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メイドさんは頑張ってほしくない
written by 霜月鷹
  • お姉さん
  • メイド
  • 敬語
公開日2021年06月25日 16:25 更新日2022年05月24日 02:26
文字数
928文字(約 3分6秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
メイド
視聴者役柄
主人(少年)
場所
自宅
あらすじ
 体調不良から快復し、久しぶりに学校へと向かった少年。
 少し疲れながらも久しぶりの学校から帰ると、いつも一緒に居るメイドさんが出迎えてくれた。
 何気ない日常会話と共に、少年は仲の良い「友人」でもある彼女からとある事を忠告される事になる……
本編
まぁ……おかえりなさい、ご主人様。
上着や荷物は預かっておきますから、とりあえずご主人様はリビングで寛いでてくださいね。
そうそう、テーブルの上にあるコーヒー……別に飲んでも良いですけど、私が自分で飲む用に適当に淹れたので、味はあんまり期待しないでくださいね。
とはいえ昔、ご主人様が淹れてくれたのよりは確実に美味しいですから、そこはご安心を。
「そんなに不味かった?」って……そうですね、正直に言えばかなり不味かったです。
さてと、それじゃあ私はご主人様がコーヒーを飲み終わるまでに上着の手入れをしておきますね。何か一緒に食べる物がほしければそこの戸棚にお菓子があるので、適当に摘まんでくださいね。

よいしょっと、これで仕上げも完了!
それで……今日はどうでしたか?「なにが?」って……学校に決まってますよ、学校!
ご主人様、体調不良も治って今日は久しぶりの学校だったじゃないですか……ま、その様子だと少し疲れたでしょう?
お体の方は大丈夫でしたか?朝は調子が良さそうでしたけど……そうですか、それなら良かったです。
でも、決して無理だけはしちゃ駄目ですよ?貴方は何かとすぐに無理をしてしまいますし、あんな事を繰り返していたら、またすぐに体の調子を崩しちゃいますからね。
えぇ、頑張るのは良いですけれど「頑張り過ぎ」は良い事じゃありませんからね……貴方は小さな頃からそういう悪い癖がありましたから。
はい、これはご主人様の「メイド」としてではなく、少し年の離れた貴方の「友人」としての言葉です。
貴方、少しは頑張らない努力をしなきゃ……人生にはそういう努力も必要なんですからね。
という訳で、今週末は私が美味しいコーヒーの淹れ方を教えてあげましょう。インスタントで済ませるのも悪くはないですけど、せっかくなら本格的に淹れてみるのも悪くはないですよ?
こうやって私が先に「お誘い」をしておけば、貴方は休日にまであれこれと慌ただしく予定を詰め込んだりできない……そうでしょう?うふふ、ご主人様相手に少し意地悪だったかしら?
「そうでもない」……それはどうも、貴重なお時間を私のようなメイドに充てて下さいまして、真にありがとうございます♪
それじゃあ、とりあえず今日は夕食まで時間があるので……私が膝枕をして休ませてあげましょうか、ご主人様?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
メイドさんは頑張ってほしくない
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
霜月鷹
ライター情報
主に女性演者様向けの台本を書いてるタヌキ的な「何か」です。
もし宜しければ、使用実績の方もお願いします…!
有償販売利用の条件
有償・無償問わず演者側キャラクターの性別変更、罰ゲーム等への使用は御遠慮願います。
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