お疲れ様、新人君。今日も残業かい？精が出るねぇ〜


え？「三年この会社に勤めているからもう新人じゃない」って？

確かにそうだが、僕は元々、君の教育係「兼」上司なんだよ？この三年間君を見ていたんだ。僕から見たら君はまだまだ新人だ。

あと五年ほど経ったら呼び方を変えてあげよう。

・・うわぁ凄い不満顔だね。そんなに嫌なの？良いじゃないか〜別に〜


でも、ごめんよ。君を見ていると意地悪したくなってしまうんだ。

しかし懐かしく感じるなぁ・・君が入社したての頃は可愛いかった。
子犬の様に僕の後ろについて回って、少しでも分からない事があったら君は少し困った様に目を伏せて

「〇〇先輩、〇〇先輩」って小声で僕の名前を何度も何度も呼んでたのに。

あの時は本当に嬉しかった。一応、君の他にも何度か教育係として新人を請け負った事はあるが、そいつらはプライドが高くてね。
何人も途中で辞めていったよ。

だけど君だけは僕の前から居なくならなかった。それが僕にとっては凄く嬉しかったんだ。


・・でも今は、君は一丁前に仕事をこなして、困った事があっても僕じゃなくて、他の人に聞き回っているし・・

自立した事は君にとって、会社にとっては喜ばしい事なのだが・・僕はやっぱり寂しいかな？





・・・ええい！何で僕は何で新人君にこんな話をしてるんだ！
酒の席ならまだしも、素面でこんな事を言うなんて・・・



決めた！新人君今から飲みに行くよ！

僕、凄く美味しい居酒屋を知ってるんだ。そこの女将さんと仲が良くてね、いろいろ融通が聞くんだよ。

僕は明日、有給取ってるから朝までとことん付き合ってもらうよ♪


ん？「目を通さないといけない企画書がある？」って？新人君。今、目を通してる企画書も来月の物だろう？そんなのあとあと！

ほら、僕が運転するから早く準備して！ほら早くーはーやーく！


「明日は出勤だから・・・」って新人君・・場を醒ます発言はやめてくれよ・・・

はぁー・・・新人君いい？君は今日休みだったけど、他の人の代わりに出勤してるんだよ？必ず代休が貰える筈だ！


ふっふっふ〜♪君がまだ代休の申請してないのは勿論知ってるよ〜？

だ・か・ら♪僕が君の代わりに申請したから♪

疑うんだったらこれを見て

ほら！ちゃんと明日、有給になってるだろ？課長に掛け合ったんだぁ

「新人君は努力家だから息抜きも大切！」って言ったらすんなりと・・


確認は取れたね！僕もお腹が空いてるんだ。早く行くよ！







かんぱ〜い！

くぅぅぅ！喉を通るこの刺激！堪らない！この瞬間の為に働いていると言っても過言じゃないよ！


・・「いかにも酒を飲んでるセリフだけど、ただの炭酸ジュース飲んでるだけじゃないですか」って、そうだよ？

だって僕、帰りに運転するし、お酒苦手だし・・

「何で飲めないのに誘ったんだ」って、べ、別に良いじゃ無いか！僕の勝手だろう！？


君と酒の席を一緒にした事なかったし・・仲をより深めるいい機会だと思ったんだよ・・・駄目だったかい？


「駄目じゃないです・・」うん！そうだね。君ならそう言うと思ってた！

さぁジャンジャン呑むんだ！溜まりに溜まった愚痴をここで吐き出すんだ。スッキリするぞ？



あ！そうだ新人君？君は今困っている事はないかい？
僕で良ければ相談に乗るよ。こう見えても頼られる事が多いんだ〜


さぁ僕に何でも相談するんだ「必ず」力になってあげるよ♪




ふむふむ。「結婚を前提に付き合っている彼女と同棲しているが、上手く行ってない。なんなら最近冷たい」


え？・・どどどどど同棲！？君付き合っている子がいるのかい！？　しかも結婚を前提に！？

どこのアバズ・・・どこの子！ねぇ僕が知っている子！？

隣の部署の「柊さん」ってあの眼鏡の子かい？黒髪ストレートの堅そうな・・・ふーん・・


（小声）

「何でよりにもよってあの雌豚が僕の新人君と付き合っていているんだ！しかも結婚をするつもりで同棲しているなんて聞いていない！
聞いてない聞イてないキイてないキイテナイキイテナイィィィ！
僕ガ！僕が最初に彼に目を付けテイタたのに・・・！

