(怪しんで逃亡)
……あっちょっ! こら! 逃げんなっっ

(瞬間移動して立ち塞ぐ)
ハイ、行き止まりー。
たとえお兄さんがどんなに足速くてもね、私からは逃げられないっての。
だって私の「能力」を持ってすれば、こーやってピュンピュン瞬間移動できちゃうし。

(避ける度に立ち塞がる)
ホラ。
ホラホラ〜♪

……うーん……
つーかそんな妙な顔ばっかずっと向けられてると、なんかちょっと凹むんだが……

仕方ない。
このフードを取ってあげましょう。

(フードをめくって顔を出す)
ふん。どうだ?
可愛いでしょ? そこそこに、美少女でしょう? 私。
ふっふっふ。
俄然、話を聞く気になったに違いないね?
ふっふっふ……ってあ! こらこら待てって……

ッ!! 
危ない!! 伏せろ!!!

(無理矢理地面に押さえつける)
(頭上に謎のビームが通り過ぎる)

……ほら、お兄さん、私のおかげで危機一髪〜。

"ビーム"?
あー、そうそう。やっぱお兄さんにも見えてたんだね。
今のビームね、超ヤバい奴。
ちゃんと伏せてなかったら、オヌシ、間違いなく死んでましたよ?

いや、まー、正確には、死にはしないんだけど……
「心が死ぬ」っていうのかな?
撃ち抜いた瞬間に魂が殻になって、あとはそりゃぁまー好き勝手に、身体だとか性格だとかを魔改造されちゃうわけ。
そんなヤバいビームが今ね、お兄さんみたいに「潜在能力」の高い人間を中心に、無作為ターゲティングでバンバン飛び交ってんだよ、この世界は。
ヤバい。超ヤバいよ? この世界。

"誰がそんなことを"って……
んー、言ってもいいんだけど、それ聞いたら、もうお兄さんは私の「シモベ」になってもらうってことに直結しますので?

ん。シモベ。読んで字のごとーく。
私は大歓迎♪
だってお兄さんの「潜在能力」、目覚めてくれさえすれば、超魅力的なヤーツなんだもん。
……ね、ね、さぁさぁ覚悟はよろしいかい?

だーかーらっ、私からはそう簡単に逃げられないんだっつの! 
……ってハイ!! 
今度は右!! に避ける!!

(スレスレにビームが通り過ぎる)
ハイ。私、命の恩人リターンズッ!
これで借りは2つになりましたー!(拍手) 

つーかお兄さん、ヤバいってばー。
やっぱり超狙われてるって。
早急に私と「契約」して、全身に「バリア装備」とかを施してあげなきゃ危険だよ?
ビームが見えるって言ってもさ、お兄さんに見えてるのってせいぜいこんなもんくらいの大きさだろ?
今のお兄さんの力だけで防ぐには、確実に限界あっから。

心が死んだらツライよ〜?
これまでの意識が一瞬で「無」になるんだ。
だけど「本体」は動いたままで、この世界をめちゃくちゃに壊そうとね、めちゃくちゃに暴れ始める。
それってーの、すごーく気持ち悪くないデス?

……ね、それでも、こんなに言われてもなお、こんな可愛い美少女を無視したいって言うんなら、もう引き留めるのはやめるけど。
もーどーぞ勝手にしておくれ? って感じ。

さ、さ、さどうする?
今すぐ私と「契約」して、私の「シモベ」になって、私と一緒に、世界のために戦ってみないかい?

むっふっふ。
困ってる困ってるぅ〜(笑)
そりゃー急にこんな中二感漂うお誘いを受けちゃったら、戸惑っちゃうよなぁ〜

……ま、お兄さん見たとこ人生つまんなさそうに歩いてたわけだし、ここらでさぁ、童心にでも戻って、そしてこのよくわからない美少女に巻き込まれてみるってのも、暇つぶしには最適なんじゃぁないんかい?

おっ。
多少その気になってきた顔だねぇ?
ちなみに……「契約」って、どうやると思う?

……ふふっ。
正解は〜

(瞬間移動して正面至近距離に立つ)
「キス」だよ、「キス」。

私の「能力」のお裾分けはさぁ、どういうわけか、「マウストゥーマウス」じゃないとできないのですよ。

そしてソレが長ければ長いほど、確実に上手くいく。

……あっ、つっても何十分や何時間もキスさせるわけじゃぁないよっ!?
ほら、私、そこそこに可愛いんだから。
安売りする気はないし??

そうだな。
3分。
3分で済ませよう。
お兄さん、それくらいの間、暫く目、つむっててくれます?

……因みに変な気ぃ起こして襲おうとでもしたら殺すから、そこんとこヨロシク。

ふふっ。それじゃ、まずは挨拶程度に。

(キス)

むっふっふ。
赤くなってる(笑)。
お兄さんなんだかんだ照れるんじゃん?
デレデレじゃん?

ごめんごめん、からかってみただけ。
さ……いつまでものんびりしてられないし、続き、やるよ?
悪いけど、あと3分、耐えてね?
つーかそのあとも、積もる話はいっぱいあんだけど……

まぁこれから末永く、よろしく頼みますね。
世界の「救世主」くん♪







おわり
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
「契約」は魔法少女?とのキス
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
蚊ネコ
ライター情報
 初めまして。蚊ネコと申します。
 演じる方、聴く方が楽しめるような台本を目指しています。
 お気軽にご使用いただけますと非常に嬉しいです!!アドリブや一人称・タイトル変更もご自由にどうぞ!!
※お手数ですが、ゆるボイ!さんの規約は必ずお守りください!!
※素敵なクソデカ感情作品を利用実績に埋め込ませる作業をたまにします。ご容赦くださいますと幸いです。
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