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ヤンデレ四神に愛され過ぎて屋敷から出られない〜東門の青龍編〜
written by 松平蒼太郎
  • 監禁
  • 拘束
  • ファンタジー
  • ヤンデレ
  • 人外 / モンスター
  • 敬語
  • 主従関係
  • 守護獣
公開日2021年12月17日 18:23 更新日2021年12月17日 18:23
文字数
1181文字(約 3分57秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
青龍
視聴者役柄
不老不死の人間
場所
天界の屋敷
本編
そこまでです、主(あるじ)。

これ以上、貴方を一歩も外に出すわけには参りません。

…なぜです?この屋敷での生活に一体なんの不満があるというのですか?

この屋敷にいれば衣食住、すべてに不自由することがありません。

ここにいる限り、我々も貴方の願いをできる限り叶えて差し上げます。

だというのに、貴方はなにかにつけては脱走しようとする。

その理由、改めてお聞かせ願えますか?

…今なんと?

よく聞こえなかったので、もう一度おっしゃってください。

下界にいる人間の女の子たちと遊びたい、と。

なるほど、かしこまりました。

貴方を止めるのに手加減は一切不要、ということですね。

では今からあげる選択肢の中で好きなものをお選びください。

業火に焼かれるか、激流に呑まれるか、落雷に打たれるか、暴風で吹っ飛ばされるか…

わかりました。すべてですね。どうかお覚悟を。



おはようございます、主(あるじ)。

また俺は負けたのかって…

お言葉ですが、主では四神の一角であり、東門の守護を司るこの青龍には敵いません。

最初から勝負にすらなっていないのが現状です。

脱走はいい加減、諦めになってはいかがですか?

この屋敷から出るには東西南北のどれかの門をくぐるしかありません。

しかし、いずれの門も人間をはるかに超越した存在である我ら守護獣が守っております。

北門は玄武、西門は白虎、南門は朱雀…

そして東門はこの青龍が守っております。

恐れながら、主が屋敷を出る隙など全くございません。

今一度申し上げます。

このお屋敷を出ることは諦めてください。

ここでずっとわたしたちと一緒に暮らしましょう。

え?貴方を監禁する理由、ですか?

それも前に言ったでしょう?

わたしが貴方を愛しているからだと。

貴方がわたしを愛してくれたように、わたしも貴方を愛しているだけです。

…嘘です。

あのとき言ってくれたじゃないですか。

「お前たちのことはまとめて愛してやる」って。

それは誤解?

いいえ。たしかにこの耳で聞きました。

仮にも神であるわたしの耳を、ただの飾りとでも言いたいのですか?

…あまり調子に乗ってると怒りますよ?

それとももう一度、竜の息吹(ドラゴンブレス)をお見舞いされたいですか?

まぁそれでも大丈夫ですよね?

主(あるじ)は蓬莱の薬を飲んで不老不死になってますもんね?

もう一度くらい、竜の息吹(ドラゴンブレス)をぶちかまされても問題ありませんね?

はぁ…とにかく、もう脱走するのはやめてください。

いくら不老不死になったといえど、主は人間。

わたしたち神には敵わないのは自明の理です。

わかったらここで大人しくしていてください。

もう…駄々っ子みたいに…仕方のない主ですね。

(ハグ)

主…わたしは貴方を愛しています。

貴方は人との戦いで傷ついたわたしを、その力で癒してくださいました。

そしてその口でわたしに愛を囁いてくれました。

わたしも未来永劫、貴方を愛し続けます。

どうかこれからもよろしくお願いしますね?愛しの我が主…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレ四神に愛され過ぎて屋敷から出られない〜東門の青龍編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
 pixivにてフリー台本を投稿しています。
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