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いきつけカフェのお姉さんが実はヤンデレで…?
written by そらくん
  • お姉さん
  • ストーカー
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
2100文字(約 7分0秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
店員
視聴者役柄
場所
指定なし
あらすじ
ミルク多め砂糖2つのくだり、完全にとび森の『喫茶ハトの巣』になってしまいました…(何の話?)
カフェ店員お姉さんはポニーテールに黒エプロンであってほしいですよね。
本編
あっ、いらっしゃい。
ちょっと久しぶりだね?君が来てくれるの。
最近どうしたの?学校が忙しかったのかな?
もー。常連さんが顔見せてくれなくて、お姉さん寂しかったんだからね?。
最低でも週二回はお店に顔だしてもらわないと。
あははっ、冗談だよ。ほら、こっち座って?
今、ちょうど他にお客さんもいないし。一緒にお話しよっか。
ご注文はどうされますか?……カフェオレ?うん、わかった。
ええっと、ミルク多めの……お砂糖は…2つでしょ?
ふふっ、びっくりした?もちろん把握してますとも。
君の好みだもん。常連さんのお気に入りの注文を把握するのも、カフェ店員のお仕事なのですっ。
……で?今日はどうしたの?
なんだか嬉しそうな顔してるけど。
わかるよ、それくらい。お姉さんに隠し事はできないんだからねー?
それでそれで?何があったのかな?
……………ぇ…?好きな子ができた………?
…それって…どんな子、なのかな…?
バイト先で一緒になった子で…?ふぅん、そっか……そうなんだ…。
…うん…うん。それで、その子とはどこまでいったの?もう付き合ってたりは……しないよね?
…まだだけだど…へー……今度遊ぶ約束したんだ?
……そっか、もうそこまで進展してたんだ…ちょっと慎重になりすぎたかな…。
え?ううん、なんでもないよ。こっちの話。
でも、そうなんだ…。好きな人かぁ。
最近、お店に来てくれないと思ってたら、そういうことだったんだね。
それで、お姉さんに恋愛相談しにきたってわけかー。なるほどねぇ。
もぉ、水臭いなぁ。もっと早くお姉さんに相談してくれたら良かったのに。
ううん、大丈夫だよ。今日はお客さんもこなくて暇してたし。

……ところでなんだけど、君はこのあと…用事とかある?
実はちょっと予定が変わったからさ、今日はもうお店を閉めようと思うんだけど…。
ああ、いいのいいの。君はそのままで。むしろ、君にもちょっと手伝ってもらいたい事があるから。
君の相談のついでに、私のことも手伝ってもらっていい…かな……?
うん、ありがとー。
じゃあじゃあ、ドアのとこのプレート、CLOSEにしておいてもらえる?その間に私、準備しておくから。
なんの?って…?ふふっ、それはまだ秘密。でも大丈夫、絶対きみのためになることだから。
そうそう、そこのプレートを裏返しにしてもらって…あ、あと、玄関の小窓のカーテンも閉めてもらえるかな?
うんうん、ごめんね?手伝ってもらっちゃって。
そしたら…そっちのソファに座っててくれるかな?
お礼と言っては何だけど…じゃーん!はいこれ、お姉さん特製ハーブティーです。
お店で出す予定の試作品で、まだ完成してないんだけど…初めての試飲は君にしてほしいなぁ、と思って。君が来てくれるのを待ってたんだよ?
うん、どうぞどうぞ。召し上がれー。
ミント強めにしてみたから、お口の中すっきりすると思うんだけど…。
……どうかな?美味しい?
ああっ、ごめんね。じっと見つめちゃって。君が私の作ったものを飲んでくれてるとこみるの好きなんだよね。えへへっ、おかしいよね。
別に気にしない?そっかぁ、なら良かった。
……どうしたの?なんかぼーっとしてるけど…。
身体がふわふわする…?ふふっ。大丈夫だから、そのまま気持ちいい感覚に身を預けちゃおうね。
おめめもトロンとしてきたね。いいよ、そのままリラックスしててね。
だんだん、なんにもわからなくなってくるから。
眠たい?我慢できなかったら寝ちゃってもいいからね。
ああ、手伝い…?いいんだよ、そんなのは。
今はほら、ふわふわ暖かいでしょ?大丈夫、大丈夫だからね。

……寝ちゃった…かな…?
ふふ、可愛い寝顔。
……お姉さんね?ずっと君のことを見てきて、可愛いなぁ良い子だなぁって思ってたんだよ?
君はよく、この窓際の席でコーヒー飲みながら本読んでたよね。
そんな君を…こっそり隠し撮りしたり、ちょっと後をつけてお家を調べたり…そうやって影から君を見守ってるだけ満足だったんだぁ。
だけど最近、君がお店に来てくれないから、君の周りを調べてみたら私の知らない女の子と仲良くしてて……。
最初はね?君の気持ちを尊重しようって思ってたんだよ?
私は年上だし…私の気持ちは一方的なもので、君には迷惑なものだったんだって……。
君の想いの、邪魔をしちゃいけないんだって…。
……でも、でもね…?あの子はダメだよ。
だって嘘なんだもん。君があの子に向けてる笑顔も、優しさも…気持ちも…。
君が私に向けてくれる笑顔はね?暖かくて、愛おしくて、私の心をふわふわさせてくれる優しい笑顔なの。でも、あの子に向けられる笑顔は違う。
君があの子に笑いかけてるのを見ると、私の心がざわざわして落ち着かないの。
どんどん、冷たくなっていく感じがして…死にそうになるくらい苦しいの。
だからね……?君のあの笑顔も、あの子への気持も、偽物なんだぁ。
君の笑顔は、優しさは、……私を幸せにしてくれるためにあるんだもん。
…君は勘違いしてるんだよ。ううん、もしかしたら騙されてるのかも。
君は優しいから、悪い人間に騙されちゃうんだよね。
でも安心して?私が、ちゃーんと守ってあげる。
そのために、これからお姉さんのお家でお勉強しようね。
私がどれだけ君のことを愛してるのか教えてあげる。君の本当の気持ちに気づかせてあげる
大丈夫だからね。これからは、ずっと君のことを見ててあげるから。
大好きだよ。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
いきつけカフェのお姉さんが実はヤンデレで…?
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
そらくん
ライター情報
 そらくんです。「みたいなのどうよ氏」に深い感銘を受けて趣味で台本を作らせて頂いています。
 つたない文章ですが、どうぞよろしくおねがいします…!
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