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古書店で店番をしているクラスメイトは僕の唯一の理解者で髪フェチだった
written by 松平蒼太郎
  • 同級生
  • まったり
  • 髪フェチ
  • のんびり屋
  • 女友達
  • 一目惚れ
公開日2021年11月11日 19:57 更新日2021年11月11日 19:57
文字数
883文字(約 2分57秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
クラスメイト
視聴者役柄
クラスメイト
場所
古書店
本編
はーい、いらっしゃーい。

おー、君かー。

まー、ゆっくりしていきなよ。



はいコーヒー、どーぞー。

あはは〜。遠慮しなくていいって〜。

うち、喫茶店じゃないし、これくらいはサービスするよ。

あと、同じクラスのよしみってことで。

そりゃどーもー。

ま、こんなん見よう見まねだけどねー。

それよりいい古書、見つかった?

そかそか。じゃ、ここに掛けて読んでいきなよ。

どーせお客さんも君一人しかいないし。ゆっくりしてって。



…ねー。そろそろいつもの、いい?

サンキュー。じゃ、遠慮なく。

…相変わらずいい髪してんね。いつ触っても飽きない。

うん、いい髪だよ。

サラサラに見えて、実はちょっとクセがあったりして。

スッゲーいい触り心地。最高。

ん?あー、なついね、それ。

最初君がうちの店に来た時さ、店番してたあたしの顔見て固まったよね。

まー、クラスメイトが店番してりゃ、そりゃ驚くよねー。

あはは、お礼されるほどのことはしてないって。

あたしは君の趣味、全然ありだと思ってるからさ。

古書を読むのが好きって人はたしかに一般的じゃないかもしれないけど、あたしはすごいと思うよ。

こんなとこで店番してるけどあたし、こんな難しい本読めないし。

まー、お客さんに聞かれた時のために、置いてある本の位置は大体把握してるけどさ、ホントそんだけ。

え?古書店の娘なのに、コーヒー淹れるのが無茶苦茶上手い?

やー、だからそれは見よう見まねだって。

お母さんがお客さんに淹れてんの見てマネしただけだから。大したことないよ。

ふふっ、サーンキュ。褒め言葉は素直に受け取っとくわ。

まー、あたし的には君が髪を触らせてくれることのが嬉しいんだけどね。

そそ。あたし、髪フェチだからさ。

君の髪を一目見たとき、触りたい!って本気で思った。

いや、自分でもビックリした。一目惚れってホントにあるんだなって。

僕の趣味を唯一認めてくれた人だからって…ふーん、そっかー。

けど嫌だったり鬱陶しかったりしたら、いつでも言ってくれていいからね?

お、なになに?……はい、言質とりましたー。

触られるのも悪くないし、むしろ気持ちいいって。ふふっ♪

これからもこの愛おしい髪、触らせてもらっからね♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
古書店で店番をしているクラスメイトは僕の唯一の理解者で髪フェチだった
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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