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見習い剣士(三女)とのヤンデレな日常
written by 松平蒼太郎
  • 嫉妬
  • 少女
  • ヤンデレ
公開日2021年07月19日 21:02 更新日2021年07月19日 21:02
文字数
1408文字(約 4分42秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
見習い剣士(三姉妹の三女)
視聴者役柄
見習い剣士
場所
隠れ里
あらすじ
pixivにて投稿中の「剣士三姉妹シリーズ」のifシリーズ第三弾。「見習い剣士(三女)との日常」の見習い剣士ちゃんがヤンデレだったら?というお話。
本編
ふう…素振りはこれくらいかな…よし、次は…

あ、来てくれたんだ。いらっしゃい。今日も稽古?

そっか。じゃあいつもどおりこの道場を使ってくれていいよ。

え、手合わせ?

いいよ。わたしもちょうど稽古の相手が欲しかったんだ。じゃ、始めよっか。

(稽古後)

はぁはぁ…つ、強くなったね。さすがだね。

もうわたしなんて超えちゃったんじゃないかな。

結局一本もとれなかったからそれはないって、えぇー…

これでもけっこう危ない場面、あったよ?

1か月前までは初心者だったのに、ここまで強くなったのはすごいよ。ほんとにすごい。お世辞とかじゃなくて。

そっかー…姉さんたちとも手合わせやってるんだ。

こう言うのもなんだけど、よく姉さんたちに挑めるね。

二人とも、わたしなんかとは比べ物にならないくらい、優れた剣の使い手だから…

え、ううん、わたしなんて姉さんたちの足元にも及ばないよ。たぶん一生、敵わない…

そんなことないって、ありがとう。

けど姉さんたちを見てると、どうしても劣等感が込み上げてきちゃうんだ…

ひゃっ⁉︎な、なに、急に手をとったりして⁉︎

え、未熟なのは俺も一緒だからって、そ、そっか…そう言ってくれるんだ…

うん、わかった。わたしはわたしなりに頑張ってみる。

君もこれからわたしと一緒に頑張ってくれる…?

…!ありがとう!うん、お互い頑張ろ!

あ、そうだ。ちょうど昼食の時間だし、せっかくだからご飯作るよ。

遠慮しないで。わたしの稽古に付き合ってくれたお礼。

少し待ってて。すぐに作るから。

(昼食後)

お粗末さまでした。よかった、料理が君の口に合って……

え、片付け手伝うって、いいよいいよ。君はお客様だし…

それに食後で眠たいでしょ?そこの畳で寝てていいから。

って言ってるそばから寝ちゃった…

まぁ当然か。食事と飲み物に睡眠薬盛ったのわたしだし。

(ノック音)

はいはーい。……えっと、どうでした?

そっか、よかったです!二人ともちゃんと彼のことは忘れたんですね!

はい、ありがとうございました。これ、お代です。

はい、また何かあれば頼らせてもらいます。お疲れ様でした。

ふふ、よかったぁ…腕利きの呪術師さんに頼んだ甲斐があった。

お代は高かったけど…彼に関する記憶を消せるなら安いものだよね。

姉さんたちとは正面からぶつかっても勝ち目はないし…

本当は殺すのが一番いいんだろうけど…

流石に彼が可哀想だし、わたしも一応姉さんたちには剣を教えてもらった恩があるから…

一番穏便に済ませられる方法を思いついてよかった。

さて、最後の仕上げに…この教えてもらった呪術で、彼の姉さんたちに関する記憶を消そうかな。

こればっかりはわたしがやらないとね。

彼の中にいる姉さんたちはわたしが殺す。

あの人たちには剣の腕でも女としての魅力も全然敵わないから……こうするしかない。

ねぇ…君は姉さんたちにデレデレしてたけど、もうそんなことはさせない。

君はわたしだけ見てればいいの。他の女なんか見ないで。

あとで起きた時にまた改めて言うけど……わたし、君のこと好きだよ。

わたしの隣でいつも修行頑張ってくれて…君にはいつも励まされてた。

姉さんたちに劣るわたしだって強くなれるんだって教えてくれた。

いつも自分に自信のないわたしを勇気づけてくれて、本当にありがとう。

だからこれはそのお礼。

姉さんたちにオモチャみたいに振り回されて、いつも大変そうだったから…

今度はわたしが君を救う。君を姉さんたちの魔の手から守ってみせる。

準備は…よし、こんなものかな。

待っててね。すぐに君を姉さんたちから解放してあげるから…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
見習い剣士(三女)とのヤンデレな日常
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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