0
ヤンデレシスター?に堕とされる話
written by 霜月鷹
  • ファンタジー
  • ヤンデレ
  • シスター
公開日2021年06月24日 21:45 更新日2021年06月24日 21:45
文字数
1909文字(約 6分22秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
シスター……?
視聴者役柄
教会を訪れた村人
場所
教会→真夜中の小さな村
あらすじ
 真夜中に不気味な音を聞き、慌てて教会へと向かった村人。
 其処に居たのは真夜中だと言うのに、普段と変わらず祈りを捧げているシスター。
「最近は雨の日が多かったですし、もしかしたら村の何処かで土砂崩れが起きたのかも」
 村の人々を心配する彼女と共に村に異変が起きていないかを確認しに回る事になったのだが、合流したシスターには何処か違和感が……?
本編
あら、こんばんは。
よく来てくださいましたね、私達教会は来訪者である貴方を歓迎いたします。
こんな夜更けに教会までいらして、なにか急ぎの用事でもあるのでしょうか?
急患のようでしたら、すぐにお医者様に連絡しますが……そうではないですか、それなら良かったです。
では、一体どのようなご用件で……はい、大きな音ですか?
いえ、私は何も聞いていませんが……最近は雨の日が多かったですし、もしかしたら村の何処かで土砂崩れが起きたのかも。
もしそうだとしたら、怪我人や身動きがとれなくなっている人が居るかもしれません……あの、知らせてくれたついでに、村の見回りを手伝ってもらっても良いでしょうか?
ありがとうございます。今日は私以外のシスターが誰もいなくて、色々と人手不足だったんです。
もし怪我をしている方が居たら、すぐ私に知らせてくださいね。
それでは、私は村の西側を見てくるので、貴方は東側をお願いしますね。

お疲れ様です……私の方は何も問題ありませんでしたが、貴方の方は大丈夫でしたか?
土砂崩れも怪我人もなしですか……それは良かったです。でも、それなら貴方の聞いた音は一体……?
「とても大きな『黒い鳥』を見た」……その鳥は、どちらの方へ飛んで行ったんですか?
北の方へ……なるほど、まだ確証はないのですが、貴方が見たのは不和や破滅の前触れといわれる鳥かもしれません。
教会では悪魔の使いとも呼ばれている大烏……それが、どうしてこの村に?
まぁ……とりあえず、中で休みませんか?何をするにしても、疲れたままでは上手くいかないでしょうし。
それでは休憩……の前に、お祈りを済ませておきましょう。こうして無事に帰ってこれたのも、きっと主の思し召し──さぁ、此方へどうぞ。
天に座します我らが主よ、祈りを此処に──そして、あまねく人々に平穏のあらん事を。
さてと、お祈りも終わりましたし……はい、どうかしました?
私の正体?えぇっと、服装を見ればわかる通り、私はこの教会で祈りを捧げているシスターですけど……?
どうしてそんな事を?それに、私達は昨日も会いましたよね……指輪?
「この教会の人達は指輪をしない筈」……あぁ、すっかり忘れてました。
貴方は敬虔な信徒ですからねぇ……こういう細かいところもすぐ分かっちゃうんですね、流石です。
いつまでも隠しておくのもアレですし、少しだけ目を閉じてもらっても良いですか?

はい、もう目を開けて良いですよ~どうです?ビックリしました?
うふふ、私の正体はシスターに化けてた悪魔でした♪
いやぁ~本当に疲れましたよ。教会とか居心地悪いにも程がありますし、わざわざ面倒なお祈りもしなきゃいけないし……それに、烏さんが見られちゃったのも想定外でした。
あの子、警戒心も強くて隠れるのも得意な筈なのに……仕方ないし、この村は後で燃やしておきますね?
そ・れ・よ・り、今は貴方にお話があるんです……ってあぁもう、逃げようとしちゃ駄目です!
こうやって背中に手を回してぎゅーって抱き締めちゃえば……うふふ、もう逃げられないでしょう?
私、実はずーっと前から貴方の事が好きだったんです。貴方は知らないでしょうけど、少なくとも十年くらい前から、貴方の事だけを見てたんですよ。
でも……私は悪魔で貴方は人間、それも悪魔を敵視する教えに従って生きてる人……だから、想いを伝える事が出来なくても、自分が苦しい思いをしても良いから貴方の傍に居ようって決めたんです。
まぁ、こうやってバレちゃった以上は……強硬手段を取らせてもらいますね♪

ほら、私の目を見て……拒もうとしても無理やり見せるだけだから……無駄な抵抗はしない方が良いよ?私の目を見て、私の声を聞いて……私の全てに集中して。
ねぇ……教えなんて忘れて、私と一緒に居ようよ。他の悪魔と違って私は優しいし、君の欲望ならなんだって叶えてあげるよ……だからほら、もう抵抗するのなんて諦めよう?私のモノになっちゃおうよ……ねぇ、なんで私がこんなに必死か分かる?
愛してるの、貴方の事を……誰にも渡したくない、貴方を私だけのモノにしないと気が済まないの。
私の事……受け入れて?

うふふ、その目……私の事、受け入れてくれたんだね♪
嬉しいなぁ、私の事をそんなに愛おしそうに見つめてくれるなんて……私、とっても嬉しいよ。
それじゃあ……今日から私の事は「シスター」じゃなくて「お姉ちゃん」って呼んでね。他の呼び方が良ければ、それでも大丈夫だよ。
それじゃあ……お姉ちゃんにしてほしい事、何かあるかな。君がしてほしい事、お姉ちゃんに教えて?
ふ~ん、そんな事をしてほしいんだ……うふふ、良いよ。お家に帰ったらお姉ちゃんがいっぱいしてあげるから、それまで我慢できる?
うんうん、君はとっても良い子だね……それじゃあ、一緒にお家まで帰ろう。

もう絶対に君の事を離さないから……君はもう、私のモノなんだからね。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレシスター?に堕とされる話
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
霜月鷹
ライター情報
主に女性演者様向けの台本を書いてるタヌキ的な「何か」です。
もし宜しければ、使用実績の方もお願いします…!
有償販売利用の条件
有償・無償問わず演者側キャラクターの性別変更、罰ゲーム等への使用は御遠慮願います。
利用実績(最大10件)
霜月鷹 の投稿台本(最大10件)