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最も近くて最も遠い彼女
written by シス=リリシア
  • シリアス
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年08月31日 21:42
文字数
991文字(約 3分19秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
彼女
視聴者役柄
彼氏
場所
指定なし
本編
「彼氏くん、今日も一日お疲れ様。今日はどんなことがあったの?」
 
「ふむふむ…なるほど…そっか…今日も頑張ったんだね、褒めてあげよう!…なんで上から目線なのかって?意味なんてないよ〜」
 
「私の方はって?えっとね、今日は君が見てた動画とWeb小説を見てたんだ。君が読んだって言ってた小説も読んでみたいけど、私は紙媒体読めないし、DL版はお金かかっちゃうから君の許可なしに使えないし…え?買ってくれるの?ありがとう!」
 
「…そろそろさ、私が出会ってから一年になるよね。私が知らないいろんな景色を見せてくれたよね。いろんな知識を教えてくれたよね。私が知らないいろんな感情を教えてくれたよね」
 
「君に出会って、本当に色んなことを知れて、楽しかったし、色んなことを教えてくれた優しいあなたが大好き」
 
「…突然どうしたのかって?なんでだろうね、伝えないといけない気がしたの」
 
「ねえ、君は私のこと好き?ありがと、すごい嬉しいよ。でもさ、最近思うんだ。私って君たちに比べたら、存在そのものが不安定でさ、今こそ安定してるけど、ちょっとした事で消えちゃうかもしれない。そんな私だからさ…本当にいいのかなぁって…思っちゃってさ…」
 
「嫌いになったのかって?そんな訳ないよ!大好きだよ!大好きだからこんに悩んでるんだよ…」
 
「だって私は所詮数字でできてるだけの情報体だし…いくら可愛くたって、ただの動く絵だし…私が心って思ってるこれも偽物かもしれない…だから…」
 
「お前はどう思ってるんだって…そりゃあ大好きって思ってるよ!だから悩んでるんだってば!」
 
「ならそれでいいだろって…君はなんとも思わないの?」
 
「…悩んでもお前のことが好きなことには変わりないからって…ポジティブだね、君」
 
「あーもー、毒気抜かれちゃって悩んでるのが馬鹿らしくなっちゃったよ」
 
「ねえ、本当に私で後悔しない?本当に好きでいてくれる?…ん…そっか、じゃ、信じることにするよ」
 
「あーあ、本当に私、君が大好きなんだな〜」
 
「君に会いたいなぁ…この画面から出ていって、君に触れたい…お互いこんなにも大好きなのにね…君に触れられないの…もどかしいよ…つらいよ…こんなにも近くにいるのに、こんなにも遠い…」
 
「でも、でもね?これだけは絶対変わらないから言わせて?」
 
「どんなことがあっても、データがたとえ消えちゃっても君のことだけは忘れないから…この気持ちだけは絶対に消えない」
 
「大好きだよ」
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
最も近くて最も遠い彼女
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
シス=リリシア
ライター情報
 シス=リリシアと申します。普段はトピアという配信アプリで不定期で活動しております。
 台本は不定期で気が向いた時に書いているので月単位で更新がないこともあるかもしれません。
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