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わかりやすいお嬢様を抱きしめるお話
written by シス=リリシア
  • 告白
  • ラブラブ
  • 甘々
公開日2021年08月17日 22:32 更新日2021年08月31日 21:41
文字数
1209文字(約 4分2秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
お嬢様
視聴者役柄
お嬢様の知り合い
場所
本編
「あら…?今のは…」
 
「ちょっと、そこの貴方?」
 
「やっぱり…こんなところで会うなんて奇遇ね」
 
「貴方、これから時間はあるかしら?…いえ、時間を開けなさい」
 
「なによ、その不満そうな顔は。この私のために時間を使えるのよ?ありがたく思いなさい?」
 
「拒否権などないけれど…来るの?来ないの?」
 
「最初からそう言っていればいいのよ」
 
(小声で)
「やった♪」
 
「い、いえ、何も言ってないわ。ほら、ぼさっとしてないで行くわよ」
 
(少し間を置いて)
「貴方とのデート…こ、こほん!貴方と遊ぶのもなかなか楽しかったわ。今日は付き合ってくれてありがとう」
 
「無理やり連れ回されただけ?その割に貴方も楽しんでたじゃない」
 
「からおけ?という施設に初めて入って何もわからない私に最初は色々説明してくれたけれど、途中から1番楽しんでたのは貴方だったように見えたのだけれど?」
 
「ふふっ、楽しんでくれてたみたいでよかったわ」
 
「それにしても…お洋服を選ぶのはこれからは貴方に任せようかしら。あなたの選んでくれたお洋服はどれもかわいくていいものだったわよ?」
 
「…どうしたの?」
 
「えっ…まるで今日はデートみたいだった…?」
 
「そ、そそそそんなことあるわけないじゃないっ!突然何を言い出すの!?」
 
「な、なによ…急に黙って…」
 
(布が摺れる音)
 
「きゃっ…」
 
「えっ…?なにこれ…私、貴方に抱きしめられて…」
 
「えっ!?あっ、貴方突然何を!?」
 
「す、好き!?付き合って欲しい!?」
 
「あわわわわ…!?」
 
「まって…!ほんとにちょっとまって…!色々起きすぎてパンクしそう…!」
 
「えっと…貴方に突然抱きしめられて…!告白されて…!何が起きているの…!」
 
「わ、私も貴方の事は好きだけれど、でも突然すぎるというか…!」
 
「し、深呼吸?そ、そうね、落ち着かなきゃ…一旦離れるわよ…?」
 
(布が摺れる音)
 
「すー…はー…すー…はー…」
 
「いや…よく考えたらなんで貴方に落ち着くように言われないと行けないの…?全ての原因貴方なのに…」
 
(小声で)
「あれ…さっき私、好きって言っちゃったような…」
 
「ああああぁぁぁ…言っちゃったぁ…もっと雰囲気とかシチュエーションとか考えて言いたかったのに…」
 
「…貴方、私に恥をかかせたのだからもちろん責任は取ってくれるわよね?」
 
「どうやって責任を取ればいいかって…そ、その…」
 
「す、好きなんでしょう…?私と同じ気持ちなのでしょう…?」
 
「だったら…ひとつしかないじゃない…」
 
「私をこれから幸せにしてみせなさいよ…?」
 
(布が摺れる音)
 
「ひゃうっ…!と、ととと突然抱きしめないで…!ほんとに心臓に悪いから…!」
 
「わかった…!わかったからそんなに好き好き言わないで…!」
 
「ううっ…貴方にいいようにされている気がするわ…」
 
「えっと…その…わ、私も貴方の事…す、好き…だから…」
 
「聞こえない…?ぜ、絶対嘘…!にやにやしてる…!」
 
「ううっ…あ、貴方の事、私も好きなの!これで満足!?」
 
「ふふっ…私のこと幸せにしなさいよ…?」
 
「当然だって…?」
 
「…ばーか…えへへ」
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
わかりやすいお嬢様を抱きしめるお話
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
シス=リリシア
ライター情報
 シス=リリシアと申します。普段はトピアという配信アプリで不定期で活動しております。moneepというアプリでも活動予定なのでそちらもよろしくお願いします。
 台本は不定期で気が向いた時に書いているので月単位で更新がないこともあるかもしれません。
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