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王子様は君の手を掴み取る
written by 夜木嵩
  • ヤンデレ
  • 嫉妬
  • 俺様
公開日2021年08月26日 18:00 更新日2021年08月26日 17:50
文字数
1996文字(約 6分40秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
王子様系オレっ娘彼女
視聴者役柄
ヤワ彼氏
場所
カフェ→公園
あらすじ
オレっ娘彼女は愛情強めの王子様気質。
しかし胸に秘めていたのは強い妄想的嫉妬心だった……
(かなり男性寄り)
本編
どうだ、君も注文決めたか?
そうか、ならば。

すみませーん、コーヒーとカフェオレ、あと、ジャンボパフェお願いします。
……ん、どうかしたか? ああ、ジャンボパフェか。

いいだろ? オレ、甘いものは好きなんだよ。
ちょっとくらいならお前も食べてくれるだろ?
どうやらこの店のカップル定番メニューらしくてさ。
オレだって堂々と恋を味わいたいんだよ。
彼氏くんはオレのものって、見せつけたい気分。

あんまり恥ずかしがらないでくれ。
君はオレの自慢の彼氏なんだから。
……好きだ。

やめてって言いながら顔赤くするのも可愛いな。
だから君に愛を囁くのはやめられないんだ。
ずっと、オレのものでいて欲しいって思うよ。

……あ、ありがとうございます。
ほら来たぞ、ジャンボパフェ。
思っていたより大きいんだな。
でも、君と二人なら、問題はなさそうだな。
早く食べようか。

ふふっ、これ、上手く食べていかないと崩れるかもしれないな。
それじゃ、この一口は君に。
ほら、口開けな。
あーん、っと。

……可愛い。
ほら、もう一回。
あーんっ。

ふふっ、パクッってスプーン咥える姿、小動物みたいで可愛いな。
それで、オレは小動物系彼氏くんのスプーンをそのまま、はむっ。

……ん? どうして君の方がそんなあたふたした顔をしているんだ?
こんなの、ただの間接キスじゃないか。
ふふっ、そうかそうか、君は間接キスでたじろぐ純粋彼氏くんというわけか。
可愛いなぁ……

彼氏くんの新しい一面を知る度にまたオレは君のことを好きになっていくのがわかるよ。
……好きだ。

なんだか、いつも君を照れさせてばかりなんだが、オレ、そんなに恥ずかしいことしているのか?
そんな、好きなものを好きと言って何が悪い?
こんなにもオレは君のことが好きなんだが……

ふふっ、そんなにやられっぱなしが嫌ならば、たまには君から言ってくれてもいいんだぞ?
そうだな、オレにスプーンを差し出しながら、気持ちを伝えて食べさせてみようか。

口開けて待ってるから。

……あんっ。

……ああ。オレも好きだぞ。
ふふっ、カウンターで呆気なく撃沈。やっぱり君は可愛いな。

それじゃ、最後の一口は君に。
あーん。

……はい、ごちそうさま。
君の照れ顔もごちそうさま。

あ、いいよ、オレが出すから。
いいだろ? オレは君に面目を気にさせる女ではいたくない。
じゃあ、先に外で待っていてくれ。

(@公園)

……お待たせ。
予定通りならこれで帰るってことになってるんだけれど、どうしても言いたいことがある。
聞いて……くれるよな?

オレ……君のことを真剣に愛しているんだ。
君を誰のものでもないオレのものにしたいってずっと思ってる。

……だから、結婚して、正式にオレのものになってくれないか?

ふふっ、こんな時も君は照れ顔か。
これから、いつでもずっと隣でその顔を見ていたい。

ダメじゃ、ないよな?

……よかった。
流石のオレでもプロポーズは緊張するさ。
ただ、断るわけがないとは信じていたがな。

これから、オレの夫になる君に言わせてくれ。
オレ達二人の幸せな生活のため、約束してほしいことがある。

オレ以外の女のことを考えないでくれ。

こうして付き合っていてわかったんだ。
君が他の女に目を向けている時、他の女に話しかけられている時、君と他の女の関わりがあるというだけでもオレは嫉妬してしまうんだ。

自分でも驚いたよ。オレはこんなにも君のことを独占したくなっているのかって。
悪いけど、この嫉妬は君がオレ以外に関わらないことでしか抑えられない。
どうか、わかってくれ。

あと、もう一つ。
オレの愛を拒まないこと。

優しい君はこれまでそんなことはなかったけど、オレ、怖いんだ。
夢に見るほどに君にオレの愛を避けようとされるのが怖い。

だから、今まで通り、唇を奪われても静かに抱き返してほしい。
君にオレが触れようとしても、嫌がらずにそのままでいてほしい。

……あと、オレ達が一緒に暮らすことになる以上、いずれは抱かせてほしいと君に頼むだろう。
その時だって、黙ってオレに押し倒されてくれ。

オレがこんなしがらみだらけな女で本当にすまない。
だが、それさえ守ってくれれば、オレは君の幸せを約束しよう。

……どうした。こっちを見てくれ。
なっ……考えさせてほしい?

……何を言っているんだ。
もう君はオレのプロポーズを受けたんだ。
今更答えを変えることは出来ない。
もう君はオレの夫になったんだから。

ほら、キス。
嫌じゃない、ほら。

逃げるなッ!

オレは言ったはずだぞ?
オレの愛を拒むなって。
ほら、動かない。

(キス)

はぁ、これでも君はオレを嫌がるのか?

そうか、でもオレは君を離すつもりはない。
もう君はオレのものだ。

しかし、このままではオレのことを愛しい目では見てくれなそうだな。
こうなったらやむを得ないか……

さぁ、オレの家に来い。
オレの部屋で落ち着かせるしかないようだな。

言っておくが、オレの愛は今までの比じゃないぞ。
好きの一言で顔を赤くする君のことだ。すぐにオレ色に染まり切ってしまうだろう。

オレが満足するまで、いくらでも愛してやるからな。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
王子様は君の手を掴み取る
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
夜木嵩
ライター情報
ヤンデレとか書きます。

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