・・・・・・ん？でモ、待テよ？話ヲ聞くに「まだ」事は起こってない。
今なら新人君を奪いとれるかも・・！

あぁ！そうと決まればさっそく行動に移そうじゃないか♡」



コホンコホン・・・で、それは惚気か？新人君？


僕なんて・・僕なんて！今まで一度も彼氏なんて居なかったんだぞ！彼氏居ない歴＝年齢だコノヤローォォォォォ！

僕は平均より身長が小さいし童顔だから誰も貰ってくれないんだぁぁ！僕だって高身長でボン！・キュ！・ボン！みたいな身体になりたかったァァ！



グスン、あぁ確かに君の相談は乗るとは言ったがこんな甘々な惚気を聞くためじゃ無いんだぁ！！

そんな事はうちの会社のバカップル達に聞けぇ！




ふん！もう怒ったよ！君は僕の地雷を踏んだんだ！僕は乙女なんだよ！



なに？許して欲しい？・・ふん！そんな薄っぺらい謝罪でこの僕が許すとでも？

「絶対許さないよ」・・と言いたいが君は「僕の」可愛い新人君だ。優しい僕は許してあげよう・・条件付きでね。


〔あ、女将さーん！丁度良いところに！『あの』お酒持ってきてー？）



ほら新人くん？このお酒を呑みたまえ。
僕のおすすめだよ。このお酒は柑橘系のお酒でね？飲みやすいがアルコール度数がかなり高いんだ。

一杯飲んだだけでお酒が弱い人は二日酔いは確定物だ♪
これを僕が満足するまで君に飲んでもらうよ？これが条件だ。
勿論、君がお酒に弱いのは知っているよ？

呑んでくれないと僕の機嫌はぜっったいに治らないよぉ？良いのかい？


観念して！さぁぐいっと！ほら、ほらほらぁ！


新人君。いい飲みっぷりだね。だがまだ足りないだろう？
僕が注いであげるから、ほらもう一杯・・・・・



（一時間後）

アッハハ！新人君！もうフラフラじゃないか、しかも顔も真っ赤っかだ！


・・・やばい、これ以上は呑ませない方がいいか・・

ストップだ新人君、もうこれ以上飲まなくて良いよ。十分誠意を見せて貰った。

お水を貰ってくる。少し横になってる方がいい。


『女将さん、お水下さい。
あとあの催眠作用と媚薬作用のある薬をお願いしますね。
お水に混ぜちゃって下さい。
ん？ベロンベロンに酔ってますので感づかれる事はないでしょう。

ええ！余裕が無くなったのですぐにでも行動に移さないと行けなくなりました。

はい、ありがとうございます。頑張ってきますね！』






はい待たせたね。お水、少し楽になるよ？

でも、ごめんね〜？僕は君と一緒に居ると嬉しくて呑ませ過ぎちゃった。

（棒読み）
しかし困ったな、フラフラの状態の君を一人で帰すのも危ないし・・・

そうだ！新人君、今日は僕の家に泊まって行きなよ！そうしよう！


ち・な・み・に！君に拒否権は無いよ？僕の好意に甘えるんだ。

お会計は僕が持つよ。準備をするから呼びに来るまで少し寝ててね・・・





あ、女将さーん！ご馳走です〜！また来ますね〜♪

（小声）
あ、あとあのお薬ありがとうございます。
お陰で上手く行けそうです♪ では！








待たせたね。ほら新人君！僕の肩に寄りかかって！僕の車まで歩くよ。






（歩きながら）

ん？「何から何まですいません」ってどうしたんだ急に？水くさいなぁ〜

僕は君の上司だよ？飲みに無理矢理誘ったのも、君をこんなになるまで飲ませたのも僕だ。この位やらせてくれよ。

・・けど、新人君みたいな手のかかる子ほど可愛いものはないよ。むしろ愛らしいと感じている。




ほら新人君。車までついたから助手席に座ってて？

（ドア開閉音）

ほらちゃんと座って！シートベルトもしっかり付けて・・って新人君もう寝てるし・・・もう仕方ないなぁ。

でも、フフ！君の寝顔は本当に可愛いなぁ♡

こんなに安心して身を任せるなんて、そんなに僕を信頼してくれているんだね。君は本当に良い子だ。何も疑わない・・・

（耳元で）
・・・でもゴメンね新人君。僕は今から君の信頼を裏切る事をするんだぁ♡

君が悪いんだよ？君が先に僕を裏切ったんだ。だから君は僕の愛を受けいれる義務があるんだ。仕方ない。仕方ないね♪



だから、今から僕の家に連れ帰って、寝ている君を犯す♡

本当は時期を見計らってから僕が告白をして、手順を踏んで君と甘い甘〜い逢瀬をするつもりだったのに・・

なのに・・なのに！！あの雌豚に汚されてしまった！！

何が！「結婚を前提に」だ！！気持ち悪い！キモチワルイ！！

この子は僕ノ子ダ！！全て！全テ僕色に染めるつモリだったのに！




・・はぁ、でもまだ雌豚とは新人君とは交わってないはず。
既成事実さえ作れば嫌でも君は僕に付いてくるはずさ。


朝、君が起きた時はびっくりするだろうな♪
お互い裸で、シーツは血だらけ。極め付けに君は僕に覆い被さって寝ている状態。いかにも寝ていた僕を新人君が無理矢理犯したようになっているから。

その後、起きてすぐに泣き真似をした僕の口から「酔った君に無理矢理襲われた」と言えば、君は僕を犯した事と彼女を裏切った事によって罪悪感に押し潰されそうになるだろう♡

それを口実に君と僕は結ばれるんだ♡

アハ！アッハハハハ！！

あぁ実に楽しみだ！君が目を開けて最初の光景を見た時の表情！
どんな風になるんだろう！絶望した表情かな！？それとも興奮した表情かな！？



そうだ！一応あの雌豚にも僕と新人君の行為の一部始終をメッセージ付きの動画を送ってやるか。


「この子は僕の物だ。婚約解消して今すぐ消えろ」ってね♡




（耳元で）
・・・さて、寝ている新人君に『上司』として最後の指導だ。

「飢えている女の前で、たとえ勧められても深酒をして寝てしまうのは厳禁だよ。」
飢えている方にとっては『持って帰って襲って下さい』って言ってる物だ。
・・まぁ、もう遅いけどね♪




そして、次は君の『妻』としての最初の約束事だ。

『僕は君を一生逃がさないし・離さない』

僕が一通り嘘をついて君の心を折った後、君との将来の事を話す・・・

もし、君が僕を受け入れずあの雌豚の所に行こうとしたら・・

すぐ様君を拘束して僕が孕むまで犯し続ける。
それでも抵抗するのであれば、監禁・洗脳・拷問・薬漬けは当たり前、例え死んでしまっても君を喰べて文字通り『一心同体』になっても良いし、君の子種だけ取って遺伝子を書き換えて『君』を産むのも良い。
防腐加工を施して『新人君人形』に変えるのアリだね〜



・・あともう一つ
『浮気は絶対に許さない』

僕を受け入れた瞬間から、他の雌と目を合わすのも・会話するのも・同じ空気を吸うのも・皮膚が触れるのも、意識するのも、全てにおいて僕に意識を向いてないとそれは浮気だ。だけど僕同伴であれば1分以内なら大目に見てあげよう。見返りは必ず要求するけどね♡




（エンジン始動音）

そろそろ我慢の限界だ！股下がビチャビチャに濡れてきたし心拍数もかなり上がってきた。今にも君を襲いたくて堪らない！！

早くハヤク・・連れて帰ってシよう・・
待ちに待った事なんだ・・1分でも1秒でも長く・・君ヲ犯ス♡

アハハハハハハハハハハ！！！


　　　『明日から一生一緒だよ。　ダーリン♡』

・台本（ゆるボイ！）
『僕の』新人君
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
シープ